産経賞セントウルステークス(GⅡ)/中京/別定/1200m(右・芝)
今週のメインレースは、第29回セントウルステークスである。
第29回セントウルステークスは、サマースプリトシリーズの最終戦というだけでなく、スプリンターズステークスの前哨戦としても注目を集める。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第29回セントウルステークスに出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
アイビスサマーダッシュ組からは、3着のアースソニック(デムーロ)及び5着のリトルゲルダ(川田将雅)が第29回セントウルステークスに出走する。
アースソニック及びリトルゲルダのアイビスサマーダッシュの敗戦は、ベルカントにはスピード負けであった。
よって、第29回セントウルステークスの競馬予想においては、アースソニック及びリトルゲルダが好走するためには、インで脚をためるなど開幕週の馬場や展開に恵まれる必要があると判断すべきである。
一方、北九州記念組からは、4着のバーバラ(武豊)、5着のミッキーラブソング(小牧太)、10着のマヤノリュウジン(横山典弘)、12着のメイショウツガル(幸英明)、13着のマイネルエテルネル(和田竜二)、16着のメイショウイザヨイ(太宰啓介)及び17着のサカジロロイヤル(国分恭介)が第29回セントウルステークスに出走する。
バーバラの北九州記念の4着という結果は、上がりナンバーワンの脚を使ってのものであり、スタートさえ互角ならばもう少し走れたハズである。
よって、第29回セントウルステークスの競馬予想においては、スタート互角で好位を追走できるようであれば、バーバラにも注意が必要と判断すべきである。
一方、ミッキーラブソング、マヤノリュウジン、メイショウツガル、マイネルエテルネル、メイショウイザヨイ及びサカジロロイヤルは、北九州記念の見所のない内容を見る限り、第29回セントウルステークスの競馬予想において高い評価は不要である。
唯一注意を払うとすれば、ハイペースの前崩れの展開になったときのマヤノリュウジンくらいであろう。
一方、CBC賞組からは、1着のウリウリ(岩田康誠)が第29回セントウルステークスに出走する。
ウリウリのCBC賞の勝利という結果は、55.5キロのハンデを背負ってのものであり、スプリント適性の高さを示したものだが、ロスのない競馬をさせた岩田騎手の好騎乗に助けられたことも確かである。
よって、第29回セントウルステークスの競馬予想においては、
岩田騎手が再度同じようにロスのない競馬をさせるようであれば、ウリウリのスプリント重賞連覇もあり得ると判断すべきである。
一方、ヴィクトリアマイル組からは、1着のストレイトガール(戸崎圭太)が出走する。
ストレイトガールのヴィクトリアマイルの勝利という結果は、牝馬限定とは言えども少し距離が長いマイルのG1を制したことは立派である。
よって、第29回セントウルステークスの競馬予想においては、スプリト戦線では常に上位争いを繰り返すストレイトガールに本命級の高い評価を与えて当然である。
一方、高松宮記念組からは、2着のハクサンムーン(酒井学)が第29回セントウルステークスに出走する。
ハクサンムーンの高松宮記念の2着という結果は、前残りの展開に恵まれたことは確かだが、強敵相手であったことを考えると立派である。
よって、第29回セントウルステークスの競馬予想においては、ハクサンムーンが楽に逃げを打てるようであれば開幕週の馬場を生かしての逃げ切りまであり得ると判断すべきである。
一方、UHB賞組からは2着のルチャドルアスール(平野)、4着のブランダムール(四位洋文)、8着のホウライアキコ(池添謙一)が第29回セントウルステークスに出走する。
ルチャドルアスールのUHB賞の2着という結果は、イン有利の馬場においての逃げ粘りであり、エポワスには力負けであった。
よって、第29回セントウルステークスの競馬予想においては、ルチャドルアスールが好走するためにはハクサンムーンに競られずに逃げを打つなど相当の展開の助けが必要と判断すべきである。
一方、ブランダムール及びホウライアキコは、UHB賞の見所のないレース内容を見る限り、第29回セントウルステークスの競馬予想において高い評価は不要である。
以上のように、競馬理論の競馬予想では、第29回セントウルステークスに出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第29回セントウルステークスの最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第29回セントウルステークスの予想をお楽しみに。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。