共同通信杯(GⅢ)/東京/別定/1800m(左・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して8頭の出走登録にとどまった
共同通信杯(2019年)の予想について解説する。
共同通信杯は、スワーヴリチャードなど多数の名馬を排出しており、クラシック戦線(2019年)を占う意味でも注目を集める。
無敗の2歳チャンピオンアドマイヤマーズ(ミルコ・デムーロ)が単勝1倍台の断然人気となりそうだが、他にも素質馬が揃っており楽しみな一戦である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、共同通信杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
朝日杯フューチュリティステークス組
1着のアドマイヤマーズが出走登録している。
アドマイヤマーズ
朝日杯フューチュリティステークスの勝利という結果は、先行2頭から離れた3番手を気分よく追走する展開に恵まれたものである。
それを考慮しても、アドマイヤマーズが2着のクリノガウディーに2馬身もの差をつけたことは立派である。
更に、アドマイヤマーズは、4戦4勝と能力的にも底を見せていない。
よって、共同通信杯の予想では、アドマイヤマーズに本命級のかなり高い評価を与えて当然である。
京都2歳ステークス組
1着のクラージュゲリエ(武豊)が出走を予定している。
クラージュゲリエ
京都2歳ステークスの勝利という結果は、スローペースを差し切る着差以上に強い内容であった。
また、クラージュゲリエは、レベルの高い札幌2歳ステークスでも3着に破れはしたものの、着差は僅かであった。
よって、共同通信杯の予想では、クラージュゲリエにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ひいらぎ賞組
1着のダノンキングリー(戸崎圭太)が出走登録している。
ダノンキングリー
ひいらぎ賞の勝利という結果は、終始外を回らされながらも、2着に3馬身半もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、共同通信杯の予想では、急激なメンバー強化を考慮しても、ダノンキングリーにもかなり高い評価を与えるべきである。
京成杯組
6着のナイママ(柴田大知)・7着のマードレヴォイス(三浦皇成)
の合計2頭が出走登録している。
ナイママ・マードレヴォイス
京成杯のレース内容は見所がなかった。
よって、共同通信杯の予想では、ナイママ及びマードレヴォイスに高い評価は不要である。
唯一注意を払うとすれば、共同通信杯は先行馬不在のメンバー構成なので、ナイママが楽に先行した場合のみであろう。
新馬組
ゲバラ(大野拓弥)・ツュヴァルツリーゼ(石橋脩)・
フォッサマグナ(ルメール)
の合計3頭が出走を予定している。
ゲバラ・ツュヴァルツリーゼ・フォッサマグナ
新馬戦の勝利という結果は、いずれの馬も着差以上に強い内容であった。
よって、共同通信杯の予想では、能力的に底を見せていないゲバラ、ツュヴァルツリーゼ及びフォッサマグナにも注意を払うべきである。
特に、フォッサマグナは、後のきさらぎ賞3着馬ランスオブプラーナを楽に差し切っていることから、共同通信杯でもそれなりの高い評価を与えるべきである。
以上、共同通信杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
共同通信杯(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。