小倉大賞典(GⅢ)/小倉/ハンデ/1800m(右・芝)
今週は、フルゲート16頭に対してぴったり16頭の出走登録馬となった
小倉大賞典(2019年)の予想について解説する。
小倉大賞典は、冬場のローカルのハンデ重賞ということもあり、人気が割れそうな混戦模様である。
ウオッカの子供タニノフランケルが人気を集めそうだが、力が抜けているわけでもなく波乱も予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、小倉大賞典の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
まずは
中山金杯組
3着のタニノフランケル(川田将雅)・7着のエアアンセム(吉田隼人)・
12着のマウントゴールド(浜中俊)
の合計3頭が出走登録している。
タニノフランケル
中山金杯の3着という結果は、1枠から楽に逃げる展開に恵まれたものだが、しぶとく粘っており力をつけていることも確かである。
よって、小倉大賞典の予想では、再度楽に先行できる展開に恵まれるようであればタニノフランケルの残り目にも注意を払うべきである。
ただし、タニノフランケルに人気ほどの信頼感があるとは思うべきではない。
エアアンセム
中山金杯の7着という結果は、出遅れて脚を余してしまったものであり、力負けではない。
また、エアアンセムとタニノフランケルの差は僅か0秒1である。
なお、エアアンセムは、年が明けて8歳となったが、去年の夏以降も重賞で好走を繰り返しており、衰えは見られない。
よって、小倉大賞典の予想では、展開次第で、エアアンセムがタニノフランケルを逆転可能と判断すべきである。
マウントゴールド
中山金杯の12着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、先行する自分の競馬ができなかったことを考慮すれば、度外視可能である。
ただし、マウントゴールドは、近走、いずれも展開に恵まれての好走で、中山金杯の1番人気は過剰人気であったことも確かである。
よって、小倉大賞典の予想では、マウントゴールドに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
京都金杯組
2着のマイスタイル(田中勝春)が出走を予定している。
マイスタイル
京都金杯の2着という結果は、パクスアメリカーナにこそ力負けであったが、逃げずに好走できたことは収穫である。
よって、小倉大賞典の予想では、折り合いさえつけば、マイスタイルにも注意が必要である。
福島記念組
1着のスティッフェリオ(丸山元気)・11着のレトロロック(松若風馬)
の合計2頭が出走登録している。
スティッフェリオ
福島記念の勝利という結果は、前2頭から大きく離れた3番手を気分良く追走する展開に恵まれたことは確かだが、マイスタイル及びエアアンセムに1馬身以上の着差をつけたことは立派である。
よって、小倉大賞典の予想では、スティッフェリオの重賞連覇の可能性は高いと判断すべきである。
レトロロック
福島記念の11着という結果は、なし崩し的に足を使わされてしまい見せ場がなかった。
ただし、レトロロックは、小倉競馬場ならば崩れなく走るので、多少の見直しは必要である。
よって、小倉大賞典の予想では、レトロロックにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
ディセンバーステークス組
4着のナイトオブナイツが出走を予定している。
ナイトオブナイツ
ディセンバーステークスの4着という結果は、大外からいい脚を使ったが位置取りの差の分だけ届かなかった。
よって、小倉大賞典の予想では、差しが届く展開になるようであれば、ナイトオブナイツにも注意を払うべきである。
以上、小倉大賞典に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
小倉大賞典(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。