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2012/07/02 2016/08/19

【 アイビスSD2012予想】 上がり馬エーシンヴァーゴウが3連勝で重賞制覇なるか?

出走日:2012年07月08日(日)
アイビスサマーダッシュ(GⅢ)/新潟/別定/1000m(左・芝)

今週のメインレースはサマースプリントシリーズの第11回アイビスサマーダッシュである。第11回アイビスサマーダッシュは、直線1000mという特殊な条件で行われる唯一の重賞である上に、中心馬不在の混戦模様である。

そこで、競馬理論は第11回アイビスサマーダッシュに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに競馬予想の分析を行う。

同じ直線1000mで行われたルミエールステークス組からは1着のエーシンヴァーゴウ(福永祐一)、2着のストロングポイント(丸田)、3着のシャウトライン(中舘)、6着のセブンシークィーン(太宰)が第11回アイビスサマーダッシュに出走する。

エーシンヴァーゴウのルミエールステークスの勝利は、直線1000mの適性の高さを示したものではあるが、有利な外枠からの発走によるものであり過大評価は禁物である。

更に、ルミエールステークスは2着馬が準オープンクラスで通用していないストロングポイントであったことからも分かるように、レースのレベル自体が低い可能性は否めない。

よって、第11回アイビスサマーダッシュ、直線1000mのオープン勝ちの実績だけで人気になるエーシンヴァーゴウを過信すべきないと競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、ストロングポイントのルミエールステークスの2着は、2勝している直線1000m競馬の適性の高さを示したものではあるが、オープンにしては冴えないメンバー構成に恵まれたと見るのが妥当である。

よって、第11回アイビスサマーダッシュ、重賞で更にメンバーが強化する点を考慮して、ストロングポイントを軽視すべきと競馬理論では判断している。

一方、シャウトラインのルミエールステークスの3着も、エーシンヴァーゴウと同じように有利な外枠に恵まれたものである。

なお、ストロングポイントの斤量が1キロ増で、シャウトラインが1キロ減であることを考慮すると、 シャウトラインがストロングポイントを逆転する可能性は高い。

また、シャウトラインは、次走のバーデンバーデンカップにおいて、開幕週の先行有利の馬場状態で逃げを打ったが3着に敗れてしまった。 これらのことから、第11回アイビスサマーダッシュ、シャウトラインに、エーシンヴァーゴウが勝利した場合の連下候補程度の評価を与えれば十分と競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、セブンシークィーンのルミエールステークスの6着は、道悪で脚を殺されたと見ることもできるが、オープンでは少し敷居が高かったと見るのが妥当である。

よって、第11回アイビスサマーダッシュ、オープンでは能力的に足らないセブンシークィーンを軽視すべきと競馬理論では判断している。一方、CBC賞組からは、2着のヘッドライナー(幸)及び9着のジェイケイセラヴィ(江田照)が第11回アイビスサマーダッシュに出走する。

ヘッドライナーのCBC賞の2着は、57.5キロのハンデを背負ってのものと考えると高い評価を与える必要があるが、最初の3ハロン33秒9のスローペースを逃げる展開に恵まれたものである。

CBC賞は、10番人気のタマモナイスプレイが2番手追走から3着に粘り込んだことからも、スローの前残りの競馬であったことが分かる。

これらのことから、ヘッドライナーのCBC賞の2着自体には高い評価は不要だが、直線1000mは、ヘッドライナーの先行力を生かせる絶好の舞台になる可能性が高い上に、第11回アイビスサマーダッシュは、CBC賞よりもかなりメンバーが弱い。

よって、第11回アイビスサマーダッシュ、G1でも先行できるスピードを持つヘッドライナーに本命級の高い評価を与えるべきと競馬理論では判断している。

一方、ジェイケイセラヴィのCBC賞の9着は、終始外を回らされる展開によるものであり、ヘッドライナーと着差ほどの能力差があるわけではない。

また、ジェイケイセラヴィは、去年のアイビスサマーダッシュの2着馬であり、直線競馬は得意な舞台である。

更に、ジェイケイセラヴィは、去年のキーンランドカップにおいても、ワンカラットの2着に好走しており、夏場に強い。よって、第11回アイビスサマーダッシュ、直線競馬の適性を加味すると、ジェイケイセラヴィがヘッドライナーを逆転する可能性は低くないと競馬理論では判断している。

一方、シャウトラインが3着に敗れたバーデンバーデンカップ組からは、2着のエーブダッチマン(石橋脩)、4着のアポロフェニックス(柴田善)及び8着のアポロドルチェ(西田)が第11回アイビスサマーダッシュに出走する。

エーブダッチマンのバーデンバーデンカップの2着は、ケイアイアストンにこそ力負けであったが、逃げたシャウトラインを楽に交わしている。

よって、第11回アイビスサマーダッシュ、エーブダッチマンに、ルミエールステークスの上位組と互角又はそれ以上の評価を与えるべきと競馬理論では判断している。

一方、アポロフェニックスのバーデンバーデンカップの4着は、道中で包まれて位置取りが悪くなる不利を受けたものではあるが、特別に見所のあるレース内容でもない。

ただし、アポロフェニックスは去年の函館スプリントステークスで3着に好走しているように、夏場も走る。よって、第11回アイビスサマーダッシュ、アポロフェニックスにも多少の注意を払うべきと競馬理論では判断している。

一方、アポロドルチェのバーデンバーデンカップの8着は、後方のインでまったく伸びない見所のないレース内容であった。

なお、アポロドルチェは、アイビスサマーダッシュの上位争い常連であり、直線1000m競馬は最も得意な条件だが、近走の走りを見る限り衰えは隠せない。

よって、第11回アイビスサマーダッシュ、得意な直線1000mであっても、アポロドルチェを軽視すべきと競馬理論では判断している。

一方、準オープン特別の船橋ステークス組からは4着のアイアムマリリン(村田)、11着のマヤノロシュニ(松岡)、14着のバイラオーラ(伊藤工)及び15着のテイエムキューバが第11回アイビスサマーダッシュに出走する。

アイアムマリリンの船橋ステークスの4着は、終始外を回らされたものであり、レース内容としては悪くない。

しかしながら、前走の船橋ステークスは準オープン戦であったことを考慮すると、第11回アイビスサマーダッシュでは急激なメンバー強化になる点は否定できない。

よって、第11回アイビスサマーダッシュ、アイアムマリリンに押さえ程度の評価を与えれば十分と競馬理論では判断している。 一方、マヤノロシェニ、バイラオーラ及びテイエムキューバは、いずれも船橋ステークスの見所のないレース内容から、第11回アイビスサマーダッシュで好走する可能性は低い。

一方、別路線組では、サアドウゾ(田辺)及びレッドストラーダ(吉田豊)が注目される。サアドウゾは、直線1000mを2連勝した直後に第11回アイビスサマーダッシュに挑戦するが急激にメンバーが強化した感が否めない。

また、レッドストラーダは、内で詰まって脚を余した袖ヶ浦特別を度外視できるので、前々走のガベーラ賞の圧勝劇だけ走れれば、
低調な短距離戦線の重賞でも通用しそうである。

ただし、レッドストラーダはスタートが悪く先行力のあるタイプではないので、直線1000mの競馬では距離不足の感も否めない。よって、第11回アイビスサマーダッシュ、サアドウゾ及びレッドストラーダにも押さえ程度の評価を与えれば十分と競馬理論では判断している。

以上のように競馬理論は、第11回アイビスサマーダッシュに出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第11回アイビスサマーダッシュの最終的な予想を決断する。

競馬理論のファンの方は、第11回アイビスサマーダッシュの競馬予想をお楽しみに。

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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