農林水産省賞典 小倉記念(GⅢ)/小倉/ハンデ/2000m(右・芝)
今週のメインレースは、サマー2000シリーズの第48回小倉記念(2012年)である。
第48回小倉記念(2012年)は、中心馬不在のハンデ戦ということもあり、混戦が予想される。
そこで第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想は、ステップレースごとに出走予定馬の能力を分析する。
七夕賞(2012年)組からは、1着のアスカクリチャン(内田博)、2着のトーセンラー(岩田)、3着のミキノバンジョー(太宰)、5着のニシノメイゲツ(田中勝)、7着のゲシュタルト(蛯名)及び8着のエクスペディション(浜中)が第48回小倉記念(2012年)に出走する。
アスカクリチャンの七夕賞(2012年)の勝利は、久々の競馬での重賞制覇と考えると立派だが、逃げたミキノバンジョー及びケイアイドウソジンが3~4着に逃げ粘る前残りのペースで好位から追走する展開に恵まれたものでもある。
よって第48回小倉記念(2012年)、叩き2走目で上昇が見込めるアスカクリチャンにそれなりの評価を与えるべきだが、七夕賞馬というだけで過大評価すべきでないと第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
トーセンラーの七夕賞(2012年)の2着は、馬込みの中で動けずに仕掛けが遅れてしまったものであった。直線で外から追い込んだのはただ一頭であったことからも分かるように、レース内容としては、トーセンラーは勝ったアスカクリチャンを大きく上回る。
またトーセンラーは、菊花賞でも3着につけており、実績的にも上位である。
よって第48回小倉記念(2012年)、重いハンデを考慮しても、トーセンラーに七夕賞組で最も高い評価を与えるべきと第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、ミキノバンジョーの七夕賞(2012年)の3着は、マイペースの逃げによるものであって、レース内容としての価値は低い。
よって第48回小倉記念(2012年)、エーシンジーラインが逃げるので、マイペースでの逃げを打てない展開面を考慮すると、ミキノバンジョーに高い評価は不要と、第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
ニシノメイゲツの七夕賞(2012年)の5着は、ロスなく馬群をさばいたものではあるが、これまでの成績を考えると大健闘と言っていい内容であった。
しかし一方、ニシノメイゲツの好走は、七夕賞のレベル自体が低かったことを示す可能性があることを頭に入れて、第48回小倉記念(2012年)を予想すべきと第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
ゲシュタルトの七夕賞(2012年)の7着は、インの3番手を追走してのものであり、前残りの展開を考慮すると全く価値のないレース内容であった。
よって第48回小倉記念(2012年)、叩き2走目での上昇分を加味しても、ゲシュタルトに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
ただしゲシュタルトは、器用な先行力を持ち好位で競馬ができるので、イン有利の馬場で、且つ好位のインで競馬ができるようであれば、好走の可能性が高まるとも、第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、エクスペディションの七夕賞の8着は、休み明けで終始外を回らされてのものであり、度外視可能である。
またエクスペディションは、去年の夏の小倉戦で2連勝しており、夏の小倉は得意な舞台である。
ただしエクスペディションは、重賞4戦連続で人気を裏切っているように、人気先行タイプでもある。
よって第48回小倉記念(2012年)、エクスペディションにも押さえ程度の評価を与えれば十分と第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
関ヶ原ステークス組からは、1着のダノンバラード(小牧)及び2着のワルキューレ(武豊)が第48回小倉記念(2012年)に出走する。
ダノンバラードの関が原ステークス(2012年)の勝利は、着差以上に強い内容であった。
なおダノンバラードは、準オープン勝ち直後の重賞挑戦となるが、ラジオNIKKEI杯勝ちや皐月賞3着など、実績的にはむしろ上である。
よって第48回小倉記念(2012年)、ダノンバラードに高い評価を与えて当然と第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、ワルキューレの関が原ステークスの2着は、ダノンバラードにこそ力負けであったが、3着のダコール以下には1馬身半以上の着差をつけている。
よって第48回小倉記念(2012年)、ワルキューレに、ダノンバラードを軸にした場合にのみ連下候補の評価を与えるべきと第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
新潟大賞典組(2012年)からは、6着のナリタクリスタル(幸)が第48回小倉記念(2012年)に出走する。
ナリタクリスタルの新潟大賞典の6着は、2着馬と0秒1差で走っており、着順ほど悪い内容ではなかった。
またナリタクリスタルは、新潟記念を2勝しているように、夏場のG3ならば能力的にも互角以上である。
よって第48回小倉記念(2012年)、重ハンデのナリタクリスタルも展開さえはまれば好走可能と第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、名古屋大賞典組からは、3着のエーシンジーライン(岩田)が第48回小倉記念(2012年)に出走する。
エーシンジーラインの名古屋大賞典の3着は、
地方のダートでのものであり、第48回小倉記念(2012年)の参考にはならない。
なおエーシンジーラインは、小倉大賞典勝ちの実績が示すように、マイペースで逃げられればかなりしぶとい。
よって第48回小倉記念(2012年)、単騎逃げ濃厚のエーシンジーラインの逃げ切りに要注意と、第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想では判断している。
以上のように第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想は、第48回小倉記念(2012年)に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、ハンデ、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第48回小倉記念(2012年)の最終的な予想を決断する。
第48回小倉記念の競馬理論の競馬予想のファンの方は、第48回小倉記念(2012年)の最終的な予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。