菊花賞(G1)/阪神競馬場/芝外3000m/右/条件:サラブレッド系3歳牡・牝/賞金:1億1200万円

今週のメインレースは、3冠最終関門の第76回菊花賞である。
第76回菊花賞は、2冠馬ドゥラメンテが不在ということもあり混戦模様である。
そこで競馬理論の競馬予想では、第76回菊花賞に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
神戸新聞杯組からは、1着のリアファル(ルメール)、2着のリアルスティール(福永祐一)、6着のレッドソロモン(川須)、7着のアルバートドック(藤岡康太)、8着のタガノエスプレッソ(菱田裕二)及び13着のマッサビエル(戸崎圭太)が第76回菊花賞に出走する。
リアファルの神戸新聞杯の勝利という結果は、芝2戦2勝と能力的に底を見せていないが、いずれもスローペースの単騎逃げという展開に恵まれたものであり、着差ほど絶対的な能力差があるようには見えない。
よって第76回菊花賞の競馬予想においては、
リアファルに高い評価を与えて当然だが、楽に逃げを打てない可能性が高い今回が試金石の一戦になると判断すべきである。
一方、リアルスティールの神戸新聞杯の2着という結果は、スローペースでリアファルを捕らえられなかったものの、3着以下に2馬身以上の差をつけており、皐月賞2着、日本ダービー4着の底力を見せつけた。
よって、第76回菊花賞の競馬予想においては、展開次第でリアルスティールがリアファルを逆転可能と判断すべきである。
レッドソロモン、アルバートドック、タガノエスプレッソ及びマッサビエルは、神戸新聞杯の見所のないレース内容を見る限り、第76回菊花賞の競馬予想において高い評価は不要である。
唯一注意を払うとしたら、4コーナー最後方で脚を余したアルバートドックの巻き返しくらいであろう。
セントライト記念組からは、1着のキタサンブラック(北村宏)、2着のミュゼエイリアン(横山典弘)、3着のジュンツバサ(石橋脩)、5着のベルーフ(川田将雅)、6着のタンタアレグリア(蛯名正義)、7着のサトノラーゼン(岩田康誠)及び10着のブライトエンブレム(田辺裕信)が第76回菊花賞に出走する。
キタサンブラックのセントライト記念の勝利という結果は、行ったきりの前残りの展開を2番手から押し切ったものであり、過大評価は禁物である。
よって第76回菊花賞の競馬予想においては、キタサンブラックが好走するためには先行馬有利の展開に恵まれる必要があると判断すべきである。
一方、ミュゼエイリアンのセントライト記念の2着という結果は、スローペースを楽に逃げる展開に恵まれたものである。
また、ジュンツバサのセントライト記念の3着という結果は、中団のインを追走し直線でも内を突くコースロスのない競馬によるものである。
よって、第76回菊花賞の競馬予想においては、ミュゼエイリアン及びジュンツバサにセントライト記念の着順ほど高い評価は不要である。
ベルーフ、タンタアレグリア、サトノラーゼン及びブライトエンブレムは、前残りの展開で脚を余したもので、度外視可能であり、第76回菊花賞での巻き返しに注意を払うべきである。
特に、日本ダービー2着馬サトノラーゼン、セントライト記念で馬なりのまま直線に向いたタンタアレグリアに第76回菊花賞の競馬予想においてはそれなりの評価を与えるべきである。
別路線組では、2連勝の内容が着差以上に強く長距離適性が高そうなスティーグリッツ(内田博幸)に第76回菊花賞の競馬予想においては注意を払うべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第76回菊花賞に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第76回菊花賞の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第76回菊花賞の最終的な予想をお楽しみに。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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