フィリーズレビュー(G2)/阪神競馬場/芝1400m/右/条件:サラブレッド系3歳牝馬/賞金:5000万円

今週は、フルゲート18頭に対して26頭もの出走登録があったフィリーズレビュー(2020年)の予想について解説する。
フィリーズレビューは、桜花賞のステップレースだが、有力馬がチューリップ賞に集中してしまったため、小粒なメンバーとなった。
一線級不在で1番人気がどれになるか分からないくらい大混戦模様である。
そこで、競馬理論の競馬予想では、フィリーズレビューの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
まずは阪神ジュベナイルフィリーズ組
5着のヤマカツマーメイド(池添謙一)・10着のボンボヤージ(川須栄彦)・16着のルーチェデラヴィタ(幸英明)の合計3頭が出走を予定している。
ヤマカツマーメイド
阪神ジュベナイルフィリーズの5着という結果は、メンバーを考えると立派だが、イン有利の馬場を1枠からの発走で最大限に生かしたもので、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって、フィリーズレビューの予想では、メンバー弱化を考慮するとヤマカツマーメイドに高い評価を与えるべきだが、絶対視までは禁物である。
ボンボヤージ・ルーチェデラヴィタ
阪神ジュベナイルフィリーズのレース内容は見所がなかった。
よって、フィリーズレビューの予想では、ボンボヤージ及びルーチェデラヴィタに高い評価は不要である。
ただし、ルーチェデラヴィタは、コスモス賞で牡馬相手にオープン勝ちをおさめているので、巻き返しには多少注意を払うべきである。
クリスマスステークス組
1着のケープコッド(ミルコ・デムーロ)が出走を予定している。
ケープコッド
クリスマスステークスの勝利という結果は、3~4コーナーで外から蓋をされる厳しい展開できっちり差し切っており強い内容であった。
なお、ケープコッドは、唯一の3勝馬であり、実績的には上だが、ファンタジーステークスでヤマカツマーメイドに先着を許してしまっている。
よって、フィリーズレビューの予想では、ケープコッドにも高い評価を与えるべきだが、絶対視までは禁物である。
フェアリーステークス組
5着のソーユーフォリア(浜中俊)・6着のアヌラーダプラ(三浦皇成)の合計2頭が出走登録している。
ソーユーフォリア
フェアリーステークスの5着という結果は、スマイルカナが逃げ切る展開で離れた2番手を追走したものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって、フィリーズレビューの予想では、ソーユーフォリアに高い評価は不要である。
アヌラーダプラ
フェアリーステークスの6着という結果は、馬群の中で脚をためたものの伸びを欠き、1番人気を裏切ってしまった。
なお、アヌラーダプラは、東京の1勝クラスで前残りの展開を差し切る強い内容だった。
よって、フィリーズレビューの予想では、距離短縮を考慮すると、アヌラーダプラの巻き返しにも注意を払って当然である。
万両賞組
1着のカリオストロ(松山弘平)・4着のナイントゥファイブ(松田大作)の合計2頭が出走を予定している。
カリオストロ
万両賞の勝利という結果は、前が止まらない馬場に恵まれたことも確かだが、カイルアコナに5馬身もの差をつける強い内容であった。
よって、フィリーズレビューの予想では、楽に先手を取れるようであれば、カリオストロの逃げ粘りに注意を払うべきである。
ナイントゥファイブ
万両賞の4着という結果は、見所がなかった。
よって、フィリーズレビューの予想では、ナイントゥファイブに高い評価は不要である。
以上、フィリーズレビューに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、フィリーズレビュー(2020年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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