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2023/02/14 2023/02/17

【 フェブラリーステークス2023予想】 レモンポップがダートG1を制覇できるか?

出走日:2023年02月19日(日)
フェブラリーステークス(GⅠ)/東京/定量/1600m(左・ダート)

 

今週は、フルゲート16頭に対して19頭もの出走登録馬があったフェブラリーステークス(2023年)の予想について解説する。

 

フェブラリーステークスは、ダート馬のナンバーワン決定戦ということもり、一線級が揃った。

 

ギルデットミラーの引退により、根岸ステークス馬レモンポップが断然人気となりそうだが、別路線組も多彩であり、混戦模様である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、フェブラリーステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

根岸ステークス組

1着のレモンポップ・4着のタガノビューティー(石橋脩)・6着のケンシンコウ(バシュ)・9着のジャスパープリンス・11着のアドマイヤルプス・13着のセキフウ(ミルコ・デムーロ)・14着のテイエムサウスダン(ルメール)15着のヘリオス(武豊)の合計8頭が出走登録している。

 

レモンポップ

根岸ステークスの勝利という結果は、4コーナーでジャスパープリンスが外からあがっていったところで早めに動かざるを得なかったにもかかわらず、押し切っており強い内容であった。

 

ただし、レモンポップは、1600mの武蔵野ステークスにおいては、7番人気のバスラットレオンが3着に逃げ残る前残りの展開を先行しながらも、ギルデットミラーに差し込まれてしまった。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、ダートならば能力的に底を見せていないレモンポップに本命級の高い評価を与えて当然だが、1600mとなると絶対視までは禁物である。

 

タガノビューティー

根岸ステークスの4着という結果は、終始外を回らされながらも上位3頭とは大きな差のないところまで迫った。

 

また、タガノビューティーは、2年近く勝ち星から遠ざかっているが、不向きな展開やコース取りで勝ちきれないだけであり、レース内容はいずれもそこまで悪くない。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、差しが届く流れでロスなく脚をためる展開の助けがあるようであれば、タガノビューティーも好走可能と判断すべきである。

 

ジャスパープリンス・アドマイヤルプス・セキフウ・テイエムサウスダン・ヘリオス

根岸ステークスのレース内容は見どころがなかった。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、ジャスパープリンス、アドマイヤルプス、セキフウ、テイエムサウスダン及びヘリオスに高い評価は不要である。

 

なお、この中で唯一注意を払うとすれば、去年の2着馬のテイエムサウスダンくらいである。

 

ただし、テイエムサウスダンの去年のフェブラリーステークスの2着という結果は、重馬場の前が止まらない馬場で逃げる展開に恵まれたものであり、レース内容としての価値は微妙である。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、去年2着であっても、テイエムサウスダンには押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

すばるステークス組

2着のドライスタウト(戸崎圭太)が出走登録している。

 

ドライスタウト

すばるステークスの2着という結果は、バトルクライの川田将雅ジョッキーに外から蓋をされる厳しい展開の中で外に立て直してクビ差まで迫っており負けて強しの内容であった。

 

また、そのバトルクライが根岸ステークスで僅差の3着だった比較から、ドライスタウトは、根岸ステークス上位組とほぼ互角という味方ができる。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、急激なメンバー強化であっても、ドライスタウトにはそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

JBCスプリント組

4着のレッドルゼルが出走を予定している。

 

レッドルゼル

JBCスプリントの4着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、盛岡の前が止まらない展開で脚を余してしまっただけで度外視可能である。

 

なお、レッドルゼルは、フェブラリーステークスを2年連続で人気を裏切ってしまっているが、去年は前残りの展開、一昨年はインが極端に有利な馬場状態で能力を発揮できなかっただけであり、いずれも負けて強しの内容であった。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、展開次第ではあるが、レッドルゼルがここ2年の敗戦の雪辱を果たしてもおかしくないと判断すべきである。

 

東京大賞典組

3着のメイショウハリオ・6着のショウナンナデシコの合計2頭が出走登録している。

 

メイショウハリオ

東京大賞典の3着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、向う正面で動く馬がいたことで早仕掛けとなってしまいゴール前で歩いてしまった。

 

なお、メイショウハリオは、チュウワウィザード、オメガパフューム、テーオーケインズを破って帝王賞勝ちを収めており、実績的には一番上という見方もできる。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、外の差しが届く展開になるようであれば、メイショウハリオのまとめて差し切りもあり得ると判断すべきである。

 

ショウナンナデシコ

東京大賞典の6着という結果は、先行馬に厳しい展開だったことを考慮すれば、着順ほどレース内容は悪くない。

 

なお、ショウナンナデシコは、かしわ記念で交流G1を逃げ切った実績がある。

 

よって、フェブラリーステークスの予想においては、先行馬が有利な馬場状態や展開で楽に逃げられそうなときにのみ、ショウナンナデシコに注意を払えば十分である。

 

以上、フェブラリーステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、フェブラリーステークス(2023年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2022

1

6

カフェファラオ

5

2

福永祐

2

15

テイエムサウスダン

5

5

岩田康

3

11

ソダシ

4

4

吉田隼

2021

1

3

カフェファラオ

4

1

Cルメ

2

10

エアスピネル

8

9

鮫島克

3

7

ワンダーリーデル

8

8

横山典

2020

1

12

モズアスコット

6

Cルメ

2

13

ケイティブレイブ

7

16

長岡禎

3

9

サンライズノヴァ

6

松山弘

2019

1

6

インティ

5

1

武豊

2

3

ゴールドドリーム

6

2

ルメ

3

2

ユラノト

5

8

福永祐

2018

1

12

ノンコノユメ

6

4

内田博

2

14

ゴールドドリーム

5

1

ムー

3

6

インカンテーション

8

6

三浦皇

2017

1

3

ゴールドドリーム

4

2

デム

2

9

ベストウォーリア

7

5

戸崎圭

3

10

カフジテイク

5

1

津村明

2016

1

14

モーニン

4

2

デム

2

7

ノンコノユメ

4

1

ルメ

3

4

アスカノロマン

5

7

太宰啓

2015

1

4

コパノリッキー

5

1

武豊

2

14

インカンテーション

5

5

内田博

3

10

ベストウォーリア

5

3

戸崎圭

2014

1

13

コパノリッキー

4

16

田辺裕

2

15

ホッコータルマエ

5

2

幸英明

3

11

ベルシャザール

6

1

デム

2013

1

2

グレープブランデー

5

3

浜中俊

2

6

エスポワールシチー

8

9

松岡正

3

10

ワンダーアキュート

7

7

和田竜

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

   

ショウナンナデシコ

6

東京大賞典(G1)6

レモンポップ

5

根岸S(G3)1

ソリストサンダー

8

南部杯(G1)7

ドライスタウト

4

すばるS(L)2

タガノビューティー

4

根岸S(G3)4

レッドルゼル

7

JBCスプリント(G1)4

ヘリオス 

6

根岸S(G3)15

メイショウハリオ

6

東京大賞典(G1)3

オーヴェルニュ

8

東海S(G2)8

シャールズスパイト

6

BCマイル(G1)2

セキフウ 

6

根岸S(G3)13

スピーディキック

5

東京シンデレラマイル(G1)1

ケンシンコウ 

7

根岸S(G3)6

テイエムサウスダン

8

根岸S(G3)14

ケイアイターコイズ

7

令月S(OP)1

マスターと椎名友希が『フェブラリーS』の質問に答えます

Q1:東京ダート1,600mの特徴

東京ダート1,600mの特徴を教えてください。昨年と一昨年は前残り決着だったと思います。今年も前残りには注意するべきでしょうか?

Q2:根岸ステークス(G3)組の評価

根岸S(東京ダート1,400m)はハイペースでレモンポップは先行して押し切り1着、ギルデットミラーは出遅れて後方の馬群から直線でロスがありながらも追い込み2着でした。武蔵野Sと順位が逆転しましたが、今回は武蔵野Sと同じ東京ダート1,600mです。2頭とも強いと思いましたがマスターはどちらを上に取りますか?また距離短縮したケンシンコウは殿から直線追い込んでいました。マスターの評価を教えてください。

Q3:ドライスタウトの評価

すばるSから2着のドライスタウトについて。中団の馬群にいましたが直線では進路がなく、一旦位置が下がった後、また追い込んできました。この時勝ち馬のバトルクライは根岸Sで3着、斤量差も2キロあったと考えると、今回のメンバーでも上位争いは可能でしょうか?また3着のセキフウは根岸Sで13着、4着のケイアイターコイズは令月S(OP)で1着です。マスターの評価を教えてください。

Q4:レッドルゼルの評価

JBCスプリント(G1)は根岸SのQA動画でマスターは前が止まらない馬場だったと解説していました。レッドルゼルはスタートが悪く後方から追い込んでいましたが届かず4着でした。この時7着のテイエムサウスダンは根岸Sで14着となりました。レッドルゼルとテイエムサウスダンは昨年の東京盃競走で対戦しており、レッドルゼルは1馬身差をつけて快勝でした。昨年のフェブラリーSはレッドルゼルが6着、テイエムサウスダンが2着です。コースや距離適性の違いがあるのかもしれませんが、マスターは今回どちらを上に評価しますか?

Q5:東京大賞典(G1)組の評価

東京大賞典から1番人気3着のメイショウハリオ、5番人気6着のショウナンナデシコが出走予定です。ショウナンナデシコが逃げ、メイショウハリオは中団、外からサンライズホープとリンゾウチャネルが捲ってきたレースで、後方から追い込んだウシュバテソーロが快勝しました。ショウナンナデシコは昨年上半期は逃げの手で強いレースをしていましたし、メイショウハリオは帝王賞勝ち馬です。2頭とも1600mは久しぶりで距離短縮となりますが、マスターはどちらを上に取りますか?

Q6:スピーディキックの評価

南関船橋競馬からスピーディキックが出走予定です。戸塚記念を牡馬相手に快勝した後は牝馬戦で圧勝が続いています。関東オークスでは3着で、メンバーのレベルは高くなかったかもしれませんが、この時より成長はあると考えますか?逃げても逃げなくても競馬が出来そうですが、マスターは今回どう評価しますか?

Q7:外枠で好走する馬

一般的に競馬では外枠は嫌われることが多いと思うのですが、マスターが時々言って いる『外枠なら好走する馬』というのは芝よりダートの方が多いですか?揉まれるのが嫌なのか、砂を被るのが嫌なのか、又は両方のケースが多いのでしょうか?

Q8:シャールズスパイトの評価

初参戦となる外国馬シャールズスパイトが出走予定です。殆ど芝レースしか走っていませんがどれくらい強いのか全く分かりません。椎名さん何か知っていることがあれば教えてほしいです!またモレイラ騎手が騎乗予定ですが、今年引退すると聞きました。マスターと椎名さんはモレイラ騎手の思い出や記憶に残るレースはありますか?

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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