京阪杯(GⅢ)/京都/別定/1200m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して21頭もの出走登録馬があった
京阪杯(2018年)の予想について解説する。
京阪杯は、スプリンターズステークス後の重賞ということもあり、一線級不在の混戦模様である。
スプリント戦では底を見せていないダノンスマッシュ(北村友一)が1番人気となりそうだが、比較が難しく難解な一戦である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、京阪杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
まずは
スプリンターズステークス組
6着のワンスインナムーン(大野拓弥)・14着のアレスバローズ(藤岡佑介)
の合計2頭が出走登録している。
ワンスインナムーン
スプリンターズステークスの6着という結果は、イン有利の馬場で逃げた割には止まってしまったが、G1で逃げを打てるスピードは素晴らしいものがある。
よって、京阪杯の予想では、前が止まりにくい京都の1200m戦であることを考慮すると、ワンスインナムーンの逃げ粘りに注目して当然である。
アレスバローズ
スプリンターズステークスの14着という結果は力負けであった。
ただし、アレスバローズは、CBC賞・北九州記念と重賞を連勝しており、G3ならば能力的に上位でもある。
よって、京阪杯の予想では、アレスバローズの巻き返しにも注意を払うべきである。
スワンステークス組
3着のグアンチャーレ(古川吉洋)・4着のベステンダンク(池添謙一)・
5着のコウエイタケル(小牧太)・8着のキングハート(浜中俊)
グアンチャーレ
スワンステークスの3着という結果は、上位2頭にこそ力負けであったが、内をロスなく追走すれば通用する能力を示した。
よって、京阪杯の予想では、再度内でロスのない競馬ができるようであれば、グアンチャーレにも注意を払うべきである。
ベステンダンク・コウエイタケル・キングハート
スワンステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、京阪杯の予想では、ベステンダンク、コウエイタケル及びキングハートに高い評価は不要である。
キーンランドカップ組
2着のダノンスマッシュ(北村友一)が出走を予定している。
ダノンスマッシュ
キーンランドカップの2着という結果は、勝ったナックビーナスに力負けであった上に、好位のインを追走する展開に恵まれたものである。
よって、京阪杯の予想では、ダノンスマッシュを人気ほど過信すべきではない。
セントウルステークス組
9着のフミノムーン(国分優作)・11着のダイアナヘイロー(菱田裕二)・
12着のアサクサゲンキ(松山弘平)
の合計3頭が出走登録している。
フミノムーン・ダイアナヘイロー・アサクサゲンキ
セントウルステークスの敗戦は見所がなかった。
よって、京阪杯の予想では、フミノムーン、ダイアナヘイロー及びアサクサゲンキに高い評価は不要である。
ただし、アサクサゲンキは、出遅れながらも差のない競馬をした実績から、差しが届く展開になれば好走可能である。
また、ダイアナヘイローは逃げる競馬させできればシブトイので、楽に先行できるようであれば粘り込みには注意を払うべきである。
オパールステークス組
1着のアンヴァル(酒井学)・2着のグレイトチャーター(福永祐一)・
4着のカラクレナイ
の合計3頭が出走を予定している。
アンヴァル
アンヴァルのオパールステークスの勝利という結果は、50キロの軽ハンデに恵まれたことは確かだが、2着に2馬身近い差をつけたことは立派である。
よって、京阪杯の予想では、再度能力させ発揮できれば、アンヴァルも好走可能と判断すべきである。
グレイトチャーター・カラクレナイ
オパールステークスの2・4着という結果は、いつも堅実にいい脚を使うことを示した。
よって、京阪杯の予想では、前崩れの展開になるようであれば、グレイトチャーター及びカラクレナイの追い込みにも注意を払うべきである。
中京記念組
11着のダイメイフジ(秋山真一郎)が出走登録している。
ダイメイフジ
中京記念の11着という結果は、距離が長かったこともあるが力負けであった。
ただし、ダイメイフジは、展開に恵まれたとは言えども、安土城ステークスにおいて後の安田記念馬モズアスコットを破っている。
よって、京阪杯の予想では、休み明けを考慮しても、ダイメイフジに押さえ程度の評価を与えるべきである。
以上、京阪杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
京阪杯(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。