AJCC(G2)/中山競馬場/芝外2200m/右/条件:サラブレッド系4歳以上/賞金:6000万
今週のメインレースは第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)である。
第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)は、グランプリ3勝馬ゴールドシップが出走することもあり、例年以上の注目を集める。
そこで、競馬理論の競馬予想では、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する有力各馬の能力をステップレースごとに分析する。
有馬記念組からは、3着のゴールドシップ(岩田康誠)及び16着のオーシャンブルー(蛯名正義)が第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する。
ゴールドシップの有馬記念の3着という結果は、同日の1000万特別よりも1秒以上遅い時計となるくらいの超スローペースで終始外を回らされて脚を余したものであって、負けて強しの内容であった。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、58キロの斤量ではあってもゴールドシップにとっては負けられない一戦になるはずである。
一方、オーシャンブルーは、有馬記念の見所のないレース内容を見る限り、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想において高い評価は不要である。
一方、金鯱賞組からは、3着のエアソミュール(武豊)及び6着のダークシャドウ(ムーア)が第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する。
エアソミュールの金鯱賞の3着という結果は、若干折り合いを欠きながらも差のない競馬をしており、レース内容としては悪くない。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、エアソミュールにもかなり高い評価を与える必要がある。
一方、ダークシャドウの金鯱賞の6着という結果は、出遅れてしまったことで届かなかったものだが、力負けでもあった。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、ダークシャドウがエアソミュールを逆転するためには展開などかなりの助けが必要と判断すべきである。
一方、アルゼンチン共和国杯組からは、1着のフェイムゲーム(北村宏司)及び3着のスーパームーン(内田博幸)が第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する。
フェイムゲームのアルゼンチン共和国杯の勝利という結果は、好位のインで折り合う展開に恵まれたとは言えども2着に2馬身半もの差をつけており、力の違いを見せつけた。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、フェイムゲームにも高い評価を与えて当然である。
一方、スーパームーンのアルゼンチン共和国杯の3着という結果は、2度目の重賞挑戦と考えれば立派だが、フェイムゲームには力負けであった。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、
スーパームーンがフェイムゲームを逆転するためには展開などかなりの助けが必要と判断すべきである。
一方、ステイヤーズステークス組からは、3着のクリールカイザー(吉田豊)、9着のセイクリッドバレー(三浦皇成)及び12着のマイネルメダリスト(柴田大知)が第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する。
クリールカイザーのステイヤーズステークスの3着という結果は、上位2頭と長距離適性の差によるものであり、レース内容としては悪くなかった。
ただし、クリールカイザーは、アルゼンチン共和国杯において、フェイムゲームに力の差を見せつけられたことも確かである。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、クリールカイザーに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、セイクリッドバレー及びマイネルメダリストは、ステイヤーズステークスの見所のないレース内容を見る限り、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想において高い評価は不要である。
一方、ジャパンカップ組からは、15着のディサイファが出走する。
ディサイファのジャパンカップの15着という結果は、力負けであったが、超一線級のメンバーを考えると仕方ない。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、エプソムカップのように好位のインで脚をためられるようであれば、ディサイファがもう少し走っても良いと判断すべきである。
一方、天皇賞組からは、15着のフラガラッハが第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する。
フラガラッハの天皇賞の15着という結果も、力負けではあったが、メンバーと展開を考えると仕方ない。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、外の差しが届く展開や馬場になるようであれば、フラガラッハが外から追い込んで2着争いに加わる可能性があると判断すべきである。
一方、福島記念組からは、1着のミトラが第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する。
ミトラの福島記念の勝利という結果は、1枠からの発走でロスのない競馬でイン有利の馬場を最大限に生かしたものである。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、ミトラに福島記念勝ちほどの高い評価を与える必要はない。
一方、万葉ステークス組からは、4着のショウナンラグーン(吉田豊)及び7着のユニバーサルバンクが第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する。
ショウナンラグーン及びユニバーサルバンクの万葉ステークスの敗戦は、前残りの展開で脚を余したものではあるが、あの程度のメンバーで負けた事自体は頂けない。
よって、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の競馬予想においては、ショウナンラグーン及びユニバーサルバンクに展開が嵌った場合の連下候補程度の評価を与えれば十分である。
以上のように競馬理論の競馬予想では、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)に出走する有力各馬の能力を分析した。
この分析結果に、展開、調教、枠順及び馬場状態などの様々な要素を加味して、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の最終的な予想を決断する。
競馬理論のファンの方は、第56回アメリカジョッキークラブカップ(AJCC)の予想をお楽しみに。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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