エプソムカップ。エプソムカップは1983年に東京優駿が50回を迎えたのを機に東京競馬場とエプソム競馬場との姉妹競馬場提携が結ばれ、翌年に4歳(現3歳)以上のハンデキャップの重賞競走(GIII)、エプソムカップとして新設、第1回は現在と同じく東京競馬場の芝1800mで施行された。
1993年からは混合競走に指定され、外国産馬の出走が可能になり、1996年からは負担重量が別定となり、更に特別指定競走となったため地方競馬所属の騎手が騎乗可能になり、2005年から混合競走から国際競走に指定され、外国調教馬の出走が可能になった。
創設期から1995年までは安田記念が5月開催であったため、安田記念の出走馬が参戦する傾向があったが、1996年以降は安田記念が6月開催に変更され、新潟大賞典の出走馬や安田記念を除外された馬、条件戦で優勝した馬が参戦するが、出走馬のレベルに開きがあることも多い。
中距離戦ということで、このレースの翌々週に行われる宝塚記念、もしくは天皇賞(秋)への出走を睨んでこの競走に挑む陣営も存在する。なお、当競走を優勝後に同年の宝塚記念を制した馬はいないが、1996年の優勝馬マーベラスサンデーと2007年の優勝馬エイシンデピュティは翌年の宝塚記念を制した。同年の天皇賞(秋)を優勝した馬は1991年のプレクラスニーのみである。
現在の優勝レイの配色は、赤色地に銀色文字となっている。
出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属の競走馬(未勝利馬は除く)及び外国調教馬(9頭まで)。
負担重量は3歳(旧4歳)が52kg、4歳(旧5歳)以上が56kg、牝馬は2kg減を基本とし、
日本馬は収得賞金が3,000万円を超過した出走馬は、超過額2,000万円毎に1kg増。
外国調教馬はGI競走1着馬は5kg増、GII競走1着馬は3kg増、GIII競走1着馬は1kg増(ただし2歳時の成績を除く)。
以上の条件で斤量が課せられる。
25/1/26 (日) エプソムカップ(GⅢ)/東京/別定/1800m(左・芝)
今週のメインレースは、第32回エプソムカップである。
第32回エプソムカップは、秋のG1を狙う馬が出走を予定しており、今後のG1戦線を占う意味でも注目される。そこで、競馬理論の競馬予想では、第32回エプソムカップに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
モンゴル大統領賞組からは、1着のサトノアラジン(ルメール)、2着のフェスティブタロー(田中勝春)、3着のヒラボクディープ(柴山雄一)、7着のパワースポット(横山典弘)、8着のゲシュタルト(木幡)及び10着のツクバコガネオー(松岡正海)が第32回エプソムカップに出走する。
サトノアラジンのモンゴル大統領賞の勝利という結果は、イン有利の馬場において終始外を回らされてのものであり、着差以上に強い内容であった。
よって、第32回エプソムカップの競馬予想においては、サトノアラジンにモンゴル大統領組でナンバーワンの評価を与えて当然である。
一方、フェスティブタロー、ヒラボクディープ、パワースポット、ゲシュタルト及びツクバコガネオーは、モンゴル大統領賞のレース内容から、更にメンバーが強化する第32回エプソムカップの競馬予想において高い評価は不要である。
一方、都大路ステークス組からは、1着のエイシンヒカリ(武豊)が第32回エプソムカップに出走する。
エイシンヒカリの都大路ステークスの勝利という結果は、前が止まらない馬場での行ったきりの競馬に恵まれたものだが、スピードの違いを見せつけたことも確かである。
よって、第32回エプソムカップの競馬予想においては、 エイシンヒカリの逃げ切りにも注意を払うべきである。
一方、マイラーズカップ組からは、5着のフルーキー(浜中俊)が第32回エプソムカップに出走する。
フルーキーのマイラーズカップの5着という結果は、前残りの展開で脚を余したものであり力負けではない。
よって、第32回エプソムカップの競馬予想においては、重賞で好走を繰り返しているフルーキーにも高い評価を与えるべきである。
一方、中日新聞杯組からは、1着のディサイファ(四位洋文)が第32回エプソムカップに出走する。ディサイファの中日新聞杯の勝利という結果は、イン有利の馬場でロスのない競馬に恵まれたものだが、G3ならば力が上であることも示した。
よって、第32回エプソムカップの競馬予想においては、内枠を挽いてロスのない競馬ができるようであればディサイファの連覇もあり得ると判断すべきである。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第32回エプソムカップに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第32回エプソムカップの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第32回エプソムカップの予想をお楽しみに。
開催日:2024/06/09
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | レーベンスティール | 82 | 牡 | 4 | 59 | 01:44.7 | 80 | 2 | 0
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0
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0
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2 | 17 | ニシノスーベニア | 75 | 牡 | 5 | 57 | 01:45.0 | 77 | -2 | 0
|
0
|
0
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3 | 10 | シルトホルン | 71 | 牡 | 4 | 57 | 01:45.3 | 74 | -2 | 0
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-1
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0
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4 | 11 | サイルーン | 72 | セン | 5 | 57 | 01:45.3 | 74 | -2 | 0
|
0
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0
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5 | 15 | アルナシーム | 72 | 牡 | 5 | 57 | 01:45.3 | 74 | -2 | 0
|
0
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0
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6 | 16 | グランディア | 72 | セン | 5 | 57 | 01:45.3 | 74 | -2 | 0
|
0
|
0
|
7 | 18 | セルバーグ | 73 | 牡 | 5 | 58 | 01:45.4 | 73 | 0 | 0
|
0
|
0
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8 | 12 | グランスラムアスク | 71 | 牝 | 5 | 55 | 01:45.4 | 73 | -2 | 0
|
0
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0
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9 | 4 | ヴェルトライゼンデ | 73 | 牡 | 7 | 58 | 01:45.4 | 73 | 0 | 0
|
0
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0
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10 | 1 | トゥデイイズザデイ | 70 | 牡 | 5 | 57 | 01:45.5 | 72 | -2 | 0
|
0
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0
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11 | 3 | ルージュリナージュ | 70 | 牝 | 5 | 55 | 01:45.5 | 72 | -2 | 0
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0
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0
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12 | 14 | カレンシュトラウス | 69 | 牡 | 7 | 57 | 01:45.6 | 71 | -2 | 0
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0
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0
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13 | 7 | マイネルケレリウス | 69 | 牡 | 4 | 57 | 01:45.6 | 71 | -2 | 0
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0
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0
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14 | 2 | ノースザワールド | 68 | 牡 | 6 | 57 | 01:45.8 | 69 | -2 | 0
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1
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0
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15 | 5 | タイムトゥヘヴン | 66 | 牡 | 6 | 57 | 01:45.9 | 68 | -2 | 0
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0
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0
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16 | 8 | ワールドウインズ | 65 | セン | 7 | 57 | 01:46.0 | 67 | -2 | 0
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0
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0
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17 | 9 | レッドランメルト | 64 | 牡 | 5 | 57 | 01:46.1 | 66 | -2 | 0
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0
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0
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18 | 13 | ラケマーダ | 64 | 牡 | 4 | 57 | 01:46.1 | 66 | -2 | 0
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0
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0
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1/26(日)AJCC・プロキオンS2/1(土)※更新をお待ちください
過去5年のトラックバイアス
6/9(日)東京
どこでも伸びる
6/11(日)東京
6/12(日)東京
6/13(日)東京
6/14(日)東京
6/9(日)東京
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25/1/25 22:59 更新