農林水産省賞典函館記念(GⅢ)/函館/ハンデ/2000m(右・芝)
今週のメインレースは第52回函館記念である。
第52回函館記念は、夏場のハンデ重賞ということもあり、混戦模様である。
そこで、競馬理論のファンの方は、第52回函館記念に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
巴賞組からは、1着のレッドレイヴン(池添謙一)、2着のマテンロウボス(四位洋文)、3着のツクバアズマオー(吉田豊)、4着のフェイマスエンド(三浦皇成)、6着のケイティープライド、9着のマデイラ(古川吉洋)及び11着のオツウ(加藤)が第52回函館記念に出走する。
レッドレイヴンの巴賞の勝利という結果は、自ら勝ちに行って後続に2馬身近い差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、第52回函館記念の競馬予想においては、レッドレイヴンに本命級の高い評価を与えて当然だが、コース替りでイン有利の馬場となって外枠を引いた場合には押さえ程度の評価にとどめざるを得ない。
マテンロウボス、ツクバアズマオー、フェイマスエンド、ケイティープライド、マデイラ及びオツウは、巴賞の見所のないレース内容を見る限り、第52回函館記念の競馬予想においては高い評価は不要である。
ただし、コース替りでイン有利の馬場となってロスのない競馬ができるようであれば、函館競馬の競馬予想において、マテンロウボス、ツクバアズマオー、フェイマスエンド、ケイティープライド、マデイラ及びオツウがレッドレイヴンとの差を詰めてもおかしくないと判断すべきである。
天皇賞春組からは、13着のトゥインクル(勝浦正樹)、14着のファントムライト(内田博幸)及び18着のトーセンレーヴ(ホワイト)が第52回函館記念に出走する。
トゥインクル、ファントムライト及びトーセンレーヴの天皇賞春の敗戦は、前残りの展開が向かなかったことを考慮しても、完全に力負けであったが、第52回函館記念は急激なメンバー弱化も確かなので、展開次第では巻き返しが可能である。
よって、第52回函館記念の競馬予想においては、展開の助けがあれば、トゥインクル、ファントムライト及びトーセンレーヴの好走も可能である。
エプソムカップ組からは、3着のマイネルミラノ(丹内祐次)及び15着のダービーフィズ(岩田康誠)が出走する。
マイネルミラノのエプソムカップの3着という結果は、上位2頭には切れ負けしてしまったが、マイペースで逃げを打てればシブトイところを示した。
よって、第52回函館記念の競馬予想においては、Bコースへの変更でイン有利の馬場となるようであれば、マイネルミラノの逃げ粘りに注意を払うべきである。
ダービーフィズのエプソムカップの15着という結果は、外枠だったにせよ負け過ぎである。
よって、ダービーフィズが函館記念を連覇するためには、去年のようにイン有利の馬場で内枠を引いた時のみと判断すべきである。
小倉大賞典組からは、3着のネオリアリズム(ティータ)が第52回函館記念に出走する。
ネオリアリズムの小倉大賞典の3着という結果は、出遅れて外を回らされたことを考えると、力負けではない。
よって、第52回函館記念の競馬予想においては、小倉大賞典の上位2頭が七夕賞でもワンツーだったことを考慮すると、ネオリアリズムにもそれなりの高い評価を与える必要がある。
福島民報杯組からは、9着のマイネルフロスト(松岡正海)が第52回函館記念に出走する。
マイネルフロストの福島民報杯の9着という結果は、
イン有利の馬場において終始外を回らされたので度外視可能である。
よって、第52回函館記念の競馬予想においては、コース替りでイン有利の馬場となって内枠を引いた場合にのみ、マイネルフロストの巻き返しにも注意を払うべきである。
函館の1000万特別組からは、1着のバイガエシ(藤岡佑介)が第52回函館記念に出走する。
バイガエシの1000万特別の勝利という結果は、弱いメンバーに恵まれたとはいえども力の違いを見せつけた。
よって、第52回函館記念の競馬予想においては、急激なメンバー強化ではあるものの、G2でも4着の実績があるバイガエシにも高い評価を与えて当然である。
以上のように、競馬理論野競馬予想では、第52回函館記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第52回函館記念の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第52回函館記念の予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。