神戸新聞杯(GⅡ)/阪神/馬齢/2400m(左・芝)
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今週は、フルゲート18頭に対して11頭の出走登録馬にとどまった
神戸新聞杯(2018年)の予想について解説する。
菊花賞のステップレースで、日本ダービー馬ワグネリアンが1番人気となりそうだが、今年の牡馬クラシック戦線はレースごとに着順が大きく入れ替わっており、混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、神戸新聞杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
日本ダービー組
1着のワグネリアン(福永祐一)・2着のエポカドーロ(戸崎圭太)・
4着のエタリオウ(ミルコ・デムーロ)・9着のアドマイヤアルバ(岩田康誠)・
10着のステイフーリッシュ(横山典弘)・11着のタイムフライヤー(内田博幸)
の合計6頭が出走登録している。
ワグネリアン
日本ダービーの勝利という結果は、スローペースを見越して好位を追走させた福永祐一騎手の好騎乗によるものではあるが、2着に半馬身差をつけており、瞬発力は上であることを示した。
よって、神戸新聞杯の予想では、ワグネリアンにかなり高い評価を与えて当然だが、力が抜けているわけでもないので、絶対視までは禁物である。
エポカドーロ
日本ダービーの2着という結果は、スローペースを楽に逃げる展開に恵まれたものである。
また、エポカドーロは、皐月賞を圧勝しているが、激しい逃げ争いから大きく離れた4番手という単騎逃げと同じ状態の展開に恵まれたものである。
よって、神戸新聞杯の予想では、器用な先行力を持つエポカドーロにもそれなりの高い評価を与えるべきだが、皐月賞馬・日本ダービー2着馬という実績ほどの評価は不要である。
エタリオウ
日本ダービーの4着という結果は、先行勢が上位を独占するなかで唯一後方から追い込んでおり、レース内容としては一番であった。
よって、神戸新聞杯の予想では、ミルコ・デムーロ騎手騎乗で人気になってしまいそうだが、差しが届く展開になるようであれば、エタリオウがダービー上位組をまとめて差し切ってもおかしくないと判断すべきである。
アドマイヤアルバ
日本ダービーの9着という結果は、上がりナンバーワンの脚を使ったものの、前残りの展開で全く届かなかった。
なお、アドマイヤアルバは、常に崩れなく走っているものの、勝ちきれない事が多いのも確かである。
よって、神戸新聞杯の予想では、アドマイヤアルバが好走するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。
ステイフーリッシュ
日本ダービーの10着という結果は、見所がなかった。
ただし、ステイフーリッシュは、京都新聞杯のように、気分良く先行させれば、もう少し走れそうな感もある。
よって、神戸新聞杯の予想では、ステイフーリッシュに押さえ程度の評価は与えるべきである。
タイムフライヤー
日本ダービーのレース内容は見所がなかった。
よって、神戸新聞杯の予想では、タイムフライヤーに高い評価は不要である。
ラジオNIKKEI賞組
1着のメイショウテッコン(松山弘平)が出走を予定している。
メイショウテッコン
ラジオNIKKEI賞の勝利という結果は、一戦級不在の弱いメンバーと、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものである。
よって、神戸新聞杯の予想では、メイショウテッコンが好走するためには、先行有利の馬場で好位のインを追走するなどかなりの助けが必要と判断すべきである。
札幌記念組
7着のゴーフォザサミット(蛯名正義)が出走登録している。
ゴーフォザサミット
札幌記念の7着という結果は、牡馬の一線級が揃っていた上に、前崩れの展開を早めに勝ちに行く競馬によるものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
また、ゴーフォザサミットは、日本ダービーにおいて、1コーナで不利を受けながらも、大きくは負けていない。
よって、神戸新聞杯の予想では、ゴーフォザサミットにも多少の注意を払うべきである。
以上、神戸新聞杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
神戸新聞杯(2018年)の最終的な予想を決断する。
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予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。