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『オーシャンS』番付、『重賞アナリティクス』キャンペーン最終日~玉嶋亮の競馬予想コラム Vol.88

2024/03/04 更新
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こんばんは!玉嶋です。

 

早速ですが、今週末の『オーシャンS』番付等について、玉嶋の見解をお届けします。

 

エントリー無料 馬連予想大会▼

https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1761888354675871838?s=19

 

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●オーシャンS 番付(あいうえお順)

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小結

キミワクイーン

トウシンマカオ

 

つづき… フルオープン番付▼

https://twitter.com/keiba_tamashima/status/1762062215480496403?s=19

 

番付の意味

 

1ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開次第では逆転可能。

 

2ランク差

→枠順、トラックバイアス、展開に恵まれても逆転困難。

 

秘密兵器

→過去のレースから、番付上位と互角に渡り合える可能性を秘めた馬。

 

※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。

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以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。

 

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●シンエンペラー他 分析本より

2023年 阪神JF アスコリピチェーノ

2023年 朝日杯FS ジャンタルマンタル

2023年 ホープフルステークス レガレイラ

 

玉嶋亮

次にいきましょう。2歳戦なので、ここはまとめちゃいましょう。まあ、2歳戦の場合は、上位入線の馬がほぼ着順通りというか。あまり言うこともないです。

 

予想屋マスター

朝日杯FSの日はね。。。トラックバイアスがすごく掴みづらい日だった。前の日はちょっと雨が止んだ影響で、ややイン有利のトラックバイアスだったんですけど、朝日杯FSに近づくにつれて少しずつフラットに近づいてきました。

 

玉嶋亮

寒い時期になればなるほど、寒くて冬枯れ馬場になってしまうので、どんなにJRAの馬場管理技術が進化しても、やはり自然には勝てないんですよね。雨の影響もありますけど、11月下旬になると、土曜日に『パターンB』のトラックバイアスであっても、徐々に内が荒れていって、日曜メインで『パターンC』なんてことは、結構ありますから。大体いつも、マイルCSくらいの時期からですかね?芝コースを使えば使うほど、荒れてしまうのは。だから、「寒い時期だから、馬場が荒れるかも」は、常に頭の片隅に入れておいて、暖かい時期よりも神経質になる必要があります。脱線しました。ハナシをレースに戻しましょう。

 

予想屋マスター

まず、レースの予想として、2歳戦ですごく難しいのは、ほとんどが初対戦だから。そのためどの馬が本当に強いかというのは、実は走ってみなきゃ分からなくて。でも、古馬になると、大体は1回対戦したりとか、あとは他の対戦メンバーで紐解いたりしていけば、比較できるんだけど。。。

 

玉嶋亮

私がよく言う『予想誤差』のハナシですね。いや、分かんないっすよ(苦笑)。だって、戦ったことないんですもん。滅茶苦茶レベルの高いレースもあれば、そうでないレースもありますから。例えば、ボンドガールが勝った新馬戦なんて、上位3頭が重賞ウイナーレベルの馬じゃないですか?しかも、3着コラソンビートでさえ、阪神JFで3着ですよ。しかも、ボンドガール、チェルヴィニアが阪神JFに出ていないという。逆に、2歳戦の場合って、ファンタジーステークスみたいな1400m以下の重賞だと、1600mの重賞よりもメンバーが弱すぎて。レース前にも言及しましたけど、1400m重賞のうち、唯一「通用してもおかしくない」としていた京王杯2歳ステークスのコラソンビートが阪神JFで3着。それ以外の馬については、1400m以下の重賞で勝ち負けできたような馬でさえ、朝日杯FSと阪神JFではまったく通用していないのが現実ですから。

 

予想屋マスター

これは、古馬よりも顕著だよね。だって、朝日杯FS、阪神JFで終わりじゃないし、その後のクラシック戦線もある訳でしょう?もっと言うと、クラシックを狙えるかも知れない期待している馬を敢えて、1400m戦では使わないよね?勝ちやすいには勝ちやすいけど。もう少し具体的に言うと、さっき玉嶋さんが言っていたファンタジーステークスで勝ったカルチャーデイあたりは、「レベルが低い」可能性が高いと仮定して、番付や指数を大幅に割引採点して「通用しない」としておかないと、予想がおかしなことになります。

 

玉嶋亮

いや、その通りです。2歳戦で突破口があるとすれば。。。私は「1400m以下組で、人気を背負って飛びそうな馬はいないかな?」という目線で見ます。逆の言い方をすると、論理的に2歳戦で妙味を取れるのって、それくらいしかないです。冒頭でも言った通り繰り返しますけど、分かんないっすもん(笑)。悔しいですけど、どんなに頑張ったって、『予想誤差』が大きく出てしまうのが2歳戦。TwitterやDMコラム等で、散々言い続けていますから、マスターと私のファンはよく分かっているとは思いますが。あれかも。マスターの専門外ですが、2歳戦は、海外馬券の検討をする感覚に近いかも。「これは、どう考えても妙味あるやろ」に張るのが、2歳戦です。分からないことが多すぎるから、その誤差を打ち消せるだけの妙味がある買い目で勝負するしかないんです。これは、自分の予想精度に絶対的な自信を持っているからこそ言えるのですが、敢えて『予想誤差』の大きい2歳戦であまり勝負したいとは思いません。優位性が、あまりにもないシーンがほとんどですから。

 

予想屋マスター

話をレースに戻しましょう。朝日杯FSは、かなり難しかったね。で、結果としてはジャンタルマンタルが2連勝中だけど、内容は好位のインで流れに乗って勝っていたようにすごく強いわけではない。でも、トラックバイアスは、凄くインが有利なわけではないけど、不利でもないし、川田騎手なら、この馬の能力を余すことなくロスなく乗りそうだから、ジャンタルマンタルが一番当たりやすいという感じの予想でしかなくて。

 

玉嶋亮

このレースのポイントは、ダノンマッキンリーじゃないですか?

 

予想屋マスター

そう。前走が京都1400mの条件戦。出遅れて、大外をブン回して派手なレースぶりだけで人気になっていた。強そうに見えたと言っても、条件戦でしょ?王道のマイルとかの重賞を使わずに、それも1400mの1勝クラスの特別戦だから。

 

玉嶋亮

しかも、やや出遅れたとは言え、少頭数だったこともあって、先頭からは言うほど離さない中での追走でした。しかも、ポツンに近い内容で、気分良く追走。オマケに、メンバーが弱いとなると。。。出負け気味で、大外をブン回して勝ったのが、サウジアラビアRCや東スポ杯2歳ステークス、アルテミスステークス(牡馬だけど)だったのなら、分かりますよ?それは、強いメンバーを相手に大味な競馬でも楽勝したということですから。それなら価値はあります。でも、そうじゃない。

 

予想屋マスター

凄く弱いメンバーに恵まれている感があったので。これをメンバーに恵まれているから、人気ほど強くないよね、と軽視できれば、馬券的には面白くなったかな?というレースだと思っています。

 

玉嶋亮

そうですね。ですから今、マスターが仰っていたような。特に、2歳戦の場合って、1600mがあって、それより短い1400m以下とは、滅茶苦茶レベル差があるんですね。先ほども言いましたが、大事なハナシなので、改めて。

 

予想屋マスター

1400m以下のレースは、レベル低いね。クラシックを狙う馬って、東京や阪神、京都の1600m、1800m、2000mの王道からデビューさせて。ちょっと力が足らないと、距離を縮めて1400m戦とかにに活路を求めにいく。。。1000m、1200mでデビューさせる馬は、そもそもクラシックとか狙っていないから、レベルが低いことがほとんどなんだよね。

 

玉嶋亮

ですから、これも大事なことで、2歳戦の場合は1600mから2000mの間が強くて、1400m、1200mが弱いです。それは、古馬の場合も当然同じなんですけど、古馬のオープンになると、1200m、1400mの馬は、相対的にマイル路線から中距離路線の馬よりは弱いには弱いんですけど、勝ち上がって、曲がりなりにもオープンまで上がってきているから、それなりのレベルではあります。

 

予想屋マスター

もうね、目指している方向性が違うから。クラシックどころか、1200m、1400mでデビューさせようとする馬って、コンスタントに使って、稼いでくれれば良いってタイプが多い。もう少し乱暴な言い方をすると、1200m、1400mでデビューさせる時点で陣営側が期待してないんですよね、そもそも。

 

玉嶋亮

そうですね。

 

予想屋マスター

うん。そう考えると、あまり期待されてない馬が集まった中で勝ち上がったのもそうだし、ダノンマッキンリー自体も、G1級だと思われていなかったところから始まっているわけですよ。且つ、2戦目のレースも初戦で楽勝しているにも関わらず、1勝クラスの1400mを使うって時点で、G1で通用するとも思っていなかったはず。確かに、朝日杯で掛かっていたくらいだから、気性的に短い距離が良いだろうと陣営が判断したっていうのはあると思う。それでもさ。。。確かに前哨戦の勝ちっぷりは強かったけれど、冷静に見ると、破った相手がめっちゃ弱いやんみたいな話が先にこないと。まず、朝日杯FSはダノンマッキンリーを軽視するところから予想を始めると、当てやすいレースだったはず。

 

玉嶋亮

その通りです。それくらいかな?このレースのポイントがあったとすると。

 

予想屋マスター

これはどう思いますか?ジャンタルマンタルは、確かに着差あったから強いんだけど、レースを見ると、みんなが、行くとこ行くとこ道を開けてくれて『川田騎手に勝ってください。』というレースに見えた。実は着差ほど強くないんじゃないかと思ってて。もしかすると、朝日杯組が今年もみんな弱い説を思っている。去年と同じように。

 

玉嶋亮

これについては、予防線を張る訳ではないんですけど。。。マスターとはちょっとスタンスが違って。3歳春クラシックまで、よほど条件が揃わない限り、私はほとんど馬券を買わないんですよ。要は様子見をしていて。だから、今の状況だと、「分からない」と言うに留めておきたいと思います。強いて言えば、ジャンタルマンタルとレガレイラは、今のところは普通に勝ち切った内容なので、「多分、まあ強いかな?」くらいの感覚です。何度かマスターにも話していますけど、新馬戦とか未勝利戦をつぶさに見ている訳ではないので、あまりそれに関しては強く言えないんですよ。

 

予想屋マスター

じゃあ、強いて言えば?

 

玉嶋亮

ジャンタルマンタルについて言うと、距離ロスなくコーナー回ってきて、直線で早め先頭で、馬場の良い外へ外へ持ち出している訳ですから。朝日杯FSを制すまで、3戦3勝の無敗だから、強いんですよ。2020年10月3勝クラス大原ステークスのレイパパレも、同じような競馬をやっていたんですよね。あと、大阪杯でも、同じことをやっているんですよ。あと、2020年9月2勝クラス小牧特別のアリストテレスもそうですね。

 

予想屋マスター

これね。下級条件だと、上のクラスに行ける馬が好き勝手に走れちゃうから、強く見えるパターンなんだよね。でも、実は言うほど強くないことが多い。

 

玉嶋亮

強く見えるんですけれども、これって、実はあまり強くないので、そこをちょっと注意していただけると、外にワーっと張り出してきた馬って、ん?これ本当に強いの?という見方をするといいかもしれません。

 

予想屋マスター

特に、朝日杯FSの場合は、なぜかみんなが川田騎手のために、道を空けてくれた形になったからね。川田騎手勝ってくださいって。1馬身を超える着差が付いちゃったので、ジャンタルマンタルは、次はどこへいくんですかね?また1番人気になるだろうけど、厳しい競馬とか底力比べで負けちゃうことが想像できるので。。。

 

玉嶋亮

そうですね。2023年末のホープフルステークスまでを見て、一番強いなって思ったのはレガレイラです。

 

予想屋マスター

ああ、今日勝った馬。

 

玉嶋亮

後ろに下げて、馬なりで3, 4コーナー外を回ってきて。

 

予想屋マスター

ただ、あれは強いんだけど、今年のホープフルステークスのメンバーも、強かったかと言われると、疑問が残るんだよね。確かにホープフルステークス組の中では、着差以上に強くて、2枚も3枚も抜けている感はあったけど。

 

玉嶋亮

それは否定しません。でも、一応G1なので、ちょっと保守的に評価しています。でも、現時点だと、分からないです。チェルヴィニアも、ボンドガールもいなかったし。あと、ゴンバデカーブース。ジャンタルマンタルは競馬上手いんだけど、そこまで強いかな?という感じはしますね。

 

予想屋マスター

そう。競馬が上手いのは間違いない。

 

玉嶋亮

うん。それでその後は、どうなのかな?また2024年も共同通信杯で何かメチャ強いのが出てくるんですね。

 

予想屋マスター

そうですね。やはり最近主流なのは、共同通信杯組なんだよね。

 

玉嶋亮

牡馬はですねー。あまりに多様化しすぎていて、よく分かんないんですよね。

 

予想屋マスター

朝日杯FSとホープフルステークスって、賞金が高くない上に、勝っても種牡馬価値は上がらない。だったら、一線級は、ダービーと同じ東京コースの共同通信杯を使おうってなっていて。

 

玉嶋亮

うん、そうです。

 

予想屋マスター

だったら、ダービーをもしかしたら勝てる水準と見れば、ダービーの予行演習で、「そっちがいいね」となって。共同通信杯が、クラシックの登竜門みたいになっちゃっていますから。

 

玉嶋亮

東京ですしね。ダービーを狙いたいなら、使っておきたいかなというところはあるんでしょうね。一線級と思えるなら。牝馬の場合は、阪神JFと桜花賞が同じコースですから、牡馬ほどの多様化は、今のところあまりないですね。ホープフルステークスのレガレイラは別として。

 

予想屋マスター

朝日杯FSの話で言うと、勝った馬もどうなのっていうのもあったけど、レースのレベル自体もどうなのって感じで、来年のクラシックでは通用しない可能性が高いと思いますね。

 

玉嶋亮

次にいきましょう。ホープフルステークスのレガレイラ。トラックバイアスは。。。

 

予想屋マスター

『パターンC』。内外フラットですね。シンエンペラーは、絶好位を確保したので、レースを見たら、シンエンペラーに勝たれたかな?みたいな感じだった・、それお大外ひとまくりでレガレイラが悠々差し切ったのを見ると、内容的にはレガレイラが着差以上に強かった。ただ、レガレイラは、牝馬だからどこを目標にするんだろうね。

 

玉嶋亮

よく分からないですね。

 

予想屋マスター

牡馬のクラシック狙っている可能性もあるね。もしかしたらダービーを目指しているかもね。ホープフルステークスを見ると、シンエンペラーとレガレイラは着差以上に能力差がありそうだよねちょっと引っかかるのは、3着がサンライズジパング。もしかしたら、ホープフルステークス全体のレベルが低い可能性があるんだよね、実は。

 

玉嶋亮

ダート馬ですよね?これは、確かに読めない。

 

予想屋マスター

サンライズジパング、芝で通用しなくてダートに行って、勝ち上がった馬でしょ。これが大きな不利を受けながらも3着にきていて、これくらいの差だから。これは僕の直感なんだけど、もしかするとホープフルステークス組全部がダメ。全部弱いっていう可能性すらあると思っています。

 

玉嶋亮

はい。これについては、私はあまり検証していないので、ノーコメントでお願いします(笑)。某社みたいに、無責任なことを言って、お客様へダメージを与えたら最悪なので。春先まで、慎重に見極めたいと思います。お客様、読者の方々の大事なお金を背負っているので、あまり無責任なことは言いたくないです。

 

予想屋マスター

真面目かよ(笑)。でも、お客様からお金をいただいて配信する側は、責任があるからね。

 

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玉嶋亮 公式HP ▼

https://tamashimaryo.wixsite.com/my-site

 

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予想屋マスター事務局

玉嶋亮

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この記事を書いた人
玉嶋亮

30代半ば/本業:士業/大学から本格的に競馬を始める。予想屋マスターを知り、理論的な競馬の分析に目覚める。リトル予想屋マスターを目指し、予想法を徹底的にコピーした。時間の制約があるため、芝オープンのみにフィールドを限定している。凱旋門賞の単勝万馬券、AJCCの288万円等の的中実績あり。「単勝多点」「変則フォーメーション」等多彩な馬券術に定評がある。「競馬の教科書」は個人出版ながら異例のベストセラー。「別冊」は予想屋マスターとの共著で再びベストセラー。日本一の競馬作家になるのが夢。Twitter(keiba_tamashima)

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