農林水産省賞典小倉記念(GⅢ)/小倉/ハンデ/2000m(右・芝)
今週のメインレースは、サマー2000シリーズの第49回小倉記念である。
第49回小倉記念は、2009年に16番人気のダンスアジョイを本命に予想して的中した相性の良いレースである。そこで、競馬理論の競馬予想では、第49回小倉記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
七夕賞組からは、1着のマイネルラクリマ(柴田大知)、3着のタガノエルシコ、4着のマックスドリーム(古川吉洋)、5着のダコール(丸田恭介)、7着のエクスペディション(浜中俊)、8着のタムロスカイ(北村友一)、11着のナリタクリスタル(松山弘平)及び15着のトシザマキが第49回小倉記念に出走する。
マイネルラクリマの七夕賞の勝利という結果は、イン有利で追い込みが届きにくい馬場に恵まれたにせよ、2着に2馬身半もの差をつける強い内容であった。
よって、第49回小倉記念の競馬予想においても、充実著しいマイネルラクリマに七夕賞の着差ほどではないにせよ、本命級の高い評価を与えるべきである。
一方、タガノエルシコの七夕賞の3着という結果は、イン有利の馬場で最内をつくロスのない競馬をしたものであって、レース内容としての価値は低い。
よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、タガノエルシコに七夕賞3着ほどの高い評価は不要である。
一方、マックスドリーム、ダコール及びエクスペディションは、4~7着に敗れはしたものの、イン有利の馬場において終始外を回らされてのものであって、悲観すべき内容ではない。
よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、マックスドリーム、ダコール及びエクスペディションの巻き返しに注意すべきである。特に、エクスペディションは、去年の小倉記念を2馬身半差で圧勝したことからもわかるように、夏場の小倉競馬は最も得意な舞台なので、今年の第49回小倉記念の競馬予想においても本命級の高い評価を与えるべきである。
また、マックスドリーム、ダコール及びトシザマキは、追い込み一手の脚質なので、先行争いが激化する展開や外の差しが届く馬場になるようであれば、まとめての差し切りの可能性が高まる。
一方、タムロスカイ及びナリタクリスタルは、七夕賞の見所のないレース内容を見る限り、第49回小倉記念の競馬予想で高い評価は不要である。
一方、福島テレビ杯組からは、4着のミキノバンジョー、5着のゲシュタルト及び9着のオートドラゴンが第49回小倉記念に出走する。
ミキノバンジョーの福島テレビ杯の4着という結果は、イン有利の馬場で逃げを打ってのものであり、レース内容としての価値は低い。
よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、ミキノバンジョーに高い評価は不要である。
一方、ゲシュタルトの福島テレビ杯の5着という結果は、イン有利の馬場において終始外を回らされてのものであって悲観すべき内容ではない。
よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、ゲシュタルトにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、オートドラゴンは、福島テレビ杯の見所のないレース内容から高い評価は不要である。
一方、中京記念組からは、6着のサトノパンサー(和田竜二)及び8着のセイクリットセブンが第49回小倉記念に出走する。サトノパンサー及びセイクリットセブンは、G3にしては冴えないメンバー構成の中京記念で敗れており、第49回小倉記念の競馬予想で高い評価は不要である。
一方、関ヶ原ステークス組からは、メイショウナルト(武豊)が第49回小倉記念に出走する。メイショウナルトの関ヶ原ステークスの関ヶ原ステークスの2着という結果は、
格上げ初戦で準OPにメドをつける内容ではあったが、重賞では通用していないニューダイナスティに敗れてしまったのは残念である。よって、第49回小倉記念の競馬予想においては、更にメンバーが強化する点を考慮すると、メイショウナルトに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第49回小倉記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教、ハンデ及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第49回小倉記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第49回小倉記念の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。