TOP > レース予想 > 阪神大賞典 > ディープボンドの連覇なるか?
2022/03/15 2022/03/18

【 阪神大賞典2022予想】 ディープボンドの連覇なるか?

出走日:2022年03月20日(日)
阪神大賞典(GⅡ)/阪神/別定/3000m(右・芝)

 

今週は、フルゲート16頭に対して14頭の出走登録馬にとどまった阪神大賞典(2022年)の予想について解説する。

 

阪神大賞典は、勝ち馬に天皇賞春への優先出走権が与えられることもあり、2022年の長距離戦線を占う意味でも注目を集める。

 

阪神大賞典では、連覇を狙うディープボンドが断然の1番人気になりそうだが、メンバーが低調で馬券的には妙味が少ない一戦になりそうである。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、阪神大賞典の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

有馬記念組

2着のディープボンド(和田竜二)・9着のユーキャンスマイル(藤岡佑介)が出走登録している。

 

ディープボンド

有馬記念の2着という結果は、エフフォーリアにこそ敗れてしまったが、クロノジェネシスに先着しており、弱い5歳世代ではあるものの確実に力をつけている。

 

また、ディープボンドは、去年の勝ち馬というだけでなく、天皇賞春でも2着に好走しており、長距離のスタミナ比べは得意な舞台である。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、5歳世代ではトップとも言える力を持つようになったディープボンドの連覇の可能性が高いと判断すべきである。

 

ユーキャンスマイル

有馬記念の9着という結果は、見せ場すらなく力負けであったが、メンバーが強すぎただけと見ることもできる。

 

なお、ユーキャンスマイルは、去年の阪神大賞典で2着、一昨年の阪神大賞典の勝ち馬であり、最も得意な舞台である。

 

ただし、ユーキャンスマイルは、近走のレース内容を振り返ると、一昨年よりも衰えている感も否めない。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、ユーキャンスマイルに、ディープボンドの相手候補程度の評価を与えれば十分である。

 

ダイヤモンドステークス組

3着のトーセンカンビーナ(石川)・10着のアドマイヤアルバ(原田)・12着のゴースト(鮫島駿)の合計3頭が出走を予定している。

 

トーセンカンビーナ

ダイヤモンドステークスの3着という結果は、最後方追走からよく追い込んだが、2着の11番人気ランフォザローゼスも外から追い込んでおり、外差し有利の展開と弱いメンバー構成に恵まれた感も否めない。

 

なお、トーセンカンビーナは、一昨年の阪神大賞典でも2着に追い込んでいるが、内で脚を溜める展開に恵まれたものである。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、トーセンカンビーナに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

アドマイヤアルバ・ゴースト

ダイヤモンドステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、アドマイヤアルバ及びゴーストに高い評価は不要である。

 

 

ステイヤーズステークス組

2着のアイアンバローズ(石橋脩)が出走登録している。

 

アイアンバローズ

ステイヤーズステークスの2着という結果は、途中から逃げる形だったとは言えども、開幕週の馬場で楽に逃げる展開に恵まれたものである。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、アイアンバローズを、ステイヤーズステークスの2着というだけで過大評価は禁物である。

 

万葉ステークス組

1着のマカオンドール・3着のシルヴァーソニック(川田将雅)4着のマンオブスピリット(池添謙一)の合計3頭が出走を予定している。

 

マカオンドール

万葉ステークスの勝利という結果は、スローペースを出遅れながらもよく追い込んだが、イン有利の馬場で内を突く展開に恵まれた感もある。

 

ただし、マカオンドールは、兵庫特別でテーオーロイヤルと半馬身差の競馬をしており、そのテーオーロイヤルがダイヤモンドステークスを楽勝していることを考えると、重賞で通用してもおかしくはない。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、マカオンドールにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

シルヴァーソニック

万葉ステークスの3着という結果は、イン有利の馬場で終始外を回らされてのものであり、マカオンドールとは着差ほどの能力差はない。

 

また、シルヴァーソニックは、ステイヤーズステークスでも3着に好走しており、長距離のスタミナ比べは得意である。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、シルヴァーソニックにも多少の注意を払うべきである。

 

マンオブスピリット

万葉ステークスの4着という結果は、内で脚を貯める展開ながらもジリジリとしか伸びなかった。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、マンオブスピリットに高い評価は不要である。

 

目黒記念組

7着のサンアップルトン(松岡)が出走登録している。

 

サンアップルトン

目黒記念の7着という結果は、超スローペースの前残りの展開を考慮すると、レース内容としては着順ほど悪くない。

 

また、サンアップルトンは、アルゼンチン共和国杯において、オーソリティの3着に走っており、このときにはユーキャンスマイルに先着している。

 

よって、阪神大賞典の予想においては、長期休養明けであっても仕上がりさえ順調であれば、サンアップルトンにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

以上、阪神大賞典に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、阪神大賞典(2022年)の最終的な予想を決断する。

 


>

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2021

1

6

ディープボンド

4

3

和田竜

2

10

ユーキャンスマイル

6

2

藤岡祐

3

5

ナムラドノヴァン

6

9

内田博

2020

1

10

ユーキャンスマイル

5

岩田康

2

4

トーセンカンビーナ

4

藤岡康

3

6

メイショウテンゲン

4

松山弘

2019

1

10

シャケトラ

6

1

戸崎圭

2

7

カフジプリンス

6

6

中谷雄

3

1

ロードヴァンドール

6

10

横山典

2018

1

7

レインボーライン

5

3

岩田康

2

6

サトノクロニクル

4

4

川田将

3

8

クリンチャー

4

1

武豊

2017

1

9

サトノダイヤモンド

4

1

ルメ

2

3

シュヴァルグラン

5

2

福永祐

3

4

トーセンバジル

5

5

四位洋

2016

1

11

シュヴァルグラン

4

1

福永祐

2

6

タンタアレグリア

4

4

蛯名正

3

2

アドマイヤデウス

5

3

岩田康

2015

1

8

ゴールドシップ

6

1

岩田康

2

2

デニムアンドルビー

5

7

浜中俊

3

1

ラストインパクト

5

2

菱田裕

2014

1

1

ゴールドシップ

5

1

岩田康

2

8

アドマイヤラクティ

6

5

四位洋

3

2

バンデ

4

3

松田大

2013

1

7

ゴールドシップ

4

1

内田博

2

6

デスペラード

5

3

武豊

3

3

フォゲッタブル

7

5

シュ

2012

1

1

ギュスターヴクライ

4

3

福永祐

2

12

オルフェーヴル

4

1

池添謙

3

6

ナムラクレセント

7

5

和田竜

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ディープボンド

5

有馬記念(G1)2

サンアップルトン

6

目黒記念(G2)7着

ユーキャンスマイル

7

有馬記念(G1)9

マンオブスピリット

5

万葉S(OP)4

トーセンカンビーナ

6

ダイヤモンドS(G3)

3

シルヴァーソニック

6

万葉S(OP)3

アイアンバローズ

5

ステイヤーズS(G2)

2

アドマイヤアルバ

7

ダイヤモンドS(G3)

10

マカオンドール

4

万葉S(OP)1

ゴースト 

6

ダイヤモンドS(G3)

12

Q1:阪神芝3,000mの特徴

阪神芝3,000mの特徴を教えてください。変則開催で昨年と今年は6週目に行われます。例年より使い込まれた馬場になると思いますが、注意した方がいいポイントがあれば教えてください。

Q2:ディープボンドの評価

昨年の覇者で有馬記念で5番人気2着のディープボンドが出走予定です。有馬記念では途中から内目を確保し、ロスもなく、最後は外に出して伸びました。今回の出走予定馬を見ても、かなりの人気になりそうですが、マスターも勝つ確率はかなり高いと思いますか?また、有馬記念16番人気9着のユーキャンスマイルも出走登録しています。昨年の阪神大賞典は2着でしたが、近走は成績が冴えません。力が落ちたのでしょうか?

Q3:ステイヤーズS組の評価

ステイヤーズS(G2)から、4番人気2着のアイアンバローズ、5番人気3着のシルヴァーソニック、2番人気4着トーセンカンビーナ、8番人気5着のゴースト、11番人気6着のマンオブスピリット、12番人気9番アドマイヤアルバが出走予定です。アイアンバローズは途中からハナに立ち粘り、シルヴァーソニックは外目3番手追走で、トーセンカンビーナはスタートで立ち上がってしまい、途中から捲り気味に押して行きました。ゴーストは外枠から内目を確保し粘りましたが最後は伸び負けました。この中だとトーセンカンビーナが強くみえたのですが、マスターの評価を教えてください。

Q4:万葉S組の評価

万葉Sから1番人気1着のマカオンドール 、2番人気3着のシルヴァーソニック、8番人気4着のマンオブスピリットが出走予定です。マカオンドールは出遅れから後方内目を追走し、直線は最内を突いて伸びて勝ちました。シルヴァーソニックは外目追走で最後は馬込みから抜け、マンオブスピリットは後方の内目追走から外に出して伸びました。ステイヤーズ組に勝ったマカオンドールを強いとみるか、斤量も軽く内を突けた展開に恵まれたのか、どちらでしょうか?

Q5:ダイヤモンドS組の評価

ダイヤモンドS(G3)から5番人気3着トーセンカンビーナ、12番人気10着のアドマイヤアルバ、10番人気12着のゴーストが出走登録しています。トーセンカンビーナは出遅れから後方からの競馬で、直線は大外を伸びました。アドマイヤアルバは後方の内目を追走しましたが伸びず、ゴーストは好位の3番手追走でしたが脚が止まりました。1番人気のレクセランスが9着、11番人気のランフォザローゼスが2着となり波乱となったレースです。万葉Sではレクセランスが2着でしたが、万葉Sのレベルが低かったのでしょうか?又はダイヤモンドSの方が距離が400m長いので、比較は難しいのでしょうか?

Q6:サンアップルトンの評価

目黒記念6番人気7着のサンアップルトンが出走登録しています。スローペースで前に行った馬で決まったレースで、サンアップルトンは後方で届きませんでした。4歳の時に日経賞で4着に なった後骨折し、昨年の目黒記念の後も骨折して休養となりました。オーソリティも青葉賞と天皇賞春の後に2度骨折しているそうですが、ジャパンC2着、サウジのネオムターフCで優勝し活躍しています。骨折休養明けはそんなに心配する必要がないのでしょうか?マスターと椎名さんの見解を教えてください。

Q7:今年の阪神大賞典のイメージは?

今年の阪神大賞典は、スローになって直線ヨーイドンになるか、まあまあペースが上がって最後バテ合いになるか、どちらに近くなりそうでしょうか?

Q8:好きな馬を買ってしまう

つい好きな馬を追いかけて買ってしまいます。逃げ馬ならまだ当たることもあるのですが、差し馬だと外れることが多いです。椎名さんはマスターとこのチャンネルをやるようになってから、馬券の買い方が変わった、と仰っていましたが、好きな馬だけどこのレースは買わない、というのはできていますか?

 

\なぜプロプランに人数制限しているのか?/
抽選申込みはコチラ
次回当選: 4/27 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

関連記事

ブローザホーンが重賞連覇なるか?   今週は、フルゲート16頭に対して15頭の出走登録馬があった阪神大賞典(2024年)の予想について解説する。   阪神大賞典は、勝ち馬に天 続きはこちら
ボルドグフーシュが重賞初制覇なるか? 今週は、フルゲート16頭に対して14頭の出走登録馬にとどまった阪神大賞典(2023年)の予想について解説する。 阪神大賞典は、勝ち馬に天皇賞春への優先 続きはこちら
ディープボンドの連覇なるか?
ディープボンドの連覇なるか?   今週は、フルゲート16頭に対して14頭の出走登録馬にとどまった阪神大賞典(2022年)の予想について解説する。   阪神大賞典は、勝ち馬 続きはこちら
Copyright©sucmedia Inc. All rights reserved.