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2022/12/25 2023/02/09

【 ホープフルS2022予想】 ガストリックが3連勝でのG1制覇なるか?

出走日:2023年01月01日(日)
ホープフルステークス(GⅠ)/中山/馬齢/2000m(右・芝)

今週は、フルゲート18頭に対して18頭ぴったりの出走登録馬があったホープフルステークス(2022年)の競馬予想について解説する。

 

ホープフルステークスは、3冠馬コントレイルを輩出しているように、来年のクラシック戦線を占う意味でも注目を集める。

 

2連勝で東京スポーツ杯2歳ステークスを制したガストリック(三浦皇成)が人気を集めそうだが、初対戦の馬だけでなく、対戦メンバーも勝負付けが住んだわけではなく、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、ホープフルステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

東京スポーツ杯2歳ステークス組

1着のガストリック(三浦皇成)・3着のハーツコンチェルト(松山弘平)・4着のドゥラエレーデ(ムルザバル)・5着のフェイト(坂井瑠星)の合計4頭が出走登録している。

 

ガストリック

東京スポーツ杯2歳ステークスの勝利という結果は、後方の馬群の離れたところを気分よく追走し、コーナーワークでは内をロスなく追走する展開の助けはあったが、人気2頭の外からの追い上げをしのぎきったことは立派である。

 

なお、東京スポーツ杯2歳ステークスの7着馬ジョウショウホープ及び8着馬シルトホルンが次走のひいらぎ賞でワンツーを決めており、レースのレベルも高かった。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、2戦2勝で能力的に底を見せていないガストリックに高い評価を与えるべきだが、東京スポーツ杯2歳ステークスの勝利だけで、勝負付が済んだと見るのは早計である。

 

ハーツコンチェルト

東京スポーツ杯2歳ステークスの3着という結果は、単勝1.8倍の断然人気を裏切ってしまったが、出遅れて終始外を回らされてしまったことを考えれば、負けて強しの内容であった。

 

また、ハーツコンチェルトは、弱いメンバーだったとはいえども、デビュー戦で8馬身差の大楽勝をした素質馬である。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、ハーツコンチェルトの巻き返しがあってもおかしくないと判断すべきである。

 

ドゥラエレーデ・フェイト

東京スポーツ杯2歳ステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、ドゥラエレーデ及びフェイトに高い評価は不要である。

 

葉牡丹賞組

1着のミッキーカプチーノ(戸崎圭太)が出走を予定している。

 

ミッキーカプチーノ

葉牡丹賞の勝利という結果は、開幕週のイン有利の馬場で中団のインで脚を溜める展開に恵まれたことは確かだが、2着に3馬身半もの差をつけたことは立派である。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、同じ条件で楽勝した実績があるミッキーカプチーノにも高い評価を与えるべきだが、前走の着差だけで過信も禁物である。

 

野路菊ステークス組

1着のファントムシーフ(福永祐一)が出走登録している。

 

ファントムシーフ

野路菊ステークスの勝利という結果は、弱いメンバー構成に恵まれたことは確かだが、楽に逃げ馬を捕らえてゴール前でも余裕がありながらも、2着に2馬身の差をつけた。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、ファントムシーフが福永祐一ジョッキーに最後のG1制覇をもたらしてもおかしくないと判断すべきである。

 

京都2歳ステークス組

1着のグリューネグリーン(ミルコ・デムーロ)・2着のトップナイフ(横山典弘)・3着のヴェルテンベルク(横山武史)の合計3頭が出走を予定している。

 

グリューネグリーン

京都2歳ステークスの勝利という結果は、少し競りかけられたことを考えれば立派だが、イン有利の馬場を活かしての逃げ切りであり、レース内容としての価値は微妙である。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、グリューネグリーンが好走するためには楽に逃げる展開などの助けが必要と判断すべきである。

 

トップナイフ

京都2歳ステークスの2着という結果は、4コーナーでぶつけられる不利がなければ勝っていたと思われるが、極力内を突くロスのない展開に恵まれたことも確かである。

 

また、トップナイフは、キャリア7戦ということもあり、上がり目も少ない。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、トップナイフに高い評価は不要である。

 

ヴェルテンベルク

京都2歳ステークスの3着という結果は、ラチ沿いを走れなかった上に、4コーナーでトップナイフ以上の不利を受けており、レース内容としては上位2頭と互角である。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、京都2歳ステークスのレースのレベルが低いことは否めないが、ヴェルテンベルクが上位2頭と互角以上の競馬も可能と判断すべきである。

 

百日草特別組

1着のキングズレイン(C.ルメール)が出走登録している。

 

キングズレイン

百日草特別の勝利という結果は、2着に1馬身以上の差をつけたことは立派だが、弱いメンバー構成で内で脚を溜める展開にも恵まれた。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、メンバー強化を考慮すると、キングズレインに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

芙蓉ステークス組

1着のシーウィザード(浜中俊)が出走を予定している。

 

シーウィザード

芙蓉ステークスの勝利という結果は、好位から抜け出したが、7頭立ての弱いメンバー構成に恵まれただけである。

 

また、シーウィザードは、今年のレベルの低い新潟2歳ステークスでも3着に敗れている。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、シーウィザードに高い評価は不要である。

 

黄菊賞組

1着のセブンマジシャン(クリスチャン・デムーロ)に出走を予定している。

 

セブンマジシャン

黄菊賞の勝利という結果は、弱いメンバー構成と雨で外差しが有利になった馬場状態に恵まれた。

 

ただし、セブンマジシャンは2戦2勝と能力的には底を見せていない。

 

よって、ホープフルステークスの予想においては、セブンマジシャンに押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

以上、ホープフルステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ホープフルステークス(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

※ホープフルSの教えてマスターQ&Aはありません。枠順発表後の解説動画は12/26(月)又は12/27(火)にアップ予定です。

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