きさらぎ賞(GⅢ)/京都/別定/2000m(右・芝)
今週のメインレースは、第51回きさらぎ賞である。
きさらぎ賞は、京都1800mが舞台ということもあり、クラシックに直結しないレースにも思えるが、過去10年の連対馬だけを見ても、ダンツフレーム、ネオユニヴァース、メイショウサムソン、アサクサキングス、スマイルジャック及びリーチザクラウンの6頭が日本ダービーで連対しており、名馬輩出レースでもある。
そこで、第51回きさらぎ賞の競馬理論は、第51回きさらぎ賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
シンザン記念組からは、2着のオルフェーヴル(池添)及び6着のマーベラスカイザー(渡辺)が出走する。
オルフェーヴルのシンザン記念の2着は、先行馬が止まらない京都の芝コースで追い込んだ事自体は評価に値するが、イン有利の馬場で内目を走ることができる1枠に恵まれたものでもある。
また、オルフェーヴルは、京王杯2歳ステークスにおいて、外を回らされると伸びを欠いており、力でねじ伏せるほど圧倒的な力がないのも事実である。よって競馬予想では、第51回きさらぎ賞、オルフェーヴルにそれなりの高い評価を与えるべきではあるが、ドリームジャーニーの全弟ということで過剰に人気になるようであれば押さえ程度の評価にとどめるのも一つの手と第51回きさらぎ賞の競馬理論では判断している。
一方、マーベラスカイザーのシンザン記念の6着は、イン有利の馬場で最内をすくったにもかかわらず、7馬身も離されており、上位とは着順以上の能力差があった。
よって競馬予想では、第51回きさらぎ賞、マーベラスカイザーを軽視しても問題ない と第51回きさらぎ賞の競馬理論では判断している。
一方、暮れのラジオNIKKEI杯2歳ステークス組からは、3着のコティリオン(安藤勝)及び4着のウインバリアシオン(福永祐一)が第51回きさらぎ賞に出走する。
コティリオンのラジオNIKKEI杯2歳ステークスの3着は、直線で大きな不利を受けてのものであり、上位2頭とは能力的に大きな差はない。
しかしながら、コティリオンは、前走の平場500万下戦でハイペースに巻き込まれたとはいえ、低調なメンバー相手に3着に敗れてしまった。
よって競馬予想では、第51回きさらぎ賞、ラジオNIKKEI杯の内容を考慮して、コティリオンに高い評価を与えるべきだが、過信は禁物 とも第51回きさらぎ賞の競馬理論では判断している。
一方、ウインバリアシオンのラジオNIKKEI杯の4着は、外枠で折り合いを欠いて終始外を回らされたと考えれば悪くない内容だが、スローペースで先行した割にゴール前で止まってしまった印象も拭えない。
よって競馬予想では、第51回きさらぎ賞、コティリオンと同様に、ウインバリアシオンにも高い評価を与えるべきだが過信は禁物と第51回きさらぎ賞の競馬理論では判断している。
一方、ウインバリアシオンが制した野路菊ステークス組からは、2着のメイショウナルト(幸)が第51回きさらぎ賞に出走する。
メイショウナルトは、野路菊ステークスでインの3番手の絶好位を走りながらも、ウインバリアシオンに2馬身半もの差をつけられてしまった。
よって、第51回きさらぎ賞、メイショウナルトに、ウインバリアシオンを軸とした場合の連下候補程度の評価を与えれば十分と競馬理論では判断している。
一方、福寿草特別からは3着のトーセンラー(デムーロ)及び5着のカーマイン(和田)が第51回きさらぎ賞に出走する。
トーセンラーの福寿草特別の3着は、インが極端に有利だった京都競馬場の芝コースで大外を回らされてのものであり、上位2頭がインを回った馬であったことを考慮すると、一番強いレース内容であった。
また、トーセンラーの前々走のエリカ賞の3着は、直線で前が塞がれる不利が影響してものであり、度外視可能である。
よって、第51回きさらぎ賞、デムーロ騎手騎乗という点も考慮して、3着続きもレース内容が抜群のトーセンラーに本命級の高い評価を与えるべき と競馬理論では判断している。
一方、カーマインの福寿草特別の5着は、8枠13番からの発走ながらも上手くインに潜り込ませた福永騎手の好騎乗によるものであり、トーセンラーとは着差以上に能力差がある。
よって、第51回きさらぎ賞、カーマインに、トーセンラーの下の評価で十分と競馬理論では判断している。
別路線組では、ギリギリヒーロー(藤岡佑)及びゴールドブライアン(岩田康)が第51回きさらぎ賞に出走する。
ギリギリヒーローは、前走の500万下戦でコティリオンに先着しているが、前走はハイペースで前潰れの展開を追い込んだものであり、レース内容としてはコティリオンが上である。
よって、第51回きさらぎ賞、ギリギリヒーローよりもコティリオンが上という評価が妥当と競馬理論では判断している。 一方、ゴールドブライアンは、前走の若駒ステークスで出遅れて競馬にならなかった。しかしながら、ゴールドブライアンは、京都2歳ステークスにおいて、
直線で包まれて脚を余しながらも、ラジオNIKKEI杯馬ダノンバラードと差のない競馬をしており、メンバー比較では互角以上の評価もできる。
よって、第51回きさらぎ賞、ダノンバラードを穴馬として注目すべき と競馬理論では判断している。
以上のように、競馬理論は、第51回きさらぎ賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第51回きさらぎ賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第51回きさらぎ賞の予想をお楽しみに。
よって
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。