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【毎日王冠】
作成日: 2023/10/03 更新日: 2023/10/11

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毎日王冠(2023)出馬表とMI値

出走日: 毎日王冠(GⅡ)/東京/別定/1800m(左・芝)

※枠順発表次第、出走馬表示。予想オッズはnetkeibaを参考

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今週のトラックバイアス
7/27(土)7/28(日)アイビスSD・クイーンS開催 ※更新をお待ちください
開催ダートコメント
小倉
中京記念
※※※※※※※※※※※※
福島
フラットややイン有利ダートが先週と異なり内有利
24/7/21 10:09更新
札幌
フラットフラット開幕週もフラット
24/7/21 10:09更新

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イン有利→ややイン有利→外回イン有利※→フラット→外有利 ※外を回り過ぎてインが有利の状態
コースの特徴

毎日王冠 1950年に4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走・毎日王冠の名称で創設されたのが始まり。第1回は東京競馬場の芝2500mで施行された。第5回までは負担重量を定量とし、また本競走に優勝した馬が翌年以降の本競走に出走できない「勝ち抜け制」を採用していた。第6回より勝ち抜け制を廃止し、負担重量を別定重量としている。

1981年以降は施行競馬場を東京競馬場に、1984年以降は施行距離を芝1800mに変更し、グレード制施行によりGIIに格付けされ現在に至っている。1995年より中央競馬指定交流競走として地方馬に門戸が開かれ、1996年より国際競走に指定され外国調教馬も出走可能となった。

秋のGI競走の前哨戦の位置付けをしており、3歳馬古馬問わず中長距離やマイラーの有力馬が出走する注目度の高い重賞(GII)競走である。中央競馬の秋GIシーズンへの重要なステップ競走であることから、春の安田記念や宝塚記念後に夏シーズンを休養にまわした有力馬陣営が秋の初戦で使うことが多い競走で、施行距離が芝1800mであるが故、同じ東京競馬場で200m長い芝2000mで施行される天皇賞(秋)だけでなく、京都競馬場の芝1600mで行われるマイルチャンピオンシップに向けて重要視されている。

かつては天皇賞(秋)に外国産馬が出走できなかったことから、秋のGIシーズンを前にして有力な内国産馬と外国産馬が出走する競走となり、1993年にはシンコウラブリイがその後天皇賞で1,2着となるヤマニンゼファー、セキテイリュウオーを相手に完勝したり、1998年(第49回)にはサイレンススズカ・エルコンドルパサー・グラスワンダーの3強による限りなくGIに近いGIIとして盛り上がりを見せ、その年には実際に平均レートが国際GI認定基準に達したり、グレード認定後1984年~2011年現在までの28回のうち16回をその時点、あるいは後のGI優勝馬が制するなど非常にレベルの高い競走として知られる。

名称の通り、優勝馬主には副賞品として王冠が贈呈される。また、現在の優勝レイは赤地に金文字となっている。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属馬(外国産馬含む、未出走馬と未勝利馬は除く)、所定の条件を満たした地方競馬所属馬(2頭まで)、及び外国調教馬(9頭まで)。

負担重量は3歳54kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減を基本とし、

施行日当日から1年前の開催週以降のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は2kg増
施行日当日から1年前の開催週以降の牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増
施行日当日から1年前の開催週より過去のGI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬は1kg増

以上の条件で斤量が課せられる。ただし2歳時の成績を除く。

昨年毎日王冠の結果とMI値

開催日:2023/10/08

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着順 馬番 馬名 MI 性別 馬齢 斤量 タイム KP BP AP TP
16エルトンバローズ7835501:45.380-2
0
0
0
210ソングライン8455701:45.3802
0
2
0
31シュネルマイスター8355801:45.3800
0
3
0
44アドマイヤハダル7755701:45.479-2
0
0
0
57ウインカーネリアン7565701:45.677-2
0
0
0
63ノースザワールド7455701:45.776-2
0
0
0
78ジャスティンカフェ7455701:45.875-2
0
1
0
82エエヤン7335601:45.9740
0
0
-1
99バラジ7145701:46.073-2
0
0
0
105バビット6765701:46.370-2
0
0
-1
1112デュガ6445701:46.766-2
0
0
0
1211フェーングロッテン6145701:47.063-2
0
0
0
展開図はありません
毎日王冠(2024)の前哨戦を分析

 

今週は、フルゲート18頭に対して13頭の出走登録にとどまった毎日王冠(2023年)の予想について解説する。

 

毎日王冠は、頭数こそ揃わなかったものの、現役最強マイラーのソングラインが出走を予定していることもあり、秋のG1戦線を占う意味でも注目を集める。

 

毎日王冠では、安田記念馬ソングラインが1番人気となりそうだが、シュネルマイスターやジャスティンカフェも出走を予定しており、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、毎日王冠の出走予定馬の能力を直近のレースごとに分析する。

 

安田記念組

1着のソングライン(戸崎圭太)・3着のシュネルマイスター(ルメール)・8着のウインカーネリアン(三浦皇成)の合計3頭が出走登録している。

 

ソングライン

安田記念の勝利という結果は、中団の外目追走から差し切って2着に1馬身以上の差をつけており、今のマイル戦線の最強メンバーが相手だったことをも考慮すると、非常に強い内容であった。

 

また、ソングラインは、ヴィクトリアマイルで着差こそ僅かだが、スローペースの前残りの展開を差し切っており、力の違いを見せつけた。

 

なお、ソングラインは、スプリント戦線の適性がなくて、その前の2戦は取りこぼしたが、去年の安田記念も制しており、マイル戦線では間違いなくトップクラスの能力を秘める。

 

よって、毎日王冠の予想においては、200mの距離延長であっても、現役最強マイラーのソングラインに本命級の高い評価を与えて当然である。

 

シュネルマイスター

安田記念の3着という結果は、位置取りを下げすぎたこともあり、上がり32秒8の脚を使っても届かなかっただけで、着差ほどの能力差はなかった。

 

また、シュネルマイスターは、マイラーズカップで久しぶりの勝利を飾ったが、11番人気のシャイニーロックが僅差の4着に残る展開を差し切っており、力の違いを見せつけた。

 

更に、シュネルマイスターは、去年(2022年)の安田記念において、直線で前が塞がる不利を受けながらもソングラインにクビ差まで迫っており、スムーズならば勝っていた可能性が高い。

 

よって、毎日王冠の予想においては、シュネルマイスターが2年ぶりの同レース制覇を飾ってもおかしくないと判断すべきである。

 

ウインカーネリアン

安田記念の8着という結果は、先手を取ったが止まってしまっており、力負けであった。

 

ただし、ウインカーネリアンは、東京新聞杯を逃げ切っており、内有利のトラックバイアスや先行馬有利の展開の助けがあれば、もう少し走れる能力を秘める。

 

よって、毎日王冠の予想においては、開幕週の馬場を生かして且つ楽に先行できそうな場合にのみ、ウインカーネリアンの逃げ粘りに注意を払うべきである。

 

エプソムカップ組

1着のジャスティンカフェ(横山典弘)が出走を予定している。

 

ジャスティンカフェ

エプソムカップの勝利という結果は、G1の狭間の一線級不在のメンバー構成に恵まれたことは確かだが、中団の外目追走で直線も大外から突き抜けており、力の違いを見せつけた。

 

ただし、ジャスティンカフェは、東京新聞杯で1番人気を裏切ってしまったように、実力はあっても、脚質的に前を捕らえられないことも多い。

 

また、ジャスティンカフェは、去年の2着馬だが、去年は10頭立てで今年よりもメンバーが弱かった感も否めない。

 

よって、毎日王冠の予想においては、ジャスティンカフェの切れ味に高い評価を与えつつも、開幕週の馬場でトラックバイアスが内有利になるようであれば脚を余す可能性も頭に入れて評価すべきである。

 

NHKマイルカップ組

9着のエエヤン(ミルコ・デムーロ)が出走を予定している。

 

エエヤン

NHKマイルカップの9着という結果は、直線で前が開かずに内に追いやられてしまったとみれば度外視可能だが、前が空いてからも脚を使えなかった。

 

なお、エエヤンは、ニュージーランドトロフィーで早め先頭から押し切っており、気分良く走れさえすれば、3歳のマイル戦線ではトップクラスの能力を示した。

 

ただし、NHKマイルカップ馬シャンパンカラーが次走の安田記念で14着に惨敗しているように、3歳のマイル戦線はクラシック戦線よりもレベルがかなり落ちることも確かである。

 

よって、毎日王冠の予想においては、3歳馬と古馬との比較が難しいものの、エエヤンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

関越ステークス組

2着のアドマイヤハダル(田辺裕信)・4着のキングストンボーイが出走登録している。

アドマイヤハダル

関越ステークスの2着という結果は、スタートで出遅れた分だけストーリアに差されてしまっただけだが、勝ち馬がストーリアであったように低調なメンバー構成を考えると勝たなければいけないレースであった。

 

なお、アドマイヤハダルは、鳴尾記念でも3着に好走しているが、こちらも重賞にしてはかなり低調なメンバー構成で好位から流れ込んだだけであった。

 

よって、毎日王冠においてアドマイヤハダルが好走するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。

 

キングストンボーイ

関越ステークスの4着という結果は、中団のイン追走から脚を使ったが、アドマイヤハダルにも及ばなかった。

 

また、キングストンボーイは、青葉賞2着のあと、重賞では敷居が高いレースを繰り返している。

 

よって、毎日王冠の予想においては、キングストンボーイに高い評価は不要である。

 

ラジオNIKKEI組

エルトンバローズ(西村淳)が出走を予定している。

 

エルトンバローズ

ラジオNIKKEI賞の勝利という結果は、後のセントライト記念馬レーベンスティールを破ったことは立派だが、開幕週のイン有利のトラックバイアスで好位のインを追走する展開に恵まれたものであり、レース内容の価値としては微妙である。

 

実際、2番手追走から粘り込んだシルトホルンがセントライト記念で7着に敗れてしまっており、このときはレーベンスティールが大きな不利で能力を発揮できなかっただけでもある。

 

よって、毎日王冠の予想においては、3連勝中の上がり馬ではあるものの、エルトンバローズに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

七夕賞組

14着のフェーングロッテン(松若風馬)が出走登録している。

 

フェーングロッテン

七夕賞の14着という結果は、先行するいつもの競馬ができなったので度外視可能である。

 

なお、フェーングロッテンは、中山金杯、金鯱賞、鳴尾記念と重賞で好走を繰り返しているが、いずれもスローペースでの逃げに恵まれたものである。

 

なお、今回は、マイル戦でも先手を取れるウインカーネリアンが出走を予定しており、フェーングロッテンが逃げられる可能性は低い。

 

よって、毎日王冠の予想においては、自分の競馬ができなそうなフェーングロッテンに高い評価は不要である。

 

以上、毎日王冠に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、毎日王冠(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

3

サリオス

5

1

松山弘

2

9

ジャスティンカフェ

4

3

福永祐

3

4

ダノンザキッド

4

4

戸崎圭

2021

1

1

シュネルマイスター

3

1

ルメ

2

7

ダノンキングリー

5

2

川田将

3

5

ポタジェ

4

4

吉田隼

2020

1

9

サリオス

3

1

ルメ

2

5

ダイワキャグニー

6

4

内田博

3

7

サンレイポケット

5

5

荻野極

2019

1

9

ダノンキングリー

3

1

戸崎圭

2

3

アエロリット

5

2

津村明

3

4

インディチャンプ

4

3

福永祐

2018

1

9

アエロリット

4

1

モレ

2

5

ステルヴィオ

3

3

ルメ

3

1

キセキ

4

6

川田将

2017

1

8

リアルスティール

5

3

デム

2

12

サトノアラジン

6

5

川田将

3

7

グレーターロンドン

5

4

田辺裕

2016

1

10

ルージュバック

4

1

戸崎圭

2

7

アンビシャス

4

3

ルメ

3

1

ヒストリカル

7

11

横山典

2015

1

13

エイシンヒカリ

4

1

武豊

2

4

ディサイファ

6

4

四位洋

3

6

イスラボニータ

4

7

蛯名正

2014

1

2

エアソミュール

5

8

武豊

2

6

サンレイレーザー

5

11

田辺裕

3

8

スピルバーグ

5

5

北村宏

2013

1

6

エイシンフラッシュ

6

4

福永祐

2

10

ジャスタウェイ

4

6

柴田善

3

7

クラレント

4

5

川田将

 

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ソングライン 

5

安田記念(G1)1

アドマイヤハダル

5

関越S(OP)2

シュネルマイスター

5

安田記念(G1)3

エルトンバローズ

3

ラジオNIKKEI(G3)

3

ジャスティンカフェ

5

エプソムC(G3)1

バビット

6

アメリカジョッキーC(G2)8

ホウオウビスケッツ

3

日本ダービー(G1)

6

フェーングロッテン

4

七夕賞(G3)14

エエヤン 

3

NHKマイルC(G1)

9

バラジ

4

新潟記念(G3)5

ウインカーネリアン

6

安田記念(G1)8

ノースザワールド

5

メイS(OP)7

 

マスターと椎名友希が『毎日王冠』の質問に答えます

Q1:東京芝1,800mの特徴

東京芝1,800mの特徴を教えてください。開幕週で、過去10年の結果を見ると比較的人気上位で決着しているようです。能力通りの結果になりやすいのでしょうか?

Q2:安田記念(G1)組の評価

安田記念から1着のソングライン、3着のシュネルマスター、8着のウインカーネリアンが出走予定です。ソングラインは大外枠で中団外目から伸びて快勝で、シュネルマイスターは後方から追い込み、ウインカーネリアンは逃げて粘っていました。ソングラインは強かったと思いますが、シュネルマイスターがソングラインを逆転するのは難しいでしょうか?

Q3:ジャスティンカフェの評価

昨年の2着馬で、エプソムカップ(G3)勝ち馬のジャスティンカフェが出走予定です。8枠でしたが、後方から大外を回って勝ちました。マイルチャンピオンSでは直線進路がなく6着で、シュネルマイスターも直線馬に挟まれて仕掛けが遅れ5着でした。また東京新聞杯では、後方から届かず1番人気4着で、ウインカーネリアンが逃げ切り勝ちしました。マスターの評価を教えてください。

Q4:3歳馬の評価

3歳から日本ダービー6着のホウオウビスケッツ、NHKマイルC9着のエエヤン、ラジオNIKKEI賞1着のエルトンバローズが出走予定です。ホウオウビスケッツはかなり掛かって先行し、直線で一瞬ハナに立ち見せ場ありで、上位とは0.2秒差でした。エエヤンは雨の重馬場で、内をロスなく乗りましたが直線では狭くなりました。エルトンバローズはインの好位から伸びて勝ち、3着のレーベンスティールはセントライト記念で内枠を活かしソールオリエンスをおさえて勝ちました。マスターが積極的に買いたい3歳馬はいますか?

Q5:アドマイヤハダルの評価

関越S(OP)2着のアドマイヤハダルが出走予定です。出遅れから中団馬群に入れ、直線は伸びましたが後方からストーリアに差されました。鳴尾記念では先行馬群からじりじりと伸びて2着で、勝ったボッケリーニは宝塚記念で7着でした。どちらかというと安定感があり、そこそこ走るタイプかなと思いますが、今回のメンバーではどうでしょうか?

Q6:フェーングロッテンとバビットの評価

七夕賞14着のフェーングロッテンが出走予定です。これまで3戦続けて逃げて好成績でしたが、このレースでは逃げれず後方外目の競馬になり3番人気で惨敗でした。今回もバビットやウインカーネリアンがいるので、逃げれない可能性は高いでしょうか?また、バビットは休養明けの復帰戦です。怪我などもあり、なかなかレースを使えなかったようですが、ラジオNIKKEI賞ではパンサラッサに勝っています。バビット推しの椎名さん、今回も買いますか?

Q7:秋のG1で楽しみなレースは?

秋のG1が始まりました。イクイノックスとドウデュースが出る天皇賞秋を楽しみにしている競馬ファンが多いみたいですが、椎名さんが楽しみにしているG1レースは何ですか?またはG1でなくても密かに楽しみにしているレースがあったら教えてほしいです。

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