金鯱賞(G2)/中京競馬場/芝2000m/右/条件:4歳以上オープン/賞金:6700万円

今週は、フルゲート18頭に対して13頭の出走登録馬にとどまった金鯱賞(2020年)の予想について解説する。
金鯱賞は、頭数こそ少なくなりそうだが、サートゥルナーリアの復帰戦ということで、大阪杯を占う意味でも注目を集める。
サートゥルナーリアが単勝1倍台の断然人気となりそうだが、人気を裏切ることもあるタイプで絶対視までは禁物である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、金鯱賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
まずは有馬記念組
2着のサートゥルナーリア(ルメール)が出走登録している。
サートゥルナーリア
有馬記念の2着という結果は、勝ったリスグラシューには力負けであったが、古馬の一線級相手に連対を確保したことは立派である。
なお、サートゥルナーリアは、休み明けで臨んだ皐月賞や神戸新聞杯を制しているように、久々でも問題ない。
よって、金鯱賞の予想では、実績断然のサートゥルナーリアに本命級の高い評価を与えて当然である。
チャレンジカップ組
1着のロードマイウェイ(川田将雅)が出走を予定している。
ロードマイウェイ
チャレンジカップの勝利という結果は、開幕週の前が残りやすい展開を外から差し切っており、着差以上の強さを見せつけた。
なお、ロードマイウェイは、5連勝中であり、能力的にも底を見せていない。
よって、金鯱賞の予想では、更なるメンバー強化であっても。ロードマイウェイにも高い評価を与えるべきである。
日経新春杯組
6着のサトノガーネットが出走登録している。
サトノガーネット
日経新春杯の6着という結果は、後方からそれなりの脚を使ったものの、特に見せ場があったわけでもない。
なお、サトノガーネットは、前崩れの展開となった中日新聞杯で重賞初制覇を果たしている。
よって、金鯱賞の予想では、外差しが届く展開になりそうな場合にのみ、サトノガーネットに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
アメリカジョッキークラブカップ組
3着のラストドラフト(吉田隼人)・6着のニシノデイジー(田辺裕信)の合計2頭が出走を予定している。
ラストドラフト
アメリカジョッキークラブカップの3着という結果は、3~4コーナーで外に大きく触れる不利を受けながらも、そこから再度脚を使っており、不利がなければと思わせる内容であった。
よって、金鯱賞の予想ではラストドラフトにも高い評価を与えるべきである。
ニシノデイジー
アメリカジョッキークラブカップの6着という結果は、故障馬の影響で外へ振られる不利を受けてのものであり、もう少し走れた。
しかしながら、ラストドラフトのほうが大きな不利を受けており、不利がなくても勝負にならなかったことも確かである。
なお、ニシノデイジーは、日本ダービーで展開に恵まれたとはいえども5着に好走した実績がある。
よって、金鯱賞の予想では、ニシノデイジーにも押さえ程度の評価を与えれば十分である。
中山金杯組
10着のギベオン(福永祐一)が出走登録している。
ギベオン
中山金杯の10着という結果は、57.5キロのハンデといえども、好位から伸びを欠いており、見せ場がなかった。
よって、金鯱賞でギベオンが好走するためには、好位のインでロスのない位置を追走するなど展開の助けが必要と判断すべきである。
以上、金鯱賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、ハンデ、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、金鯱賞(2019年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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