京成杯(GⅢ)/中山/別定/2000m(右・芝)
今週のメインレースは、第55回京成杯である。
第55回京成杯は、皐月賞と同じ中山2000mで行われるということもあり、2015年のクラシック戦線を占う意味でも注目される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第55回京成杯に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
ホープフルステークス組からは、3着のブラックバゴ(戸崎圭太)、4着のソールインパクト(福永祐一)、10着のディアコンチェルト(後藤浩輝)、12着のマイネルシュバリエ(柴田大知)及び13着のフォワードカフェ(蛯名正義)が第55回京成杯に出走する。
ブラックバゴのホープフルステークスの3着という結果は、直線で前が開かず仕掛けが遅れたものではあるが、終始ロスのない競馬をさせた戸崎圭太騎手の好騎乗によるものでもある。
よって、第55回京成杯の競馬予想においては、ブラックバゴに高い評価を与えるべきだが絶対視までは禁物である。
一方、ソールインパクトのホープフルステークスの4着という結果は、直線で外に出した分だけ届かなかったが、ブラックパゴとレース内容としては互角である。
よって、第55回京成杯の競馬予想においては、展開次第でソールインパクトがブラックバゴを逆転可能と判断すべきである。
一方、のディアコンチェルト、マイネルシュバリエ及びフォワードカフェは、ホープフルステークスの見所のない内容から、第55回京成杯の競馬予想において高い評価は不要である。
一方、東京スポーツ杯組からは、5着のクラージュシチーが第55回京成杯に出走する。
クラージュシチーの東京スポーツ杯の5着という結果は、スタートで出遅れてしまったものであり、ソールインパクトとはレース内容的に差がない。
よって、第55回京成杯の競馬予想においては、クラージュシチーにソールインパクトと互角程度の評価は与えるべきである。
一方、エリカ賞組からは、1着のベルーフ(川田将雅)、2着のクルーガー及び12着のダノンリバティが第55回京成杯に出走する。
ベルーフのエリカ賞の勝利という結果は、
重賞級を破った事自体は立派だが、ロスのない競馬をさせた川田騎手の好騎乗によるものでもある。
よって、第55回京成杯の競馬予想においては、ベルーフにとって試金石の一戦になると判断すべきである。
一方、クルーガーのエリカ賞の2着という結果は、好位のインを追走する絶好の展開に恵まれたものであり、ベルーフには力負けであった。
よって、第55回京成杯の競馬予想においては、クルーガーが好走するためには展開の助けが必要と判断すべきである。
一方、寒竹賞組では、1着のタケルラムセス(横山典弘)及び5着のブライトバローズが第55回京成杯に出走する。
タケルラムセスの寒竹賞の勝利という結果は、ロスのない競馬をさせた北村騎手の好騎乗によるものだが、2戦2勝と能力的に底を見せていないことも確かである。
よって、第55回京成杯の競馬予想においては、未知の魅力があるタケルラムセスにもそれなりの高い評価が必要である。
一方、ブライトバローズの寒竹賞の5着という結果は、直線で不利を受けてのものだが、スムーズな競馬だったとしても勝ち負けできたようにも見えない。
よって、第55回京成杯の競馬予想においては、ブライトバローズに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、未勝利勝ち組では、バルビエール(柴山雄一)に注目すべきである。
バルビエールの未勝利戦の勝利という結果は、力の違いを見せつけたものであり、時計的にも重賞で通用してもおかしくない。
よって、第55回京成杯の競馬予想においえては、格下には見えるが、バルビエールにも注意が必要である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第55回京成杯に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第55回京成杯の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第55回京成杯の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。