TOP > レース予想 > エプソムカップ > ジャスティンカフェの3連勝での重賞制覇なるか?
2022/06/07 2022/06/10

【 エプソムカップ2022予想】 ジャスティンカフェの3連勝での重賞制覇なるか?

出走日:2022年06月12日(日)
エプソムカップ(GⅢ)/東京/別定/1800m(左・芝)

 

今週は、フルゲート18頭に対して12頭の出走登録馬にとどまったエプソムカップ(2022年)の予想について解説する。

 

エプソムカップは、秋のG1戦線への飛躍を狙う馬が出走を予定しているが、G1戦線の直後ということもあり、少し寂しいメンバー構成となった。

 

2連勝中のジャスティンカフェが人気になりそうだが、急激なメンバー強化と見れば、波乱もあり得る。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、エプソムカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

ダービー卿チャレンジトロフィー組

3着のダーリントンホール(ルメール)・10着のザダル(レーン)12着のトーラスジェミニ(原)が出走登録している。

 

ダーリントンホール

ダービー卿チャレンジトロフィーの3着という結果は、直線で外に立て直すロスと前潰れの展開に恵まれた後方からの2頭に差し込まれただけであり、レース内容としては、上位2頭と互角である。

 

また、ダーリントンホールは、2走前の洛陽ステークスにおいても、好位のインを追走する展開に恵まれたことは確かだが、復調気配を示していた。

 

よって、エプソムカップの予想においては、共同通信杯を制した得意の舞台であることをも考慮すると、ダーリントンホールに高い評価を与えるべきである。

 

ザダル

ダービー卿チャレンジトロフィーの10着という結果は、前潰れの展開だったにもかかわらず伸びを欠いており、見せ場すらなかった。

 

ただし、ザダルは、去年のエプソムカップの勝ち馬であり、その後京都金杯をも制している。

 

よって、エプソムカップの予想においては、能力さえ発揮すれば通用するので、ザダルに押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

トーラスジェミニ

ダービー卿チャレンジトロフィーの12着という結果は、ハイペースの前崩れの展開に巻き込まれてしまっただけであり、度外視可能である。

 

なお、トーラスジェミニは、七夕賞を含む8勝馬であり、このメンバーに入れば実績的には上位である。

 

よって、エプソムカップの予想においては、楽に先行する展開の助けがあるようであれば、トーラスジェミニの粘り込みにも注意を払うべきである。

 

ヴィクトリアマイル組

9着のシャドウディーヴァ(坂井瑠星)が出走を予定している。

 

シャドウディーヴァ

ヴィクトリアマイルの9着という結果は、スローの前残りの展開で上がりナンバーワンとなる32秒9の脚をつかっており、着順ほど内容は悪くない。

 

またシャドウディーヴァは、府中牝馬ステークスを制しており、東京1800m戦は得意な舞台である。

 

よって、エプソムカップの予想においては、差しが届く展開になるようであれば、シャドウディーヴァにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

都大路ステークス組

6着のガロアクリーク(石橋脩)が出走登録している。

 

ガロアクリーク

都大路ステークスの6着という結果は、7頭立てであり、レース内容としての価値もない。

 

また、ガロアクリークは、セントライト記念で3着の実績があるが、弱い世代である上に、イン有利の馬場で好位のインを追走する展開に恵まれたものである。

 

よって、エプソムカップの予想においては、ガロアクリークに高い評価は不要である。

 

湘南ステークス組

1着のジャスティンカフェ(横山典弘)が出走を予定している。

 

ジャスティンカフェ

湘南ステークスの勝利という結果は、スローペースを上がり32秒9の脚で差し切り、能力の違いを見せつけた。

 

なお、湘南ステークス2着のウインシャーロットは、その前の春興ステークスにおいて、後のマイラーズカップ馬(G2)ソウルラッシュと0秒3の2着に好走しており、単純な着差比較ではソウルラッシュより上という見方もできる。

 

よって、エプソムカップの予想においては、ジャスティンカフェに本命級の高い評価を与えるべきである。

 

京王杯スプリングカップ組

3着のタイムトゥヘヴン(戸崎圭太)が出走登録している。

 

タイムトゥヘヴン

京王杯スプリングカップの3着という結果は、スローペースを後方からよく追い込んだが、G2にしては弱いメンバー構成であったことも確かである。

 

なお、タイムトゥヘヴンは、ダービー卿チャレンジトロフィーを制しているが、ハイペースの前崩れの展開に恵まれたものでもあり、レース内容としてはダーリントンホールの方が上である。

 

よって、エプソムカップの予想においては、タイムトゥヘヴンが再度好走するためには差しが届きやすい展開の助けが必要と判断すべきである。

 

飛鳥ステークス組

1着のヤマニンサンバ(川田将雅)が出走を予定している。

 

ヤマニンサンバ

飛鳥ステークスの勝利という結果は、格上挑戦ながらもスローペースを後方から差し切った上に、1馬身以上の差をつけており、力の違いを見せつけた。

 

なお、ヤマニンサンバは、1勝クラスを勝ち上がるまでに時間を要したが、近2走の走りを見る限り完全に本格化した。

 

よって、エプソムカップの予想においては、急激なメンバー強化であっても、ヤマニンサンバにそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

以上、エプソムカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、エプソムカップ(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

2021

1

15

ザダル

5

3

石橋脩

2

13

サトノフラッグ

4

6

戸崎圭

3

7

ファルコニア

4

2

川田将

2020

1

6

ダイワキャグニー

6

9

内田博

2

1

ソーグリッタリング

6

5

藤井勘

3

18

トーラスジェミニ

4

18

木幡育

2019

1

9

レイエンダ

4

5

ルメ

2

6

サラキア

4

7

丸山元

3

4

ソーグリッタリング

5

1

浜中俊

2018

1

16

サトノアーサー

4

2

戸崎圭

2

6

ハクサンルドルフ

5

4

川田将

3

5

グリュイエール

6

5

福永祐

2017

1

12

ダッシングブレイズ

5

5

浜中俊

2

10

アストラエンブレム

4

1

デム

3

7

マイネルハニー

4

6

柴田大

2016

1

18

ルージュバック

4

1

戸崎圭

2

16

フルーキー

6

3

デム

3

13

マイネルミラノ

6

6

柴田大

2015

1

6

エイシンヒカリ

4

2

武豊

2

2

サトノアラジン

4

1

ルメ

3

12

ディサイファ

6

4

四位洋

2014

1

1

ディサイファ

5

2

四位洋

2

5

マイネルラクリマ

6

4

川田将

3

4

ダークシャドウ

7

8

戸崎圭

2013

1

3

クラレント

4

4

岩田康

2

13

ジャスタウェイ

4

3

福永祐

3

1

サンレイレーザー

4

7

藤岡康

2012

1

6

トーセンレーヴ

4

1

ウィ

2

14

ダノンシャーク

4

2

福永祐

3

3

マイネルスターリー

7

15

柴田大

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ダーリントンホール

5

ダービー卿CT(G3)3

エイシンチラー

4

メイS(OP)2

タイムトゥヘヴン

4

京王杯スプリングC(G2)3

ダービー卿CT(G3)1

ザダル

5

ダービー卿CT(G3)10

グラティアス

4

ダービー卿CT(G3)4

ジャスティンカフェ

4

湘南S(3勝クラス)1

シャドウディーヴァ

6

ヴィクトリアM(G1)9

トライン

4

洛陽S(L)17

ガロアクリーク

5

都大路S(L)5

トーラスジェミニ

6

ダービー卿CT(G3)12

クリスタルブラック

5

2020年皐月賞(G1)16

     

Q1:東京芝1800mの特徴

東京芝1800mの特徴を教えてください。エプソムカップは毎年人気が割れていますが、今年も荒れる可能性は高いでしょうか?

Q2:ダービー卿CT(G3)組の評価

ダービー卿CTから11番人気1着のタイムトゥヘヴン、1番人気3着のダーリントンホール、2番人気4着のグラティアス、4番人気10着のザダル、15番人気12着のトーラスジェミニが出走予定です。ハイペースで追い込み競馬になりました。タイムトゥヘヴンは出遅れ癖がありましたが、ここでは遅れず次走のスプリングCでも3着と好走しています。ダーリントンホールは後方から伸び、ザダルは直線進路がなく脚を余していたように見えました。グラティアスは能力が高そうですが、いつも展開がはまらない印象で、トーラスジェミニは前はもっと先行してしぶとかったように思います。マスターはどの馬を評価しますか?

Q3:ガロアクリークの評価

都大路Sから4番人気6着のガロアクリークが出走予定です。先行して第3コーナーで押していきましたが手応えもよくは見えず、あまり直線も伸びませんでした。前々走の中山記念は内枠で後方の内目を追走し4着でした。昨年のエプソムカップも出走し12着でしたが、上積みはあるのでしょうか?マスターはどう評価しますか?

Q4:シャドウディーヴァの評価

ヴィクトリアマイルから16番人気9着のシャドウディーヴァが出走予定です。前残りの展開でソダシが買ったレースですが、シャドウディーバは外枠で最後方の外目から追い込みましたが届きませんでした。同条件の府中牝馬Sでは好走歴はあるものの、近走では年齢的な衰えも少しあるのかなと思うのですが、今回のメンバーではどうでしょうか?

Q5:ジャスティンカフェの評価

湘南ステークス(L)から2番人気1着のジャスティンカフェが出走予定です。最後方から直線伸びて差し切り勝ちでした。マスターはウインシャーロットを軸に的中でしたが、どちらかいうと前残りの予想だったでしょうか?この勝ちっぷりは評価出来ますか?

Q6:エイシンチラーの評価

メイS(L)から4番人気2着のエイシンチラーが出走予定です。スタート後は先行勢の馬混みにいて、外から何頭か捲ってきて位置は少し下がりましたが、折り合って直線では外に出して追い込みました。前々走の東京新聞杯では後方の内目を追走して直線では進路がなく、最後だけ伸びて14番人気6着でした。G3では苦戦していますが今回のメンバーではどうでしょうか?

Q7:クリスタルブラックの評価

怪我から復帰して約2年以上となるクリスタルブラックが出走予定です。皐月賞では5番人気16着、京成杯では7番人気1着でした。皐月賞は出遅れて後方の外目追走、京成杯は最初はかなり掛かっていましたが、後方の内目で落ち着き、先行して抜け出したスカイグルーヴを捉えました。スカイグルーヴは距離を短縮して好走していますが、クリスタルブラックはどうとらえたらいいのでしょうか?

Q8:ドウデュースの凱旋門賞挑戦

日本ダービーの勝ち馬ドウデュースが 凱旋門賞に挑戦するということで話題になっています。ドウデュース以外でもパンサラッサやシャフリヤール、タイトルホルダー含む7頭が登録しています。椎名さんはどの馬が1番好走する可能性があると思いますか?また今年は現地に行かれるのでしたら、ぜひフランスで現地のリポート込みのQA動画を撮ってほしいです(マスターと一緒でも)。

 

\なぜプロプランに人数制限しているのか?/
抽選申込みはコチラ
次回当選: 8/3 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

Copyright©sucmedia Inc. All rights reserved.