函館2歳ステークス(GⅢ)/函館/馬齢/1200m(右・芝)
今週は、フルゲート16頭に対して15頭の出走登録があった
函館2歳ステークスの予想について解説する。
函館2歳ステークスは、2歳世代初の重賞である。
函館2歳ステークスでは、阪神の新馬戦を楽勝したタイセイビジョンが人気を集めそうだが、初対戦となる馬が殆どで混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、函館2歳ステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
まずは阪神の新馬組から
タイセイビジョン(ルメール)が函館2歳ステークスに出走登録している。
タイセイビジョン
阪神の新馬戦の勝利という結果は、出遅れたにもかかわらず早めに外を回って先頭に並びかけて押し切る着差以上に強い内容であった。
なお、例年、スプリントの新馬戦より阪神の1400mの新馬戦のほうがレベルが高い。
よって、函館2歳ステークスの予想では、タイセイビジョンに本命級の高い評価を与えて当然である。
函館の芝1200mの新馬組
イーサノティラノ(古川)・スマートカーリー(武豊)・パフェムリ(菱田裕二)・プリンスリターン(原田和)・マンバー・レッドヴェイパー(北村友)の合計6頭が出走を予定している。
スマートカーリー
函館の新馬戦の勝利という結果は、ゴール前で2頭に迫られたが、かなり速いペースで逃げたスピードは魅力がある。
よって、函館2歳ステークスの予想では、楽に先行できるようであれば、スマートカーリーの逃げ粘りにも注意を払うべきである。
マンバー
函館の新馬戦の勝利という結果は、出遅れて且つ外を回らされて押し切る強い内容であった。
よって、函館2歳ステークスの予想では、連闘であってもマンバーには注意を払うべきである。
レッドヴェイパー
函館の新馬戦の勝利という結果は、時計的にも走っている上に、ハイペースを早めに先頭に立って押し切る強い内容であった。
よって、函館2歳ステークスの予想では、スピード上位のレッドヴェイパーにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
パフェムリ
函館の新馬戦の勝利という結果は、3馬身の差が示すように力の違いを見せつけたが、牝馬限定で好位のインを追走する展開に恵まれたものでもある。
よって、函館2歳ステークスの予想では、パフェムリにもそれなりの評価を与えるべきだが、着差だけで絶対視までは禁物である。
イーサノティラノ・プリンスリターン
函館の新馬戦の時計・内容ともに平凡であった。
よって、函館2歳ステークスの予想では、イーサノティラノ及びプリンスリターンに高い評価は不要である。
函館の未勝利組
ケープコッド(吉田隼人)・ニルカンタテソーロ(横山武)・ビアンフェ(藤岡佑介)・メイショウナパワン(四位洋文)の合計4頭が出走登録している。
ケープコッド
函館の未勝利戦の勝利という結果は、5馬身差が示すように力の違いを見せつけた。
なお、ケープコッドは、新馬戦でレッドヴェイパーに敗れはしたが、ハナ差まで迫っておりレース内容としては互角であった。
よって、函館2歳ステークス予想では、ケープコッドにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
ニルカンタテソーロ
函館の未勝利戦の勝利という結果は、後方のインで脚をためる展開に恵まれたものだが、時計的には走っている。
よって、函館2歳ステークスの予想では、前崩れの展開になるようであれば、ニルカンタテソーロに多少の注意を払うべきである。
ビアンフェ
函館の未勝利戦の勝利という結果は、稍重の馬場を考慮すると、時計的には悪くない。
よって、函館2歳ステークスの予想では、 ビアンフェにも押さえ程度の評価は与えるべきである。
メイショウナパワン
函館の未勝利戦の勝利という結果は、時計・内容ともに見所がなかった。
よって、函館2歳ステークスの予想では、メイショウナパワンに高い評価は不要である。
地方組
アザワク(桑村)・プリモジョーカー(阿部)の合計2頭が出走登録している。
アザワク
地方の弱いメンバーに恵まれたとはいえども、2戦ともに大楽勝であり、能力的に底を見せていない。
よって、函館2歳ステークスの予想では、アザワクにも押さえ程度の評価を与えるべきである。
プリモジョーカー
2戦2勝の内容に見所はなかった。
よって、函館2歳ステークスの予想では、プリモジョーカーに高い評価は不要である。
以上、函館2歳ステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
函館2歳ステークス(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。