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2012/06/29 2016/08/19

【 フェアリーステークス2012予想】 ジェルミナルは牝馬クラシック戦線でも通用するのか?

出走日:2012年07月01日(日)
フェアリーステークス(GⅢ)/東京/別定/1600m(右・芝)

今週のメインレースは、2009年3歳牝馬重賞第1弾の第25回フェアリーステークスである。フェアリーステークスは、去年まで暮れの1200m戦だったが、今年から中山1600m戦に変更されたこともあり、牝馬クラシックへ直結する可能性もあり得る。そういう意味でも、第25回フェアリーステークスは注目の一戦となりそうである。そこで、競馬理論の競馬予想は、ステップレースごとに第25回フェアリーステークスに出走する有力各馬の能力を分析する。

2歳女王決定戦の阪神ジュベナイルフィリーズ組からは、5着のイナズマアマリリス(池添)、6着のジェルミナル(四位)及び7着のカツヨトワイニング(江田照)が第25回フェアリーステークスに出走を予定している。第25回フェアリーステークスは、イナズマアマリリスは、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、内で折り合いを欠く素振りをみせながらも、直線では内から5着に追い込んだ。第25回フェアリーステークスで、イナズマアマリリスの阪神ジュベナイルフィリーズの5着は、折り合いを欠きながらのものである程度の評価はできるが、インが伸びる馬場で無駄な距離を走らなかったコース取りに恵まれたもの見ることもできる。更に、第25回フェアリーステークスで、イナズマアマリリスは、前々走のファンタジーステークスにおいても、インの3番手を追走する最高の展開に恵まれて重賞制覇を果たしており、実績ほど実力が伴っていない。よって、第25回フェアリーステークスにおいて、唯一の重賞勝ち及び阪神ジュベナイルフィリーズの5着の実績だけでイナズマアマリリスが人気になるようであれば、イナズマアマリリスの評価を下げて予想すべきと競馬理論の競馬予想では判断している。

第25回フェアリーステークスで一方、ジェルミナルは、2番人気で臨んだ阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、先行したものの、終始大外を回らされてしまったことが影響して、6着に敗れてしまった。ジェルミナルの阪神ジュベナイルフィリーズの6着は、インが伸びる馬場で終始外を回りながら早め先頭で勝ちに行く競馬をしてのものであって、着順ほど悲観すべき内容ではない。よって、第25回フェアリーステークスで、阪神ジュベナイルフィリーズよりもかなりメンバーが弱化する。第25回フェアリーステークス、ジェルミナルに高い評価を与えて当然と競馬理論の競馬予想では判断している。ただし、ジェルミナルは、阪神ジュベナイルフィリーズのような横綱競馬で押し切るほど、圧倒的な力を秘めているわけではないので、過信は禁物である。

第25回フェアリーステークスで一方、カツヨトワイニングは、阪神ジュベナイルフィリーズにおいて、1枠を生かして終始ラチ沿いを走って、7着に流れ込んだ。つまり、第25回フェアリーステークスでは、カツヨトワイニングの阪神ジュベナイルフィリーズの7着は、内容的にも着順と同じで、ジェルミナル及びイナズマアマリリスよりも見劣る。よって、第25回フェアリーステークス、カツヨトワイニングよりも、ジェルミナル及びイナズマアマリリスに高い評価を与えるべきである。ただし、第25回フェアリーステークスは阪神ジュベナイルフィリーズよりもかなりメンバーが弱化するので、カツヨトワイニングを無印評価にするのは危険と競馬理論の競馬予想では判断している。

一方、2勝組として、パールシャドウ(蛯名)が人気になりそうである。第25回フェアリーステークスで、パールシャドウは、2戦目のベゴニア賞で、スローペースに耐え切れず、途中からハナへたって、そのまま押し切って2連勝を飾った。パールシャドウのベゴニア賞の勝利は、マイペースで逃げる展開に恵まれたものと見ることもできるが、牡馬相手且つ勝ち時計が同日の1000万下特別と大差なかったことを考慮すると、2歳牝馬としては立派の一言に過ぎる。よって、第25回フェアリーステークスで、初の重賞挑戦となる第25回フェアリーステークスにおいても、パールシャドウが好走する可能性は高いと競馬理論の競馬予想では判断している。

第25回フェアリーステークスで、一方、1勝組で注目されるのは、アイアムネオ(藤田)、イルドロール、ダイワバーガンディ(北村宏)、ディアジーナ(内田博)及びマイティースルー(吉田豊)である。第25回フェアリーステークスでのアイアムネオは、新馬戦の時計では足りないが、行きたがりながらも圧勝したレース内容が抜群で底を見せておらず、未知の魅力で時計を詰める可能性がある。また、第25回フェアリーステークスでは、イルドロールは、4ヶ月ぶりの競馬となるが、初芝となった前走の未勝利戦で、阪神ジュベナイルフィリーズ7着のカツヨトワイニングを寄せ付けずに圧勝しており、メンバー比較では通用してもおかしくはない。また、ダイワバーガンディは、出遅れて大外を回らされたサフラン賞の内容がカツヨトワイニングを上回っているので、スタートさえ互角ならば良血の素質を生かせそうである。また、ディアジーナは、前走のひいらぎ賞で東京スポーツ杯3着のサンカルロに先着を果たしており、牝馬限定の重賞なら通用して当然と言える。また、マイティースルーは、近2走の未勝利戦の時計だけ走れば、低調な牝馬限定の重賞ならば通用しそうである。このように、能力的にも気性的にも定まっていない3歳牝馬限定の重賞である第25回フェアリーステークス、このような伏兵陣にも注意が必要である。

以上のように、競馬理論の競馬予想は、第25回フェアリーステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第25回フェアリーステークスの最終的な予想を決断する。競馬理論の競馬予想のファンの方は、第25回フェアリーステークスの予想をお楽しみに。

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