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2022/08/02 2022/08/05

【 エルムステークス2022予想】 スワーヴアラミスの連覇なるか?

出走日:2022年08月07日(日)
エルムステークス(GⅢ)/札幌/別定/1700m(右・ダート)

 

今週は、フルゲート14頭に対して15頭もの出走登録があったエルムステークス(2022年)の予想について解説する。

 

エルムステークスは、夏場のダートの一戦であり、中心馬不在の混戦模様である。

 

8連勝中のブラッティーキッドが人気になりそうだが、急激なメンバー強化で絶対視は禁物である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、エルムステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

 

まずは帝王賞組

7着のスワーヴアラミス(松田大作)が出走登録している。

 

スワーヴアラミス

帝王賞の7着という結果は、負けすぎの感は否めないが、メンバーが強すぎた上に道中で動いてしまって脚をなくしただけであり、度外視可能である。

 

なお、スワーヴアラミスは、去年のエルムステークスの覇者であり、その後東海ステークスも制し、重賞2勝の実績がある。

 

よって、エルムステークスの予想においては、実績断然のスワーヴアラミスに今年も高い評価を与えて当然である。

 

マリーンステークス組

1着のフルデブスリーダー(丹内祐次)・2着のウェルドーン(武豊)・3着のロードエクレール(石川)・4着のオメガレインボー(横山和生)・6着のダンツキャッスル・8着のブラックアーメット(角田和)・11着のバティスティーニ(鮫島駿)の合計7頭が出走を予定している。

 

フルデブスリーダー

マリーンステークスの勝利という結果は、前残りの流れで好位のインを追走する展開に恵まれたものである。

 

なお、フルデブスリーダーは、大沼ステークスで8着に破れたように、外を回らさせる力勝負では分が悪い。

 

よって、エルムステークスにおいてフルデブスリーダーが好走するためには、展開などの助けが必要と判断すべきである。

 

ウェルドーン

マリーンステークスの2着という結果は、前残りの展開に恵まれたことは確かだが、2番手追走で早め先頭の競馬で差されてしまっただけであり、上位3頭の中では一番強い内容であった。

 

よって、エルムステークスの予想においては、ウェルドーンにそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

ロードエクレール

マリーンステークスの3着という結果は、前残りの流れで楽に逃げる展開に恵まれた。

 

また、ロードエクレールは、大沼ステークスでも3着に粘り込んでいるが、こちらも楽に逃げる展開に恵まれた。

 

よって、エルムステークスの予想においては、メンバー強化を考慮すると、ロードエクレールに高い評価は不要である。

 

オメガレインボー

マリーンステークスの4着という結果は、56.5キロの斤量で終始外を回らされていたことを考慮すると、負けて強しの内容であった。

 

また、オメガレインボーは、去年のエルムステークスの2着馬であり、このメンバーに入れば実績的にも上位である。

 

なお、エルムステークスの2着は、馬群から離れたところを気分良く追走してのものであり、レース内容としてはスワーヴアラミスより若干見劣る。

 

よって、エルムステークスの予想においては、外差しが有利な展開になるようであれば、オメガレインボーも好走可能と判断すべきである。

 

ダンツキャッスル

マリーンステークスの6着という結果は、前残りの展開で脚を余したが、オメガレインボーと0秒1差で走っており、着順ほど大きな差はない。

 

また、ダンツキャッスルは、去年のマリーンステークスでスワーヴアラミス及びオメガレインボーの3着に好走している。

 

よって、エルムステークスの予想においては、差しが届く展開の助けさえあれば、ダンツキャッスルにも高い評価を与えるべきである。

 

ブラックアーメット・バティスティーニ

マリーンステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、エルムステークスの予想においては、ブラックアーメット及びバティスティーニに高い評価は不要である。

 

大沼ステークス組

1着のアイオライト(菱田裕二)が出走登録している。

 

アイオライト

大沼ステークスの勝利という結果は、逃げない競馬での好走は立派だが、好位のインを追走する展開の助けがあったことも確かである。

 

また、アイオライトは、これまで逃げる競馬ではあるものの重賞では惨敗を繰り返している。

 

よって、エルムステークスの予想においては、アイオライトに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

報知杯大雪ハンデ組

1着のブラッティーキッドが出走を予定している。

 

ブラッティーキッド

報知杯大雪ハンデの勝利という結果は、2着に2馬身半もの差をつけており力の違いを見せつけたが、3勝クラスにしては弱いメンバー構成に恵まれたことも確かである。

 

なお、ブラッティーキッドは、地方を含め8連勝中と能力的に底を見せていない上に上がり目もありそうである。

 

よって、エルムステークスの予想においては、未知の魅力を秘めるブラッティーキッドに高い評価を与えて当然だが、絶対視までは禁物である。

 

プロキオンステークス組

2着のヒストリーメイカー(小沢)・4着のロードレガリス(富田暁)の合計2頭が出走登録している。

 

ヒストリーメイカー

プロキオンステークスの2着という結果は、前潰れの展開に恵まれたことは確かだが、8歳になっても重賞でも通用する能力を示した。

 

なお、ヒストリーメイカーは、重賞で4度の2着、2度の3着があり、実績的にも上位である。

 

よって、エルムステークスの予想においては、差しが届く展開になれば、ヒストリーメイカーにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

ロードレガリス

プロキオンステークスの4着という結果は、4コーナーで馬群に包まれて仕掛けが遅れた分届かなかったが休み明けとしては立派である。

 

なお、ロードレガリスは、スワーヴアラミスを差し切って、オープン勝ちをした実績がある。

 

よって、エルムステークスの予想においては、復調気配がうかがえるロードレガリスにも高い評価を与えるべきである。

 

以上、エルムステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、エルムステークス(2022年)の最終的な予想を決断する。

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2021

1

スワーヴアラミス

6

4

松田大

56

2

13

オメガレインボー

5

7

横山和

56

3

11

ロードブレス

5

11

坂井瑠

5

2020

1

13

タイムフライヤー

5

1

ルメ

56

2

8

ウェスタールンド

8

2

藤岡佑

57

3

10

アナザートゥルース

6

5

大野拓

58

2019

1

4

モズアトラクション

5

2

藤岡康

56

2

13

ハイランドピーク

5

10

横山和

57

3

6

サトノティターン

6

4

藤岡佑

57

2018

1

8

ハイランドピーク

4

2

横山和

56

2

2

ドリームキラリ

6

3

藤岡佑

56

3

3

ミツバ

6

1

松山弘

57

2017

1

2

ロンドンタウン

4

4

岩田康

57

2

4

テイエムジンソク

5

1

古川吉

56

3

3

ドリームキラリ

5

8

三浦皇

56

2016

1

4

リッカルド

5

7

黛弘人

56

2

12

クリノスターオー

6

4

幸英明

56

3

11

モンドクラッセ

5

1

柴山雄

56

2015

1

4

ジェベルムーサ

5

2

岩田康

56

2

5

グレープブランデー

7

5

ルメ

58

3

8

エーシンモアオバー

9

7

三浦皇

58

2014

1

8

ローマンレジェンド

6

3

岩田康

58

2

10

クリノスターオー

4

5

幸英明

57

3

12

インカンテーション

4

10

大野拓

57

2013

1

12

フリートストリート

4

3

内田博

56

2

6

エーシンモアオバー

7

5

岩田康

58

3

2

ブライトライン

4

1

福永祐

56

2012

1

5

ローマンレジェンド

4

1

岩田康

56

2

11

エスポワールシチー

7

2

佐藤哲

59

3

8

グランドシチー

5

6

丸田恭

56

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

スワーヴアラミス

7

帝王賞競走(G1)7

ブラッティーキッド

4

報知杯大雪ハンデ(3勝クラス)1

オメガレインボー

6

マリーンS(OP)4

アイオライト

5

大沼S(L)1

ロードレガリス

7

プロキオンS(G3)4

アメリカンシード

5

師走S(L)13

ロードエクレール

4

マリーンS(OP)3

ダンツキャッスル

6

マリーンS(OP)6

フルデプスリーダー

5

マリーンS(OP)1

ブラックアーメット

4

マリーンS(OP)8

ヒストリーメイカー

8

プロキオンS(G3)2

バティスティーニ

9

マリーンS(OP)11

Q1:札幌ダート1,700mの特徴

札幌ダート1,700mの特徴を教えてください。昨年は函館でしたが、今年は札幌での開催です。過去のデータを見ると逃げ先行馬が有利のようです。差しは届き辛いのでしょうか?

Q2:スワーヴアラミスの評価

昨年の覇者で、前走は帝王賞で8番人気7着のスワーヴアラミスが出走予定です。帝王賞では途中から捲っていきましたが最後伸びませんでした。昨年のエルムステークスでは好位から抜けて最後はオメガレインボーとの追い比べになりました。マスターはオメガレインボーとの比較ならどちらを上に取りますか?

Q3:アイオライトの評価

大沼S(L)から7番人気1着のアイオライトが出走予定です。稍重馬場で、前の内目を追走し直線も伸び快勝でした。逃げて3着となったロードエクレールが次走のマリーンSでも逃げて3着だったことを考えると、今回も上位評価出来るのか、展開に恵まれたのか、どちらで考えたほうがいいですか?

Q4:マリーンS(OP)上位組の評価

マリーンSから6番人気1着フルデプスリーダー、3番人気3着ロードエクレール、1番人気4着のオメガレインボーが出走予定です。フルデプスリーダーは1枠2番で内を追走し、ロードエクレールは逃げて残り、オメガレインボーは中団外目を追走し直線は伸びましたが届きませんでした。前に行った馬で決まったレースでしたが、マスターはどの馬を上位にとりますか?

Q5:マリーンS(OP)下位組の評価

マリーンSから8番人気6着のダンツキャッスル、4番人気8着のブラックアーメット、10番人気11着のバティスティーニが出走予定です。ダンツキャッスルは後方から、ブラックアーメットは出遅れて後ろの外目の追走、バティスティーニはシンガリ追走で伸びませんでした。今回巻き返しがありそうな馬はいるでしょうか?

Q6:プロキオンS(G3)組の評価

プロキオンS(G3)から14番人気2着のヒストリーメイカー、13番人気4着のロードレガリスが出走予定です。エアアルマスやメイショウウズマサが競り合い、ハイペースとなりました。マスターも追い込み競馬になると想定し、差し馬で人気薄のヒストリーメーカーとロードレガリスも相手に入れていました。結果ヒストリーメイカーもロードレガリスも後方から追い込んで差がなかったです。ロードレガリスは長期休養明けでした。マスターの評価を教えてください。

Q7:ブラッティーキッドの評価

3勝クラスの報知杯大雪ハンデで1番人気1着のブラッティーキッドが出走予定です。中団外から押し切る競馬で勝ち地方から中央に転入して8連勝(地方5連勝+中央3連勝)です。重賞初挑戦となりますが、マスターの評価を教えてください。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

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