チャンピオンズカップ(GⅠ)/中京/定量/1800m(左・ダート)
今週は、フルゲート16頭に対して中央馬18頭、外国馬1頭の合計19頭の出走登録馬があった
チャンピオンズカップ(2018年)の予想について解説する。
チャンピオンズカップは、ダートナンバーワン決定戦ということもあり、ダート界の一線級が揃った。
古馬チャンピオンゴールドシップ(ルメール)を南部杯で破ったルヴァンスレーヴが人気を集めそうだが、初対戦となる馬も多く、波乱の可能性もあり得る。
そこで、競馬理論の競馬予想では、チャンピオンズカップの出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
JBCクラシック組
1着のケイティブレイブ(福永祐一)・2着のオメガパフューム(クリスチャン・デムーロ)・
3着のサンライズソア(モレイラ)・4着のノンコノユメ(内田博幸)・
6着のアスカノロマン(太宰啓介)・11着のセンチュリオン(吉田隼人)
の合計6頭が出走登録している。
ケイティブレイブ
JBCクラシックの勝利という結果は、イン有利の馬場で終始外を回って差し切る着差以上に強い内容であった。
且つ、ケイティブレイブは、いつもの先行する競馬でなく、差す競馬でも結果を残せたことは評価に値する。
よって、チャンピオンズカップの予想では、更にメンバーが強化する点を考慮しても、ケイティブレイブにかなり高い評価を与えるべきである。
ただし、ケイティブレイブは、外から被されたときに凡走することがあるので、外から被されずに競馬ができるかどうかが重要である。
オメガパフューム
JBCクラシックの2着という結果は、ケイティブレイブには力負けであったが、ケイティブレイブと同様に外を回って追い込んだことは立派である。
なお、オメガパフュームは、ジャパンダートダービーでルヴァンスレーヴにこそ敗れたが、2着を確保している。
よって、チャンピオンズカップの予想では、相手なりに崩れなく走るオメガパフュームにもそれなりの評価は与えるべきである。
サンライズソア
JBCクラシックの3着という結果は、先手をとって、イン有利の馬場を生かしたものと見ることができる。
一方で、サンライズソアは、テイエムジンソクに途中で絡まれなければもう少し粘っていたと見ることもできる。
よって、チャンピオンズカップの予想では、前残りになりやすい中京競馬場のダートコースを考慮すると、楽に先行できるようであれば、サンライズソアの逃げ粘りにも注目すべきである。
ノンコノユメ・アスカノロマン・センチュリオン
JBCクラシックのレース内容は見所がなかった。
よって、チャンピオンズカップの予想では、ノンコノユメ、アスカノロマン及びセンチュリオンに高い評価は不要である。
ただし、ノンコノユメは、2018年のフェブラリーステークス馬なので、前崩れの展開になるようであれば、多少の注意を払うべきである。
南部杯組
1着のルヴァンスレーヴ(ミルコ・デムーロ)・2着のゴールドドリーム(ルメール)
の合計2頭が出走を予定している。
ルヴァンスレーヴ
ルヴァンスレーヴの勝利という結果は、古馬でナンバーワンのゴールドドリームを破る強い内容であった。
ただし、ルヴァンスレーヴは、先行争いの5頭から離れた6番手のインを気分よく追走させたミルコ・デムーロ騎手の好騎乗によるものでもある。
よって、チャンピオンズカップの予想では、ダートならば能力的に底を見せていないルヴァンスレーヴに本命級の高い評価を与えて当然である。
ゴールドドリーム
南部杯の2着という結果は、ルヴァンスレーヴをマークする形だったが、差は詰まらず2着止まりであった。
ただし、ゴールドドリームは、休み明けで仕上がり途上出会ったことを考慮すると、1馬身半の着差ほど能力差があったわけではない。
よって、チャンピオンズカップの予想では、展開や馬場次第では、ゴールドドリームがルヴァンスレーヴを逆転可能と判断すべきである。
武蔵野ステークス組
1着のサンライズノヴァ(戸崎圭太)・2着のクインズサターン・
6着のインカンテーション(三浦皇成)・7着のウェスタールンド・
の合計4頭が出走登録している。
サンライズノヴァ
武蔵野ステークスの勝利という結果は、東京コースならば堅実に追い込むことを示した。
ただし、武蔵野ステークスは、JBCクラシックや南部杯と比べると、メンバー的にレベルが低かったことも否めない。
よって、チャンピオンズカップの予想では、急激なメンバー強化を考慮すると、サンライズノヴァに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
クインズサターン・インカンテーション・ウェスタールンド
武蔵野ステークスのレース内容は見所がなかった。
よって、チャンピオンズカップの予想では、クインズサターン、インカンテーション及びウェスタールンドに高い評価は不要である。
ただし、インカンテーションは、休み明けで不利を受けた武蔵野ステークスの敗戦は度外視可能で、フェブラリーステークス3着馬である。
よって、インカーネーションには多少の注意を払うべきである。
以上、チャンピオンズカップに出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
チャンピオンズカップ(2018年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。