

基本的には内枠先行馬が有利なので、穴を狙うならこのタイプ。道悪で外が伸びるトラックバイアスになった際にだけ、外枠には注意を払いたい。


今週は、フルゲート18頭に対して20頭もの出走登録馬があったCBC賞(2025年)の予想について解説する。CBC賞は、サマースプリントシリーズの一戦で、秋の飛躍を目指す快足馬が揃った。重賞連覇を狙うヤマニンアリフラが人気となりそうだが、ハンデ戦ということもあり波乱もあり得る。そこで、競馬理論の競馬予想では、CBC賞の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
北九州記念組
ヤマニンアリフラ
北九州記念の勝利は、55キロのハンデに恵まれはしたものの、初の重賞挑戦で速いペースにも関わらず、中団追走から差し切った。なお、ヤマニンアリフラは、3連勝中と能力的にも底を見せていない。よって、CBC賞においては、斤量増やメンバー強化であっても、充実著しいヤマニンアルリフラに高い評価を与えるべきである。
ドロップオブライト
北九州記念の6着は、終始外を回らされたにせよ、じりじりとしか脚を使えずに上位とは差があった。なお、ドロップオブライトは、去年のCBC賞の勝ち馬だが、イン有利のトラックバイアスで好位のインを追走する展開に恵まれた。よって、ドロップオブライトがCBC賞を連覇するためには、去年と同様にトラックバイアスや展開の助けがかなり必要なので、確率は高くない。
カリボール
北九州記念のレース内容は見どころがなかった。よって、CBC賞においては、カリボールに高い評価は不要である。
エイシンワンド
北九州記念のレース内容は見どころがなかった。よって、CBC賞においては、エイシンワンドに高い評価は不要である。
オタルエバー
北九州記念のレース内容は見どころがなかった。よって、CBC賞においては、オタルエバーに高い評価は不要である。
クラスペディア
北九州記念の17着は、逃げる自分の競馬ができなかったうえに競り合ったので度外視可能である。なお、クラスペディアは、葵ステークスで2着に粘ったように、先手さえ取れれば重賞でも通用する能力を秘める。よって、CBC賞においては、先手を取れるようなメンバー構成であれば、クラスペディアの巻き返しにも注意を払うべきである。
函館スプリントステークス組
ジューンブレア
函館スプリントステークスの2着は、勝ち馬とハナ差で2着以下を2馬身離しており立派だが、開幕週のイン有利のトラックバイアスで好位のインを追走する展開に恵まれたものでもある。なお、ジューンブレアは、芝のスプリント戦では2連勝で函館スプリントステークスを迎えており、能力的にも底を見せていない。よって、CBC賞においては、楽に先行できる展開になるようであれば、ジューンブレアに高い評価を与えるべきだが、先行勢に厳しい展開になりそうな場合には過信は禁物である。
インビンシブルパパ
函館スプリントステークスの4着は、ハイペースで先行してよく粘ったという見方もできるが、イン有利のトラックバイアスで1枠で逃げを打っても止まってしまった。ただし、インビジブルババは、初の芝でスピードを披露したことは価値がある。よって、CBC賞においては、楽に先行する展開に恵まれるようであれば、インビジブルババの粘り込みにも注意を払うべきである。
カルチャーデイ
函館スプリントステークスの6着は、インビジブルババに先手を取られてしまったため、直線では内と外から交わされてしまったが、大きくは負けていない。なお、カルチャーデイは、ファンタジーステークスを制した時のように、好位のインでロスのない競馬ができれば最も能力を発揮する。よって、CBC賞においてカルチャーデイが好走するためには、イン有利のトラックバイアスで好位のインを追走する展開の助けが必要と判断すべきである。
鞍馬ステークス
グランテスト
鞍馬ステークスの9着は、道悪だったとはいえ楽に先行しながらも止まってしまった。ただし、グランテストは、シルクロードステークス2着の内容だけ走れば、大きな差はない。よって、CBC賞においては、展開やトラックバイアスの助けがありそうな場合にのみ、グランテストに注意を払えば十分である。
モルガナイトステークス組
ジャスティンスカイ
モルガナイトステークスの勝利は、メンバーに恵まれたとは言えども、59キロの斤量で1馬身の差をつけており、力の違いを見せつけた。よって、CBC賞においては、メンバー強化ではあるものの、ジャスティンスカイに押さえ程度の評価は与えるべきである。
エプソムカップ組
シュトラウス
エプソムカップの13着は、先手を取ったが行きたがっていた分だけ止まってしまった。なお、シュトラウスは、東京スポーツ杯2歳ステークス、白富士ステークスを制しており、低調なスプリント戦に入れば実績的にも能力的にも断然である上に、気性を考えると距離短縮はプラスである。よって、CBC賞においては、ペースに戸惑わない限り、シュトラウスが好走する可能性は高い。
ヴィクトリアマイル組
ワイドラトゥール
ヴィクトリアマイルの11着は力負けであった。なお、ワイドラトゥールは、愛知杯を制したが、重賞にしては低調なメンバーと前崩れの展開に恵まれた。よって、CBC賞においては、前崩れの展開になりそうな場合にのみ、ワイドラトゥールに注意を払えば十分である。
パラダイスステークス組
ベガリス
パラダイスステークスの2着は、先行して粘り込んだが、カリボールに2馬身半も離されてしまった。そのカリボールが北九州記念11着、パラダイスステークス3着のハクサンバードが関屋記念16着からも、パラダイスステークスのレースレベルの低さを露呈した。よって、CBC賞においては、ベガリスに高い評価は不要である。
まとめ
3連勝で重賞を制したヤマニンアルリフラが中心。ただしメンバー強化でのハンデ増なので、絶対視も禁物。大きな能力差があるわけではない上に、ハンデで能力差が補正されるため、どの馬もチャンスがあり、波乱の可能性も。以上、CBC賞に出走登録している有力各馬の能力を分析した。この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、CBC賞(2025年)の最終的な予想を決断する。

開催日:2024/08/18
着順 | 馬番 | 馬名 | MI | 性別 | 馬齢 | 斤量 | タイム | 基 | KP | BP | AP | TP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | ドロップオブライト | 75 | 牝 | 5 | 54 | 01:07.5 | 81 | -4 | -1
|
0
|
-1
|
2 | 6 | スズハローム | 76 | 牡 | 4 | 56 | 01:07.5 | 81 | -4 | -1
|
0
|
0
|
3 | 5 | グランテスト | 70 | 牝 | 4 | 52 | 01:07.6 | 80 | -8 | -1
|
0
|
-1
|
4 | 15 | メイショウソラフネ | 76 | 牡 | 5 | 56 | 01:07.7 | 79 | -4 | 1
|
0
|
0
|
5 | 7 | ジャスティンスカイ | 77 | 牡 | 5 | 57.5 | 01:07.7 | 79 | -1 | -1
|
0
|
0
|
6 | 12 | カンチェンジュンガ | 73 | 牡 | 4 | 55 | 01:07.9 | 77 | -6 | 1
|
0
|
1
|
7 | 2 | キタノエクスプレス | 71 | 牡 | 6 | 55 | 01:08.0 | 76 | -6 | -1
|
2
|
0
|
8 | 4 | スコールユニバンス | 66 | 牝 | 5 | 51 | 01:08.0 | 76 | -10 | -1
|
0
|
1
|
9 | 9 | ブーケファロス | 71 | 牡 | 4 | 55 | 01:08.0 | 76 | -6 | 1
|
0
|
0
|
10 | 11 | グレイトゲイナー | 71 | 牡 | 7 | 56.5 | 01:08.1 | 75 | -3 | 0
|
0
|
-1
|
11 | 3 | バースクライ | 71 | 牝 | 4 | 54 | 01:08.1 | 75 | -4 | -1
|
0
|
1
|
12 | 10 | ヤクシマ | 69 | 牡 | 4 | 55 | 01:08.1 | 75 | -6 | -1
|
0
|
1
|
13 | 14 | レッドヒルシューズ | 68 | 牝 | 4 | 53 | 01:08.2 | 74 | -6 | 0
|
0
|
0
|
14 | 17 | カリボール | 72 | 牡 | 8 | 56 | 01:08.2 | 74 | -4 | 1
|
0
|
1
|
15 | 13 | ショウナンハクラク | 70 | 牡 | 5 | 56 | 01:08.2 | 74 | -4 | 0
|
0
|
0
|
16 | 8 | サウンドビバーチェ | 73 | 牝 | 5 | 56 | 01:08.3 | 73 | 0 | 0
|
0
|
0
|
17 | 16 | アグリ | 73 | 牡 | 5 | 58.5 | 01:08.5 | 71 | 1 | 1
|
0
|
0
|
18 | 18 | アネゴハダ | 60 | 牝 | 5 | 53 | 01:09.1 | 65 | -6 | 1
|
0
|
0
|

8/9(土)エルムS8/10(日)レパードS・CBC賞※更新をお待ちください
25/8/6 10:57 更新
25/8/6 10:57 更新
過去5年のトラックバイアス

8/18(日)中京
超高速馬場で前止まらず
7/2(日)中京
開幕週雨上がり
7/3(日)小倉
開幕週
7/4(日)小倉
開幕週
7/5(日)阪神
6/30(日)中京
開幕週
以下のフォームから新規メルマガ会員登録すると、毎週のトラックバイアス情報やマスター指数(MI)に関する情報が閲覧できます。

メルマガ会員登録するにはメールアドレスを入力して、「メールを受け取る」ボタンを押してください
25/8/6 10:57 更新