阪急杯(GⅢ)/阪神/別定/1400m(右・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して19頭の出走登録馬があった
阪急杯(2019年)の予想について解説する。
阪急杯は、1着馬に高松宮記念の優先出走権が与えられ、スプリント戦線を占う意味でも注目を集める。
阪急杯では、4歳馬ミスターメロディ(福永祐一)が人気を集めそうだが、人気が割れそうな混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、阪急杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
阪神カップ組
1着のダイアナヘイロー(武豊)・2着のミスターメロディ(福永祐一)・
3着のスターオブペルシャ(杉原誠人)・16着のヒルノデイバロー(四位洋文)
の合計4頭が出走登録している。
ダイアナヘイロー
阪神カップの勝利という結果は、イン有利の馬場で楽に逃げる展開に恵まれたものである。
ただし、阪急杯は、阪神競馬場の開幕週に行われるので、再度イン有利の馬場となる可能性も高い。
よって、阪急杯の予想では、楽に逃げる展開に恵まれるようであれば、ダイアナヘイローの連覇の可能性が高まると判断すべきである。
ミスターメロディ
ミスターメロディ
阪神カップの2着という結果は、楽に逃げたダイアナヘイローを捕らえきれなかっただけだが、好位のインを追走する展開に恵まれたものでもある。
よって、阪急杯の予想では、再度好位のインを追走できそうな場合には、ミスターメロディに高い評価を与えるべきだが、外枠を引いた場合には人気ほどの信頼感はないと判断すべきある。
スターオブペルシャ
阪神カップの3着という結果は、前残りの展開の分だけ届かなかったが、内でロスのない競馬をしたことも確かである。
よって、阪急杯の予想では、スターオブペルシャに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
ヒルノデイバロー
阪神カップのレース内容は見どころがなかった。
よって、阪急杯の予想では、ヒルノデイバローに高い評価は不要である。
節分ステークス組
1着のエントシャイデン(坂井)が出走を予定している。
エントシャイデン
節分ステークスの勝利という結果は、馬群から離れた4番手を気分よく追走する展開に恵まれたものである。
ただし、エントシャイデンは、3連勝で能力的に底を見せていないことも確かである。
よって、阪急杯の予想では、エントシャイデンにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
淀短距離ステークス組
7着のダイメイフジ(和田竜二)が出走登録している。
ダイメイフジ
淀短距離ステークスの7着という結果は、着順ほど負けてはいないが見どころがなかった。
ただし、ダイメイフジは、展開に恵まれたとは言えども、1400m戦で後の安田記念馬モズアスコットを破った実績がある。
よって、阪急杯の予想では、内枠を引いた場合にのみ、ダイメイフジに多少の注意を払えば十分である。
東京新聞杯組
4着のロードクエスト(川田将雅)・7着のリライアブルエース(松山弘平)・
9着のロジクライ(横山典弘)・10着のヤングマンパワー(池添謙一)
の合計4頭が出走を予定している。
ロードクエスト
東京新聞杯の4着という結果は、タワーオブロンドンに先着しており、上位3頭が強すぎただけである。
また、ロードクエストは、スワンステークスを制しており、復調気配をうかがわせている。
よって、阪急杯の予想では、開幕週でも差しが届く展開になるようであれば、ロードクエストにも注意が必要である。
ロジクライ
東京新聞杯の敗戦は、速いペースで先行してのものであり、度外視可能である。
よって、阪急杯の予想では、距離短縮で気分良く先行できるようであれば、ロジクライの粘り込みにも注意を払うべきである。
リライアブルエース・ヤングマンパワー
東京新聞杯のレース内容は見どころがなかった。
よって、阪急杯の予想では、リライアブルエース及びヤングマンパワーに高い評価は不要である。
JBCスプリント組
5着のレッツゴードンキが出走登録している。
レッツゴードンキ
JBCスプリントの5着という結果は、イン有利の馬場で外から追い込んでのものであり、負けて強しの内容であったが、ダートなので参考外である。
よって、阪急杯の予想では、芝でもG1で好走を繰り返しているレッツゴードンキにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
以上、阪急杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
阪急杯(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。