ホープフルステークス(G1)/中山競馬場/芝2000m/右/条件:サラブレッド系2歳/賞金:7000万

今週は、フルゲート18頭に対して17頭の出走登録があったホープフルステークス(2019年)の予想について解説する。
ホープフルステークスは、まだ歴史が新しいG1だが、皐月賞と同じ舞台ということもあり2020年のクラシック戦線を占う意味でも注目を集める。
東京スポーツ杯で衝撃的な強さを見せたコントレイル(福永祐一)が単勝1倍台の断然の1番人気となりそうだが、初対戦となる馬も多く、波乱もありうる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、ホープフルステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
東京スポーツ杯組
1着のコントレイル(福永祐一)・3着の(ラインベック)の合計2頭が出走登録している。
コントレイル
東京スポーツ杯の勝利という結果は、時計的にもレース内容的にも強いの一言に尽きる圧倒的な内容であった。
よって、ホープフルステークスの競馬予想では、2020年のクラシック戦線の主役候補のコントレイルに人気であっても本命級のかなり高い評価を与えて当然である。
ラインベック
東京スポーツ杯の3着という結果は、好位のインを追走してのものであり、力負けであった。
よって、ホープフルステークスの予想では、父ディープインパクト、母アパパネの超良血を考慮しても、ラインベックに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
アイビーステークス組
1着のワーケア(ルメール)が出走を予定している。
ワーケア
アイビーステークスの勝利という結果は、ほぼ馬なりのまま重馬場で上がり33秒3の脚で後続を突き放しており、力の違いを見せつけた。
よって、ホープフルステークスの予想では、急激なメンバー強化を考慮しても、ワーケアにもかなり高い評価を与えて当然である。
芙蓉ステークス組
1着のオーソリティ(池添謙一)が出走登録している。
オーソリティ
芙蓉ステークスの勝利という結果は、かなり弱いメンバー構成に恵まれたものではあるが、圧勝であった。
また、オーソリティは、他の有力馬と異なり、中山2000mの舞台を経験した強みもある。
よって、ホープフルステークスの予想では、能力的に底を見せていないオーソリティにも注目すべきである。
札幌2歳ステークス組
1着のブラックホール(石川裕紀人)が出走を予定している。
ブラックホール
札幌2歳ステークスの勝利という結果は、4コーナーで外に振られる不利を受けながらも差し切っており、ハイペースの前残りの展開に恵まれたにせよ、強い内容であった。
また、ブラックホールは、新馬戦でオーソリティに敗れているが、位置取りの差の分だけ届かなかっただけであり、力負けではない。
よって、ホープフルステークスの予想では、ブラックホールにオーソリティと互角程度の評価は与えるべきである。
萩ステークス組
1着のヴェルトライゼンデ(マーフィー)が出走登録している。
ヴェルトライゼンデ
萩ステークスの勝利という結果は、好位から抜け出す上手な競馬で押し切ったが、時計的にも内容的にも平凡な感は否めない。
よって、ホープフルステークスの予想では、2戦2勝という未知の魅力を考慮しても、ヴェルトライゼンデに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
黄菊賞組
4着のブルーミングスカイ(田辺裕信)が出走を予定している。
ブルーミングスカイ
黄菊賞の4着という結果は、4コーナーで前の馬が下がってくる不利を受けており、度外視可能である。
なお、ブルーミングスカイは、紫菊賞で出遅れながらも2着に好走しているが、好位のインを追走する展開に恵まれたものでもある。
よって、ホープフルステークスの予想では、ブルーミングスカイにも押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上、ホープフルステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、ホープフルステークス(2019年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
ホープフルステークスの記事一覧


