アルゼンチン共和国杯(GⅡ)/東京/ハンデ/2500m(左・芝)
今週は、フルゲート18頭に対して16頭の出走登録馬にとどまった
アルゼンチン共和国杯(2019年)の予想について解説する。
アルゼンチン共和国杯は、G1の狭間のハンデ重賞ということもあり、一線級不在の混戦模様となることが多い。
アルゼンチン共和国杯では、目黒記念馬ルックトゥワイス(福永祐一)が人気を集めそうだが、休み明けということもあり、波乱もあり得る。
そこで、競馬理論の競馬予想では、アルゼンチン共和国杯の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。
目次
まずは目黒記念組
1着のルックトゥワイス(福永祐一)・5着のムイトオブリガード(横山典弘)の合計2頭が出走登録している。
ルックトゥワイス
目黒記念の勝利という結果は、イン有利の馬場で大外から差し切っており、着差以上に強い内容であった。
また、ルックトゥワイスは、日経新春杯でも後の天皇賞2着馬グローリーヴェイズと僅差の競馬をしている。
よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、57キロのトップハンデであっても、ルックトゥワイスに高い評価を与えるべきである。特に、差しが届く馬場や展開になるようであれば、ルックトゥワイスの評価を上げるべきである。
ムイトオブリガード
目黒記念の5着という結果は、直線でインを突いたが、上位馬に伸び負けてしまった。
ただし、ムイトオブリガードは、去年のアルゼンチン共和国杯の2着馬であり、能力的には大きな差がない。
よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、ムイトオブリガードの巻き返しにも注意を払うべきである。
小倉記念組
7着のアイスバブル(浜中俊)が出走を予定している。
アイスバブル
小倉記念の7着という結果は、勝負どころでズブさを見せており、距離不足であった。
なお、アイスバブルは、目黒記念で2着に好走しており、東京の2500mは得意な舞台である。
よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、アイスバブルにもそれなりの高い評価を与えるべきである。
六社特別組
1着のアフリカンゴールド(ルメール)・2着のトラストケンシン(三浦皇成)・10着のオジュウチョウサン(松岡正海)も合計3頭が出走登録している。
アフリカンゴールド
六社特別の勝利という結果は、2着に1馬身以上の差をつけたが、開幕週の馬場でインの33番手を追走する展開に恵まれたものでもある。
よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、ルメール騎手騎乗で人気になることを考慮すると、アフリカンゴールドを押さえ程度の評価にとどめるべきである。
トラストケンシン・オジュウチョウサン六社特別のレース内容は見どころがなかった。
よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、トラストケンシン及びオジュウチョウサンに高い評価は不要である。
京都大賞典組
4着のノーブルマーズ(高倉稜)・10着のパリンジェネシス(石橋脩)・15着のアドマイヤジャスタの合計3頭が出走登録している。
ノーブルマーズ
京都大賞典の4着という結果は、開幕週の馬場で1枠を生かしてロスのない競馬に恵まれたものであり、着順ほどの価値はない。ただし、ノーブルマーズは、いつも強敵と対戦しており、実績的には上である。
よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、展開の助けがあれば、ノーブルマーズも好走可能と判断すべきである。
パリンジェネシス
京都大賞典の10着という結果は、スタートで寄られて自分の競馬ができなかったため度外視可能である。
よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、単騎逃げ濃厚のメンバー構成を考慮すると、パリンジェネシスの残り目にも注意を払うべきである。
アドマイヤジャスタ
京都大賞典のレース内容は見どころがなかった。よって、アルゼンチン共和国杯の予想では、アドマイヤジャスタに高い評価は不要である。
以上、アルゼンチン共和国杯に出走登録している有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、
アルゼンチン共和国杯(2019年)の最終的な予想を決断する。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。