阪神カップ(GⅡ)/阪神/定量/1400m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して20頭もの出走登録があった
阪神カップ(2019年)の予想について解説する。
阪神カップでは、桜花賞馬グランアレグリア(ルメール)が人気を集めそうだが、初の古馬相手且つ休み明けということで混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、阪神カップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
NHKマイルカップ組
5着(4位入線)のグランアレグリア(ルメール)が出走登録している。
グランアレグリア
NHKマイルカップの5着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、道中行きたがってしまい能力を発揮できなかった。なお、グランアレグリアは、気分良く走れさえすれば桜花賞を圧勝したようにスピードはトップクラスである。
よって、阪神カップの予想では、距離短縮がプラスに働きそうなグランアレグリアに休み明けではあっても本命級の高い評価を与えて当然である。
マイルチャンピオンシップ組
4着のマイスタイル(田中勝春)・8着のグアンチャーレ(池添謙一)12着のタイムトリップ(柴山雄一)・13着のフィアーノロマーノ(スミヨン)の合計4頭が出走を予定している。
マイスタイル
マイルチャンピオンシップの4着という結果は、スローペースを楽に逃げる展開に恵まれたものではあるが、一線級相手に僅差で粘り込んだことは立派である。また、マイスタイルは、スワンステークスで好位から競馬をして同タイムの3着に好走しており、1400m戦なら逃げなくても競馬ができる。
よって、阪神カップの予想では、メンバーが弱化したことを考慮して、マイスタイルにも高い評価を与えるべきである。
グアンチャーレ
マイルチャンピオンシップの8着という結果は、好位のインの絶好位を追走しながらも伸びておらず、完全に力負けであった。
よって、阪神カップの予想では、メンバー弱化を考慮すると、再度好位のインを追走できる枠順を引くようであれば、グアンチャーレにも注意を払うべきである。
タイムトリップ
マイルチャンピオンシップの13着という競馬は、後方のままだったように見せ場すらなかった。
よって、阪神カップの予想では、メンバー弱化といえども前が止まりにくい今の阪神を考慮すると、タイムトリップに高い評価は不要である。
フィアーノロマーノ
マイルチャンピオンシップの13着という結果は、スローペースを先行してのものであり、力負けであった。ただし、フィアーノロマーノは、ダービー卿チャレンジトロフィーを強い内容で押し切っており、阪神カップのメンバーならば能力的には差がない。
よって、阪神カップの予想ではフィアーノロマーノの巻き返しにも注意を払うべきである。
JBCレディスクラシック組
6着のレッツゴードンキが出走登録している。
レッツゴードンキ
JBCレディスクラシクの6着という結果は、ダートなので度外視可能である。なお、レッツゴードンキは、スプリンターズステークスにおいてイン有利の馬場ながらも外から5着に追い込んでおり、能力的には衰えていない。
よって、阪神カップの予想では、引退式が行われるレッツゴードンキにもそれなりの評価を与えるべきである。
スワンステークス組
9着のスマートオーディン(武豊)・14着のノーワン(坂井)の合計2頭が出走登録している。
スマートオーディン
スワンステークスの9着という結果は、最後方からの追い込みを狙ったが不発に終わった。
なお、スマートオーディンは、同じ舞台の阪急杯を制しておりこの舞台は得意である。
よって、阪神カップの予想では、スマートオーディンにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
ノーワン
スワンステークスの14着という結果は、中団のインを追走してのものであり、全く見所がなかった。
よって、阪神カップの予想では、ノーワンに高い評価は不要である。
スプリンターズステークス組
11着のイベリス(福永祐一)が出走を予定している。
イベリス
スプリンターズステークスの11着という結果は、不利な外枠で厳しい展開になったものであり、着順ほど悲観すべき内容ではない。
よって、阪神カップの予想では、気分良く先行する展開に恵まれるようであればイベリスにも注意が必要と判断すべきである。
富士ステークス組
17着のロジクライ(横山典弘)が出走登録している。
ロジクライ
富士ステークスの17着という結果は、外を回らされたにせよ全く見せ場がなかった。
なお、ロジクライは、1400m戦でロスのない競馬ができれば重賞でも好走を繰り返している。
よって、阪神カップの予想では、内枠を引いてロスのない競馬ができるようであれば、ロジクライにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
以上、阪神カップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
阪神カップ(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。