阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)/阪神/馬齢/1600m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して23頭の出走登録があった
阪神ジュベナイルフィリーズの予想について解説する。
阪神ジュベナイルフィリーズは、2歳女王決定戦であり、来年の牝馬クラシック戦線を占う意味でも注目を集める。
ファンタジーステークスを制したダノンファンタジー(クリスチャン・デムーロ)が1番人気になりそうだが、初対戦となる馬が多く、波乱も予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、阪神ジュベナイルフィリーズの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
ファンタジーステークス組
1着のダノンファンタジー(クリスチャン・デムーロ)・2着のベルスール・
4着のラブミーファイン(丸山元気)
の合計3頭が出走登録している。
ダノンファンタジー
ファンタジーステークスの勝利という結果は、楽に抜け出す余裕のある勝ちっぷりで2着に2馬身近い差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズにおいては、さらなるメンバー強化を考慮しても、1番人気が想定されるダノンファンタジーに本命級の高い評価を与えて当然である。
ベルスール
ファンタジーステークスの2着という結果は、道中で少し行きたがっていた事を考慮しても、好位のインを追走してのものであり、ダノンファンタジーには力負けであった。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、ベルスールに高い評価は不要である。
ラブミーファイン
ファンタジーステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、ラブミーファインにも高い評価は不要である。
アルテミスステークス組
1着のシェーングランツ(武豊)・2着のビーチサンバ(福永祐一)・
3着のエールヴォア・4着のウインゼノビア(松若風馬)・
7着のアフランシール(高倉稜)・11着のグレイシア(田辺裕信)
の合計6頭が出走を予定している。
シェーングランツ
アルテミスステークスの勝利という結果は、強敵をまとめて差し切ったことは立派だが、前崩れの展開に恵まれたものでもある。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、スタートが悪い点を考慮すると、差しが届く展開になるようであれば、シェーングランツの勝利の可能性が高まると判断すべきである。
ビーチサンバ
アルテミスステークスの2着という結果は、外を回って早めに勝ちに行った分だけ、シェーングランツに差し込まれてしまった。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、展開次第で、ビーチサンバがシェーングランツを逆転可能と判断すべきである。
エールヴォア
アルテミスステークスの3着という結果は、道中で何度か窮屈になる厳しい競馬ながらも崩れなかった。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、スムーズな競馬さえできれば、エールヴォアが好走してもおかしくないと判断すべきである。
ウインゼノビア
アルテミスステークスの4着という結果は、抜群の手応えで先に抜け出したため、前崩れの展開に巻き込まれて、ゴール前で歩いてしまった。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、前残りの展開になるようであれば、ウインゼノビアの先行粘り込みにも注意を払うべきである。
アフランシール・グレイシア
アルテミスステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、アフランシール及びグレイシアに高い評価は不要である。
アイビーステークス組
1着のクロノジェネシス(北村友一)
が出走登録している。
クロノジェネシス
アイビーステークスの勝利という結果は、2着馬に2馬身もの差をつけたが、好位のインを追走する展開に恵まれたことも確かである。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、能力的に底を見せていないクロノジェネシスにとって試金石の一戦になると判断すべきである。
新馬組
サヴォワールエメ(藤岡康太)・タニノミッション(浜中俊)・
トロシェナ(北村宏司)
の合計3頭が出走を予定している。
サヴォワールエメ・トロシェナ
サヴォワールエメ及びトロシェナは、牝馬限定の弱いメンバー構成での勝利で、レース内容としての価値は低い。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、サヴォワールエメ及びトロシェナに高い評価は不要である。
タニノミッション
新馬戦の勝利という結果は、2着に2馬身もの差をつけており力の違いを見せつけたが、好位のインを追走する展開に恵まれたことも確かである。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、ウオッカの子という血統的な背景で人気になることを考慮すると、タニノミッションに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
赤松賞組
1着のジョディー(四位洋文)が出走を予定している。
ジョディー
赤松賞の勝利という結果は、前が止まらない馬場で楽に先行してのもので、レース内容としての価値は低い。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では。ジョディーに高い評価は不要である。
サフラン賞組
1着のレッドアネモス(戸崎圭太)が出走登録している、
レッドアネモス
サフラン賞の勝利という結果も楽に逃げる競馬に恵まれたものである。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、レッドアネモスに高い評価は不要である。
デイリー杯2歳ステークス組
2着のメイショウショウブ(池添謙一)が出走を予定している。
メイショウショウブ
デイリー杯2歳ステークスの2着という結果は、勝ったアドマイヤマーズが強すぎたことも確かだが、行ったきりの展開に恵まれたものでもある。
よって、阪神ジュベナイルフィリーズの予想では、メイショウショウブに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
以上、阪神ジュベナイルフィリーズに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
阪神ジュベナイルフィリーズ(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。