ダービー卿CT(G3)/中山競馬場/芝外1600m/右/条件:サラブレッド系4歳以上/賞金:3900万

今週は、フルゲート16頭に対して22頭もの出走登録馬があった
ダービー卿チャレンジトロフィー(2019年)の予想について解説する。
ダービー卿チャレンジトロフィーは、中心馬不在のハンデ戦ということもあり、人気の割れそうな混戦模様である。
NHKマイルカップ2着馬ギベオンが人気を集めそうだが、トップハンデの57.5キロを背負わされることもあり、波乱もありうる。
そこで、競馬理論の競馬予想では、ダービー卿チャレンジトロフィーの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
まずは
金鯱賞組
6着のギベオン(蛯名正義)が出走登録している。
ギベオン
金鯱賞の6着という結果は、スローの2番手を追走する展開に恵まれたにもかかわらず上位に離されてしまっており、力負けであった。
ただし、金鯱賞は、G1馬が5頭も揃うかなり強いメンバーだった上に、距離が長かったと見ることもできる。
なお、ギベオンは、レベルの高い4歳世代のNHKマイルカップ2着馬であり、能力的には上位である。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、57.5キロのトップハンデであっても、ギベオンにかなり高い評価を与えて当然である。
東風ステークス組
3着のダイワキャグニー(石橋脩)・4着のミュゼエイリアン・
5着のゴールドサーベラス・6着のカツジ(松山弘平)・
10着のキョウヘイ(勝浦正樹)
の合計5頭が出走を予定している。
ダイワキャグニー
東風ステークスの3着という結果は、前残りの展開で脚を余してしまっており、レース内容としては一番であった。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、ダイワキャグニーに東風ステークス組で最も高い評価を与えるべきである。
ミュゼエイリアン・ゴールドサーベラス・キョウヘイ
東風ステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、ミュゼエイリアン、ゴールドサーベラス及びキョウヘイに高い評価は不要である。
カツジ
東風ステークスの6着という結果は、出遅れて早めにまくって脚を使ってしまったため、ゴール前で歩いてしまった。
ただし、カツジは、去年のマイルチャンピオンシップで3歳馬ながら4着に追い込んだ実績がある。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、差しが届く展開になるようであれば、カツジの差し切りもあり得ると判断すべきである。
ニューイヤーステークス組
1着のドーヴァー(田辺裕信)・2着のキャプテンベリー(大野拓弥)
の合計2頭が出走登録している。
ドーヴァー
ニューイヤーステークスの勝利という結果は、3馬身の差が示すように力の違いを見せつけた。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、2連勝で本格化の兆しがうかがえるドーヴァーにもそれなりの高い評価を与えて当然である。
キャプテンベリー
ニューイヤーステークスの2着という結果は、ドーヴァーに力負けであった。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、更なるメンバー強化を考慮すると、キャプテンベリーに高い評価は不要である。
ターコイズステークス組
8着のプリモシーン(福永祐一)が出走登録している。
プリモシーン
ターコイズステークスの8着という結果は、思ったより伸びなかったが、4コーナーで前が壁になる不利を受けてのものであり、度外視可能である。
なお、プリモシーンは、3歳牝馬ながら古馬を破っての関屋記念勝ちの実績がある。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、差しが届く展開になるようであれば、プリモシーンの差し切りもあり得ると判断すべきである。
京都金杯組
5着のピースインラブ(ミナリク)が出走を予定している。
ピースインラブ
京都金杯の5着という結果は、イン有利の馬場でラチ沿いを走れなかった割には大きく負けていない。
またピースインラブは、去年のダービー卿チャレンジトロフィーの勝ち馬であり、この条件は最も得意な舞台である。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、ピースインラブの連覇もありうると判断すべきである。
阪急杯組
4着のロードクエスト(三浦皇成)・16着のヤングマンパワー
の合計2頭が出走登録している。
ロードクエスト
阪急杯の4着という結果は、直線で馬群に包まれて仕掛けが遅れてしまってのものであり、上位と着差ほどの能力差はない。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、ロードクエストにもそれなりの評価を与えるべきである。
ヤングマンパワー
阪急杯のレース内容は見所がなかった。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、ヤングマンパワーに高い評価は不要である。
ファイナルステークス組
1着のフィアーノロマーノ(川田将雅)が出走登録している。
フィアーノロマーノ
ファイナルステークスの勝利という結果は、後続を寄せ付けておらず力の違いを見せつけた。
よって、ダービー卿チャレンジトロフィーの予想では、重賞にしては冴えないメンバー構成を考慮すると、フィアーノロマーノにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
以上、ダービー卿チャレンジトロフィーに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
ダービー卿チャレンジトロフィー(2019年)の最終的な予想を決断する。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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