フェブラリーステークス(GⅠ)/東京/定量/1600m(左・ダート)
今週のメインレースは、2015年G1第一弾の第32回フェブラリーステークスである。
第32回フェブラリーステークスは、ダートナンバーワン決定戦ということで一線級が揃い、混戦模様である。
よって、競馬理論の競馬予想では、第32回フェブラリーステークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
東海ステークス組からは1着のコパノリッキー(武豊)及び3着のインカンテーション(大野拓弥)が出走する。
コパノリッキーの東海ステークスの勝利という結果は、58キロの斤量を背負いながらも4馬身もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、楽に先行する自分の競馬ができるようであればコパノリッキーの連覇の可能性が高まると判断すべきである。
一方、インカンテーションの東海ステークスの3着という結果は、出遅れながらも2着争いに加わったことは立派だが、コパノリッキーには力負けであった。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、インカンテーションに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、根岸ステークス組からは、1着のエアハリファ(三浦皇成)、2着のワイドバッハ(武豊)、3着のアドマイヤロイヤル(横山典弘)、4着のゴールスキー、5着のキョウワダッフィー(福永祐一)、9着のキョウエイアシュラ、10着のグレープブランデー(北村宏司)、13着のサトノタイガー(御神本訓史)及び16着のシルクフォーチュンが第32回フェブラリーステークスに出走する。
エアハリファの根岸ステークスの勝利という結果は、余裕がある着差以上に強い内容であった。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、
急激なメンバー強化を考慮しても、エアハリファにはそれなりの高い評価を与えるべきである。
一方、ワイドバッハの根岸ステークスの2着という結果は、連対を確保するのが精一杯であったが、武蔵野ステークスにおいてエアハリファを破った実績がある。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、前崩れの展開になるようであれば、ワイドバッハがエアハリファを逆転可能と判断すべきである。
一方、アドマイヤロイヤル、ゴールスキー、キョウワダッフィー、キョウエイアシュラ、グレープブランデー、サトノタイガー及びシルクフォーチュンは、根岸ステークスの見所のないレース内容を見る限り、第32回フェブラリーステークスの競馬予想において高い評価は不要である
また、川崎記念組からは、2着のカゼノコ(浜中俊)及び4着のハッピースプリント(吉原)が第32回フェブラリーステークスに出走する。
カゼノコの川崎記念の2着という結果は、現役最強ダート馬ホッコータルマエに0秒1まで迫っており、完全復調を印象づけた。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、差しが届く展開になるようであればカゼノコが悲願の中央G1制覇をはたしてもおかしくないと判断すべきである。
しかし、ハッピースプリントは、川崎記念の見所のないレース内容から、第32回フェブラリーステークスの競馬予想において高い評価は不要である。
一方、TCK女王杯組からは、1着のサンビスタが第32回フェブラリーステークスに出走する。
サンビスタのTCK女王杯の勝利という結果は、牝馬限定の弱いメンバーに恵まれたとはいえども力の違いを見せつけた。
なお、サンビスタは、チャンピオンズカップで牡馬の一線級相手でも4着に好走している。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、牝馬ではあってもサンビスタに押さえ程度の評価は与えるべきである。
一方、東京大賞典組からは、5着のローマンレジェンド及び7着のワンダーアキュートが第32回フェブラリーステークスに出走する。
ローマンレジェンド及びワンダーアキュートの東京大賞典の敗戦は、前残りの展開と言えども残念な内容であった。
しかしながら、ローマンレジェンド及びワンダーアキュートは、条件次第でG1でも好走歴のある実績馬である。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、ローマンレジェンド及びワンダーアキュートの巻き返しにも注意を払うべきである。
一方、チャンピオンズカップ組からは、11着のベストウォーリア(戸崎圭太)が第32回フェブラリーステークスに出走する。
ベストウォーリアのチャンピオンズカップの11着という結果は、躓く不利を受けてのものであり、度外視可能である。なお、ベストウォーリアは、南部杯を大楽勝したようにマイル戦ならばG1でも通用する能力を秘める。
よって、第32回フェブラリーステークスの競馬予想においては、ベストウォーリアにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では第32回フェブラリーステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第32回フェブラリーステークスの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第32回フェブラリーステークスの予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。