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2020/12/22

【 有馬記念2020予想】 クロノジェネシスの春秋グランプリ制覇なるか?

出走日:2020年12月27日(日)
有馬記念(GⅠ)/中山/定量/2500m(右・芝)

今週は、フルゲート16頭に対して23頭もの出走登録馬があった有馬記念(2020年)の競馬予想について解説する。

 

ファン投票1位のクロノジェネシスが春秋のグランプリ連覇を狙うが、フィエールマンやラッキーライラックなどG1馬が8頭も出走登録しており、例年以上の注目を集める。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、有馬記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

天皇賞秋組

2着のフィエールマン(ルメール)・3着のクロノジェネシス(北村友一)・11着のブラストワンピース(横山武)の合計3頭が出走登録している。

 

フィエールマン

天皇賞秋の2着という結果は、スタート後に不利を受けたことで位置取りが悪くなってしまったが、スローペースで上がり32秒7の脚を使って、アーモンドアイに半馬身差まで迫ったことは立派である。なお、アーモンドアイは、次走のジャパンカップで、2頭の無敗の3冠馬(コントレイル及びデアリングタクト)を寄せ付けなかったことからも、天皇賞のレベルの高さをうかがわせる。

 

よって、有馬記念の予想では、距離延長もプラスに働くフィエールマンに本命級のかなり高い評価を与えて当然である。

 

クロノジェネシス

天皇賞秋の3着という結果は、フィエールマンと同様にスタート後に接触する不利を受けた上に、どちらかというと不得意なスローの瞬発力勝負でも好走しており、レース内容としてはフィエールマンと互角である。また、クロノジェネシスは、宝塚記念を6馬身差で圧勝しているように、東京コースよりスタミナが求められる中山の2500mは適性が高い。

 

よって、有馬記念の予想では、人気であっても、クロノジェネシスのグランプリ連覇の可能性は高いと判断すべきである。

 

ブラストワンピース

天皇賞秋のレース内容は見所がなかった。

 

よって、有馬記念の予想では、一昨年の勝ち馬という実績に敬意を表したとしても、ブラストワンピースに高い評価は不要である。

 

ジャパンカップ組

4着のカレンブーケドール(池添謙一)・6着のワールドプレミア(武豊)・7着のミッキースワロー(戸崎圭太)・8着のキセキ(浜中俊)・12着のユーキャンスマイル(岩田康誠)・13着のクレッシェンドラヴ・14着のトーラスジェミニの合計7頭が出走を予定している。

 

カレンブーケドール

ジャパンカップの4着という結果は、アーモンドアイにこそ力負けであったが、2頭の無敗3冠馬(コントレイル・デアリングタクト)と僅差で走っており、負けて強しの内容であった。

 

よって、有馬記念の予想では、先行勢が有利な展開や馬場になるようであれば、カレンブーケドールの先行粘り込みに注目すべきである。

 

ワールドプレミア

ジャパンカップの6着という結果は、上位に離されてしまい、見所はなかったが、ほぼ1年ぶりの競馬にしては大きく負けていない。ただ、ワールドプレミアは、去年の有馬記念の3着馬だが、前崩れの展開に恵まれた感が強い。

 

よって、有馬記念の予想では、ワールドプレミアが去年のように好走するためには、展開の助けが必要と判断すべきである。

 

キセキ

ジャパンカップの8着という結果は、大逃げを打ってのものであり、見せ場は作った。

 

なお、キセキは、逃げ差し自在であり、展開がハマれば、G1でも好走を繰り返している。

 

よって、有馬記念の予想では、どういう競馬をするかは分からないが、キセキにもそれなりの評価を与えるべきである。

 

ミッキースワロー・ユーキャンスマイル・クレッシェンドラヴ・トーラスジェミニ

ジャパンカップのレース内容は見所がなかった。

 

よって、有馬記念の予想では、ミッキースワロー、ユーキャンスマイル、クレッシェンドラヴ及びトーラスジェミニに高い評価は不要である。

 

アルゼンチン共和国杯組

1着のオーソリティ(川田将雅)・2着のラストドラフト・3着のサンアップルトン(蛯名正義)・8着のアールスターの合計4頭が出走登録している。

 

オーソリティ

アルゼンチン共和国杯の勝利という結果は、ハイペースを早め先頭から押し切る強い内容であった。ただし、アルゼンチン共和国杯は、G1の狭間の一線級不在の弱いメンバー構成であり、G2にしても弱いメンバー構成であった。

 

よって、有馬記念の予想では、今年の3歳世代のレベルの低さを考慮すると、オーソリティに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

ラストドラフト・サンアップルトン・アールスター

アルゼンチン共和国杯のレース内容に見所はなかった。

 

よって、有馬記念の予想では、ラストドラフト、サンアップルトン及びアールスターに高い評価は不要である。

 

エリザベス女王杯組

1着のラッキーライラック(福永祐一)・2着のサラキア(松山弘平)・3着のラヴズオンリーユー(ミルコ・デムーロ)の合計3頭が出走登録している。

 

ラッキーライラック

エリザベス女王杯の勝利という結果は、大外をぶん回して早め先頭で押し切ったものであり、着差以上の強さを見せつけた。また、ラッキーライラックは、大阪杯で展開の助けがあったにせよ、クロノジェネシスを破って、牡馬との混合G1を制覇している。

 

よって、有馬記念の予想では、ラッキーライラックにも押さえ程度の評価を与えるべきである。

 

サラキア・ラヴズオンリーユー

エリザベス女王杯の敗戦は、着差こそ僅かだが、レース内容としてはラッキーライラックと着差以上の差を感じた。

 

よって、有馬記念の予想では、さらなるメンバー強化を考慮すると、サラキア及びラヴズオンリーユーに高い評価は不要である。

 

菊花賞組

4着のディープボンド(和田竜二)・5着のブラックホール・10着のバビット(内田博幸)の合計3頭が出走を予定している。

 

ディープボンド・ブラックホール・バビット

菊花賞の敗戦は、上位2頭には離されてしまい、見所がなかった。

 

また、3歳世代で能力が抜けていた3冠馬コントレイルですら、ジャパンカップでアーモンドアイから離された2着に敗れており、カレンブーケドールと僅差であったことを考えると、3歳世代のレベルに疑問が残る。

 

よって、有馬記念の予想では、ディープボンド、ブラックホール及びバビットに高い評価は不要である。

 

以上、有馬記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、

 

有馬記念(2020年)の最終的な予想を決断する。

 

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この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

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