エルムステークス( G3)/札幌競馬場/ダート1700m/右/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:3600万

今週は、フルゲート14頭に対して17頭もの出走登録馬があった
エルムステークス(2019年)の予想について解説する。
エルムステークスは、グリム(武豊)が人気を集めそうだが、連勝中のリアンヴェリテなど初対戦の馬もおり混戦が予想される。
そこで、競馬理論の競馬予想では、エルムステークスの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
まずはマーキュリーカップ組
1着のグリム(武豊)が出走登録している。
グリム
マーキュリーカップの勝利という結果は、2着のノーブルサターンに2馬身もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
また、グリムは去年のレパードステークス以降崩れなく走っており、安定感は抜群である。
よって、エルムステークスの予想では、実績断然のグリムに人気であっても本命級の高い評価を与えて当然である。
マリーンステークス組
1着のリアンヴェリテ(国分恭介)・2着のモズアトラクション(藤岡康太)・4着のメイショウスミトモ(柴山雄一)・5着のサングラス(古川)・12着のリーゼントロック(松岡正海)の合計5頭が出走を予定している。
リアンヴェリテ
マリーンステークスの勝利という結果は、モズアトラクションに迫られたが、競り込まれてハイペースで逃げる厳しい展開でのものであり、強い内容であった。
よって、エルムステークスの予想では、再度先手を取れるようであれば、リアンヴェリテの逃げ切りに注意を払って当然である。
ただし、ドリームキラリが出走を予定しているので、リアンヴェリテが逃げられない場合には惨敗の可能性もあり得る。
モズアトラクション
マリーンステークスの2着という結果は、リアンヴェリテにクビ差だけ届かなかったが、3着以下を5馬身もの差をつけた。
よって、エルムステークスの予想では、前潰れの展開になるようであれば、モズアトラクションがリアンヴェリテを逆転可能と判断すべきである。
メイショウスミトモ・サングラス・リーゼントロック
マリーンステークスの敗戦は、見所がなかった。
よって、エルムステークスの予想では、メイショウスミトモ、サングラス及びリーゼントロックに高い評価は不要である。
京都記念組
8着のタイムフライヤー(池添謙一)が出走登録している。
タイムフライヤー
京都記念の8着という結果は、スローで逃げる競馬によるものであり、見所はなかったが、芝なので度外視可能である。
なお、タイムフライヤーは、芝のG1ホープフルステークス勝ちの実績馬である。
よって、エルムステークスの予想では、ダート適性次第では、タイムフライヤーの圧勝まであり得ると判断すべきである。
平安ステークス組
9着のサトノティターン(藤岡佑介)・10着のグレンツェント(横山典弘)の合計2頭が出走を予定している。
サトノティターン
平安ステークスの9着という結果は、終始外を回らされたこともあり、伸びを欠いてしまった。
ただし、サトノティターンは、マーチステークス勝ちの実績がある。
よって、エルムステークスの予想では、 サトノティターンの巻き返しにも注意を払って当然である。
グレンツェント
平安ステークスの10着という結果は、見所がなかった。
よって、エルムステークスの予想では、グレンツェントに高い評価は不要である。
欅ステークス組
2着のドリームキラリ(坂井)が出走登録している。
ドリームキラリ
欅ステークスの2着という結果は、前が止まりにくい馬場だったにせよ、59キロでの結果は立派である。
よって、エルムステークスの予想では、先手を取れそうであれば、ドリームキラリの逃げ粘りにも注意を払うべきである。
大沼ステークス組
6着のハイランドピークが出走を予定している。
ハイランドピーク
大沼ステークスの6着という結果は、3番人気に推されていたものの見所はなかった。
よって、エルムステークスの予想では、ハイランドピークの連覇の可能性は低いと判断すべきである。
以上、エルムステークスに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味してエルムステークス(2019年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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