TOP > レース予想 > 阪神大賞典 > ボルドグフーシュが重賞初制覇なるか?
2023/03/14 2023/03/17

【 阪神大賞典2023予想】 ボルドグフーシュが重賞初制覇なるか?

出走日:2023年03月19日(日)
阪神大賞典(GⅡ)/阪神/別定/3000m(右・芝)

今週は、フルゲート16頭に対して14頭の出走登録馬にとどまった阪神大賞典(2023年)の予想について解説する。

 

阪神大賞典は、勝ち馬に天皇賞春への優先出走権が与えられることもあり、2023年の長距離戦線を占う意味でも注目を集める。

 

阪神大賞典では、有馬記念2着のボルドグフーシュと3連覇を狙うディープボンドが人気になりそうだが、ここ数年に比べて好メンバーが揃った。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、阪神大賞典の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

有馬記念組

2着のボルドグフーシュ・7着のジャスティンパレス・8着のディープボンド・16着のブレークアップの合計4頭が出走登録している。

 

ボルドグフーシュ

有馬記念の2着という結果は、イクイノックスにこそ力負けであったが、3~4コーナーで外から押し上げて、直線でも長くいい脚を使って連対を確保した。

 

また、ボルドグフーシュは、アスクビクターモアにハナ差だけ届かなかったが、菊花賞で2着に好走しており、長距離戦は得意な舞台である。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、長距離のスタミナ比べが得意なボルドグフーシュに本命級の評価を与えて当然である。

 

ジャスティンパレス

有馬記念の7着という結果は、インが有利な馬場状態でなかったとは言え、好位のイン追走から伸びを欠いてしまっており、現時点では力負けであった。

 

ただし、ジャスティンパレスは、菊花賞でボルドグフーシュと半馬身差で走っている上に、神戸新聞配ではイン有利の馬場に恵まれたとはいえども、ボルドグフーシュに4馬身差で圧勝している。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、ジャスティンパレスは、ボルドグフーシュより少し能力的に見劣るものの、トラックバイアスや展開次第で逆転可能と判断すべきである。

ディープボンド

有馬記念の8着という結果は、大外枠からの発走ということもあり、位置を取りに行った分だけゴール前で歩いてしまった。

 

なお、ディープボンドは、阪神大賞典を2連覇中というだけでなく、天皇賞春でも2連連続2着と好走しており、長距離戦線では現役トップクラスである。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、ディープボンドが巻き返して3連覇を果たしてもおかしくないと判断すべきである。

 

ブレークアップ

有馬記念の16着という結果は、先行したものの、2周目の3コーナー過ぎで早くも止まってしまっており、完全に力負けであった。

 

また、ブレークアップは、アルゼンチン共和国杯を制しているものの、スローペース且つイン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、阪神大賞典においてブレークアップが好走するためにはかなりの展開の助けが必要と判断すべきである。

 

ステイヤーズステークス組

4着のアイアンバローズ・5着のメロディーレーン・8着のユーキャンスマイルの合計3頭が出走を予定している。

 

アイアンバローズ

ステイヤーズステークスの4着という結果は、スローの2番手追走ながらも上位3頭に差し込まれてしまっており、力負けであった。

 

なお、アイアンバローズは、去年の阪神大賞典の2着馬だが、去年は今年よりも弱いメンバー構成とスローで先行する展開に恵まれたものである。

 

よって、阪神大賞典においてアイアンバローズが好走するためには、楽に先行する展開などのかなりの助けが必要と判断すべきである。

 

メロディーレーン

ステイヤーズステークスの5着という結果は、開幕週のインが有利な馬場状態で好位のインを追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、メロディーレーンに高い評価は不要である。

 

ユーキャンスマイル

ステイヤーズステークスの敗戦は見どころがなかった。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、明けて8歳の割によく走ってはいるのものの、ユーキャンスマイルに高い評価は不要である。

 

日経新春杯組

10着のサンレイポケットが出走登録している。

 

サンレイポケット

日経新春杯の10着という結果は、見せ場すらなかったが、多くの馬が内を空けすぎたことで外が伸びにくいトラックバイアスだったことを考えると、同情の余地がある。

 

なお、サンレイポケットは、天皇賞秋及びジャパンカップでも4着の実績があり、そこまで大きな能力差はない。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、展開やトラックバイアスの助けがあるようであれば、サンレイポケットにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

松籟ステークス組

1着のゼーゲン・10着のシロニイの合計2頭が出走を予定している。

 

ゼーゲン

松籟ステークスの勝利という結果は、イン有利の馬場で終始外を回らされながらも差し切る強い内容であったが、3勝クラスの弱いメンバー構成に恵まれた感も否めない。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、長距離適性を考慮しても、ゼーゲンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

シロニイ

松籟ステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、シロニイに高い評価は不要である。

 

以上、阪神大賞典に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、阪神大賞典(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

11

ディープボンド

5

1

和田竜

2

7

アイアンバローズ

5

5

石橋脩

3

3

シルヴァーソニック

6

7

川田将

2021

1

6

ディープボンド

4

3

和田竜

2

10

ユーキャンスマイル

6

2

藤岡祐

3

5

ナムラドノヴァン

6

9

内田博

2020

1

10

ユーキャンスマイル

5

岩田康

2

4

トーセンカンビーナ

4

藤岡康

3

6

メイショウテンゲン

4

松山弘

2019

1

10

シャケトラ

6

1

戸崎圭

2

7

カフジプリンス

6

6

中谷雄

3

1

ロードヴァンドール

6

10

横山典

2018

1

7

レインボーライン

5

3

岩田康

2

6

サトノクロニクル

4

4

川田将

3

8

クリンチャー

4

1

武豊

2017

1

9

サトノダイヤモンド

4

1

ルメ

2

3

シュヴァルグラン

5

2

福永祐

3

4

トーセンバジル

5

5

四位洋

2016

1

11

シュヴァルグラン

4

1

福永祐

2

6

タンタアレグリア

4

4

蛯名正

3

2

アドマイヤデウス

5

3

岩田康

2015

1

8

ゴールドシップ

6

1

岩田康

2

2

デニムアンドルビー

5

7

浜中俊

3

1

ラストインパクト

5

2

菱田裕

2014

1

1

ゴールドシップ

5

1

岩田康

2

8

アドマイヤラクティ

6

5

四位洋

3

2

バンデ

4

3

松田大

2013

1

7

ゴールドシップ

4

1

内田博

2

6

デスペラード

5

3

武豊

3

3

フォゲッタブル

7

5

シュ

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ディープボンド

6

有馬記念(G1)8

アイアンバローズ

6

東海S(G2)10

ステイヤーズS(G2)

4

ボルドグフーシュ

4

有馬記念(G1)2

アフリカンゴールド

8

京都記念(G2)9

ジャスティンパレス

4

有馬記念(G1)7

ユーキャンスマイル

8

ステイヤーズS(G2)

8

ブレークアップ

5

有馬記念(G1)16

メロディーレーン

7

ステイヤーズS(G2)

5

ディバインフォース

7

ステイヤーズS(G2)

3

トーセンカンビーナ

7

ダイヤモンドS(G3)8

サンレイポケット

8

日経新春杯(G2)10

メイショウテンゲン

7

ダイヤモンドS(G3)9

 

マスターと椎名友希が『金鯱賞』の質問に答えます

Q1:阪神芝3,000mの特徴

阪神芝3,000mの特徴を教えてください。重賞の長距離レースはあまり荒れる印象がないのですがそんなことはないですか?

Q2:有馬記念組の評価

有馬記念から6番人気2着のボルドグフーシュ、7番人気7着のジャスティンパレス、8番人気8着のディープボンド、11番人気16着ブレークアップが出走予定です。ボルドグーシュは最後方で脚をため、外を回って伸びました。ディープボンドは大外枠から押して先行し、ジャスティンパレスは内を追走して直線は伸びませんでした。今年は勝てば3連覇となるディープボンドとボルドグフーシュが人気になると思いますが、マスターはどちらを上位評価しますか?

Q3:菊花賞組の評価

菊花賞から7番人気2着のボルドグフーシュ 、4番人気3着のジャスティンパレスが出走予定です。ボルドグフーシュは出遅れて後方から外を回って伸び、ジャスティンパレスは大外枠から先行馬群に入れて最後も伸びて勝ち馬と0.1秒差でした。有馬記念でもボルドグフーシュが先着していますが、力差はそんなに大きくないようにみえます。展開によっては順位が入れ替わる可能性はありますか?

Q4:ステイヤーズS組の評価

ステイヤーズSから4番人気3着のディバインフォース、2番人気4着のアイアンバローズ、11番人気5着のメロディーレーン、 6番人気8着のユーキャンスマイルが出走予定です。ディバインフォースは後方から徐々に位置を上げてコーナーも外を大きく回りましたが伸び、アイアンバローズは外目から2番手につけて粘りました。ユーキャンスマイルはスタートでつまづいて、後方の内目にいましたが2週目から外に出して直線は伸びず、メロディーレーンは内をロスなく乗っていました。マスターの評価を教えてください。

Q5:サンレイポケットの評価

日経新春杯(G2)で8番人気10着のサンレイポケットは、大外枠で外目追走で直線は手応えなく伸びませんでした。一昨年の天皇賞秋4着、ジャパンC4着の後は、すぐに重賞を勝つと思っていましたが、ちょっとピークは過ぎてしまったのかなとも思います。またアフリカンゴールドは逃げて脚が止まりました。2頭とも今回距離延長ですが、マスターの評価を教えてください。

Q6:ダイヤモンドS組の評価

ダイヤモンドS(G3)から8着のトーセンカンビーナと9着のメイショウテンゲンが出走予定です。トーセンカンビーナは離れた最後方からの競馬でメイショウテンゲンも後方で直線は伸びませんでした。内を突いた13番人気のヒュミドールが僅差の2着で波乱となりましたが、レースのレベルも高くないとみていいですか?また、スタッドリーに騎乗したモレイラ騎手の騎乗について怒っている競馬ファンがたくさんいました。マスターは酷い騎乗だと思いましたか?

Q7:メロディーレーンについて

メロディーレーンは360キロ足らずながらよく走っていて凄いなと思います。過去にもこんな小さい馬が活躍したことってあるのでしょうか?

\なぜプロプランに人数制限しているのか?/
抽選申込みはコチラ
次回当選: 4/27 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

関連記事

ブローザホーンが重賞連覇なるか?   今週は、フルゲート16頭に対して15頭の出走登録馬があった阪神大賞典(2024年)の予想について解説する。   阪神大賞典は、勝ち馬に天 続きはこちら
ボルドグフーシュが重賞初制覇なるか? 今週は、フルゲート16頭に対して14頭の出走登録馬にとどまった阪神大賞典(2023年)の予想について解説する。 阪神大賞典は、勝ち馬に天皇賞春への優先 続きはこちら
ディープボンドの連覇なるか?
ディープボンドの連覇なるか?   今週は、フルゲート16頭に対して14頭の出走登録馬にとどまった阪神大賞典(2022年)の予想について解説する。   阪神大賞典は、勝ち馬 続きはこちら
Copyright©sucmedia Inc. All rights reserved.