エプソムカップ(GⅢ)/東京/別定/1800m(左・芝)
今週のメインレースは、
第29回エプソムカップ(2012年)である。
第29回エプソムカップ(2012年)は、
安田記の次の週の1800m戦の重賞ということもあり、
一線級不在の混戦模様である。
そこでの競馬理論の競馬予想は、
第29回エプソムカップ(2012年)に出走する
有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
マイラーズカップ(2012年)組からは、
2着のダノンシャーク(福永祐一)、5着のレッドデイヴィス(浜中)
及び8着のトーセンレーヴ(ウィリアムズ)が
第29回エプソムカップ(2012年)に出走する。
ダノンシャークのマイラーズカップ(2012年)の2着は、シルポートが逃げ切る展開を追い込んだものではあるが、イン有利の馬場で終始ラチ沿いを走るロスのない競馬をしてのものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
一方でそれ以前のレースを振り返ると、ダノンシャークは、
スタートこそ安定しないので勝ちきれないこともあるが、
確実にいい脚を使って追い込んでもいる。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
ダノンシャークにそれなりの高い評価を与えるべきだが、
外が伸びない馬場や前残りの展開では脚を余す可能性も考慮して
評価を下すべきと競馬理論の競馬予想では判断している。
レッドデイヴィスのマイラーズカップ(2012年)の5着は、ダノンシャークより後ろの位置のラチ沿いからコースロスなく追い込んだものであり、ダノンシャークと同様にイン有利の馬場を生かしてのものであった。
ただしレッドデイヴィスは、
オルフェーヴルを破ってのシンザン記念勝ちや
ショウナンマイティを破っての鳴尾記念勝ちなどがあり、
実績的には上と見ることもできる。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
追い込み一手なので絶対視までは禁物なものの、
レッドデイヴィスにもそれ相応の評価を与えるべきと
競馬理論の競馬予想では判断している。
トーセンレーヴのマイラーズカップ(2012年)の8着も、イン有利の馬場で、かつ1枠からの発走でのロスのない競馬をしてのものであり、レース内容としては着順以上に残念な内容であった。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
ウィリアムズ騎手の騎乗と血統的な背景で
過剰に人気になることも考慮すると、
トーセンレーヴを押さえに回すもの一つの手と
第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
メイステークス(2012年)組からは、3着のモンテエン(松岡)、
4着のアドマイヤコマンド、10着のオセアニアボス
及び11着のキングストリート(石橋脩)が
第29回エプソムカップ(2012年)に出走する。
モンテエン及びアドマイヤコマンドのメイステークス(2012年)の好走は、エーシンリターンズが上がり3ハロン33秒3で逃げ切る超スローペースの展開で好位から流れ込んだだけで、レース内容としては高い評価を与えにくい。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
モンテエン及びアドマイヤコマンドに押さえ程度の評価を与えれば十分と
第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
オセアニアボス及びキングストリートは、
メイステークスの見所のないレース内容を見る限り、
第29回エプソムカップ(2012年)で好走する可能性は低い。
一方、新潟大賞典(2012年)組からは、
3着のメイショウカンパク(武豊)、5着のトップゾーン、
6着のダノンスパシーバ及び8着のマイネルスターリーが
第29回エプソムカップ(2012年)に出走する。
メイショウカンパクの新潟大賞典(2012年)の3着は、スタートで出遅れて直線では前が壁になるという不利を受けてのものであり、スムーズな競馬ならば2着に追い込めた内容であった。
よって第29回エプソムカップ(2012年)においても、
メイショウカンパクには新潟大賞典組の中で
最も高い評価を与えるべきである。
ただしメイショウカンパクは、追い込み一手の脚質なので、
好走するためには追い込みが届く展開や馬場になる必要があるとも
第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
他方、トップゾーン、ダノンスパシーバ及びマイネルスターリーは、
新潟大賞典(2012年)のレース内容を見る限り大きな能力差がなく、
展開や条件次第で着順が入れ替わりそうである。
よって第29回エプソムカップ(2012年)における
トップゾーン、ダノンスパシーバ及びマイネルスターリーの評価は
枠順や馬場に応じて順位付けをすべきと第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
京王杯スプリングカップ(2012年)組からは、
5着のヤマカツハクリュウ(田中勝)が
第29回エプソムカップ(2012年)に出走する。
ヤマカツハクリュウの京王杯スプリングカップ(2012年)の5着は、差し馬が台頭するレースで、しかもいつもより前目の位置で競馬をしてのものであり、レース内容としても悪くない。
またヤマカツハクリュウは、マイラーズカップにおいて、
ダノンシャーク及びレッドデイヴィスと差のない競馬をしており、
メンバーならば能力差はない。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
距離が微妙に長い点を考慮しても、
ヤマカツハクリュウには高い評価を与えるべきと
第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
別路線組では、サンライズベガ(中舘)、シルクアーネスト(池添)、
スピリタス(内田博)、セイクレットレーヴ(横山典)、
ダイワファルコン(北村宏)及びレディアルバローザが
第29回エプソムカップ(2012年)に出走する。
サンライズベガは、超スローで行ったきりの競馬となった新潟記念でこそ2着に逃げ粘ったが、最近はそれ以外のレースすべてで惨敗を喫している。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
休み明けのサンライズベガに高い評価は不要と第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
シルクアーネストは、準オープン勝ち直後の重賞挑戦となるが、
得意の東京コースならば底を見せておらず、
一線級不在の第29回エプソムカップ(2012年)ならば
通用してもおかしくない。
スピリタスは、都大路ステークス(2012年)で2着と
復調気配をうかがわせている。
過去にも関屋記念で1番人気に推されたこともあったが、
復調さえなれば、米子ステークスでリディルに迫った能力を秘める。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
切れ味抜群のスピリタスにも注意が必要と第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
ダイワファルコンは気難しさを出すと勝ち切れないが、
中山金杯(2012年)において
55キロのフェデラリストにクビ差まで迫っており、
力さえ発揮出来れば能力的には上である。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
ダイワファルコンが好走できるかどうかは、
気難しさを出さずに能力を発揮できるか否かにかかっていると
第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
セイクレットレーヴのNHKマイルカップ(2012年)の5着は、コーナーワークでロスのない競馬をさせた後、直線だけ外に持ちだされて、内側のゴチャつきに巻き込まれなかったものであり、横山騎手の好騎乗によるところが大きい。
よって第29回エプソムカップ(2012年)、
3歳馬と古馬の比較が難しいものの、
セイクレットレーヴを、
NHKマイルカップ5着という実績のみをもって
過大評価することは禁物と第29回エプソムカップの競馬理論の競馬予想では判断している。
一方、レディアルバローザは、
中山牝馬ステークスのようにマイペースの逃げを打てそうな場合と、
去年のヴィクトリアマイルのようにイン有利の馬場で
インの3番手を追走できそうな場合のみ注意を払えば十分と
競馬理論の競馬予想では判断している。
以上のように競馬理論の競馬予想は、
第29回エプソムカップ(2012年)に出走する
有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、
枠順、展開、調教及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
第29回エプソムカップ(2012年)の最終的な予想を決断する。
競馬理論の競馬予想のファンの方は、
第29回エプソムカップ(2012年)の最終的な予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。