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秋華賞の予想ポイント・番付/馬場読みの心構え~玉嶋亮の競馬予想コラムVo.18

2022/10/18 更新

※こちらは玉嶋亮連載メルマガのバックナンバーです。メルマガ登録をすると最新の記事がメールで届きます。

 

こんばんは!玉嶋です。

 

早速ですが、今週末の『秋華賞』予想のポイント、番付について、玉嶋の見解をお届けします。

 

●馬場読み 心構え

 

今週は、馬場読みについて会員様にどうしてもメッセージをお届けしたいと思い、冒頭にこの項目を追加しました。

 

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京都大賞典は、当日未明まで雨が降り続きました。雨上がりの馬場は、今年はマイラーズカップや札幌記念がありました。こういう日は、馬場状態が時々刻々と変化していくので、判断が非常に難しいです。

 

私はこの日、京都大賞典までの全5レースをいつも以上に入念にチェックしました。阪神9Rから分かったことは、ワンツーを決めた2頭が直線で内ラチ沿いから離れる方向へ進路を取っており、これを確認して「内の馬場は良くないのだろう」と推察しました。レース当日は、トラックバイアスを確認できるレース、判断材料が少なく、状況から「少なくとも、内が有利ということはなさそう」推測するのが限界でした。

 

馬場状態の判断が難しい時は、私は直前まで絶対に印を打ちません。「エイヤー」で早めに決めればどんなに楽か?とは思いますが、それは悩まなければいけないこと(どんなに大変だろうとも、手を抜かずにやりきらなければいけないこと)からの逃避行でしかありません。

 

これに限らず、どんなに忙しかろうが、苦痛だろうが、早く苦悩から解放されたかろうが、やらなければいけないことは、勝つためにやるのが当然です。当たり前のことをやって、結果を求めるのって、言うのは簡単ですが、やりきるのって大変です。

 

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ここから本題の「心構え」です。

 

馬場を診て印を打ち替えたり、予想を見直したりすることは、慣れていないと恐怖が先に立ちます。印を打ち替えた結果、裏目に出たら「変えなきゃ良かった」精神的なダメージを受けることは想像に難くありません。その気持ちは分からなくもないですが。。。ここで逃げずに一歩踏み込んで行かないと、馬場読みのスキルは永遠に上がりません。勉強しないでテストを受け続けて、ミスをしても無関心で放ったらかしているようでは、学力は永遠に上がらないのと一緒です。

 

慣れていないと、ミスすることもあるかと思いますが、「次からそのミスをしないよう軌道修正」を繰り返すことによって、馬場読みのスキルが上がり、徐々に間違いが少なくなっていきます。これが精度の向上です。

 

私は、馬場読みのポイントを指南することはできますが、これを読んでいる方の馬場読みを上手くすることは残念ながらできません。私のコラムや『競馬の教科書』を読んだり、予想屋マスターのYouTubeをいくら一生懸命見たりしても、馬場読みは永遠に上手くなりません。それができるのは、今このコラムを読んでいる貴方だけです。

 

最後に。かなり辛辣なことを書きましたが、馬場読みは地味な作業で、馬場を読んで印を打ち替える等、レース結果次第では苦痛を伴います。しかし、ここから逃げていては、先に書いた通り馬場読みのスキルは一生上がりません。

 

私は、これまでに多くの失敗や読み間違いを繰り返して、改善してきました。印を打ち替えて裏目に出たことも1度や2度ではありません。頻度は下がってきましたが、今でも間違うことはあります。有料会員様の都合上、レース前日に予想の印を出している予想屋マスターも、当日の馬場状態に応じて、予想を見直した結果を会員様に配信していることは珍しくありません。馬場を読むって、こういう泥臭いことの繰り返しです。

 

また、馬券を買って「当たった」「外れた」の楽しい競馬と縁を切り、馬場を読むためだけの目的で、馬券を買っていない平場のレースを黙々と診るのは、楽しくもなんともありません(仕事と思ってやっています)。やるべきことを手を抜かずにやっているから、自分の馬場読みには絶対の自信を持っています。だから、馬場を読んだ結果から、自信を持って印を打ち替えることができます。常に、これだけのことをやりきっているのだから、これをやり続けていれば、「絶対に俺は勝てる」と気概を持っています。

 

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●『秋華賞』展望

 

●スターズオンアース

 

玉嶋亮

二冠馬であり、この馬については論ずるまでもないと思うので、省略したいと思います。基準馬。

 

●アートハウス

 

玉嶋亮

オークス7着から、ローズステークスで巻き返して勝ち上がりました。勝ったこと自体は評価に値しますが、言ってもオークスは見せ場を作ったものの、道中は3番手から包まれず楽に運び、直線入口で馬場の良い外へ持ち出しました。考えられる中で、ベストに近いレース運びでしたが、それでも7着止まり。これについては厳しい見方をしていますが、マスターはいかがでしょうか?

 

マスター

僕も同じ見方です。ローズステークスは、どう見ても相手が弱かったしね。勝ちきったこと自体は、評価できるんだけど。。。あのレースだけで、オークスから急成長したか?と言われるとどうなのかな?とは思います。半年も経っていないし。

 

玉嶋亮

あんまり言い過ぎると、好走した時に「来たじゃねーか!!」みたいなことを言われそうなので、ちょっと予防線を張っておきたいと思います。この馬の場合、トライアルを勝って、恐らく人気が集中すると思います。netkeibaさんの予想オッズを見ると、5倍前後。オークスは力負けに近い内容で、今回も同じような結果になる可能性は低くありません。その状況で5倍はちょっとやりすぎです。スターズオンアース、スタニングローズ、ナミュール、プレサージュリフトらに先着を許しているのが現実ですから。繰り返しますが、ローズステークスを勝ったことは評価しているので、この馬にも勝ち目はあると思います。でも、総合的に考えると、単勝10倍くらいは欲しいですね。当日のトラックバイアスにも依りますが、この馬よりも高いオッズなら、私はスタニングローズ、ナミュールを上位に取ると思います(番付に忠実に)。

 

●スタニングローズ

 

玉嶋亮

この馬は、現在4倍前後想定です。オークスでは、アートハウス後ろをピッタリ追尾していって、直線で上手く外に持ち出しました。考えられる展開の中でベストに近い形で、そういう意味ではかなり恵まれました。

 

マスター

レーン騎手が上手く乗ったよね。道中で近くを走っていたアートハウスとは似たような展開だったので、素直にスタニングローズが上と見て良いと思います。ナミュールは直線でどちらかと言うと不利な内に進路を取ってしまったので、展開次第で逆転があってもおかしくないという見方で良いと思います。

 

●ウォーターナビレラ

 

この馬については、クイーンステークスの時に対談しました。

 

第7回 無料メルマガ バックナンバー

クイーンステークスの予想ポイント~玉嶋亮の競馬予想コラムVo.7~

 

私の中では、当時と評価は変わっておらず、クイーンステークスの惨敗だけで人気が極端に落ちるようなら狙うのも一手かな?と思っています。恵まれたとは言え、桜花賞2着です。マスターはいかがですか?

 

マスター

基本的な発想は完全に同意です。例えば、近走惨敗していたジャンダルムが巻き返したのを見れば分かるように、数度の惨敗だけで評価を下げるのは早計です。ただ、ウォーターナビレラの場合、桜花賞はかなり恵まれたことと、クイーンステークスもイン有利な馬場だったとは言え、スローで先行したにもかかわらず負けすぎ。そう考えるとよほど展開に恵まれない限り厳しいかなという印象ですね。そう言えば、番付の「秘密兵器」って面白いね笑。今週は居るんですか?

 

玉嶋亮

残念ですが、いません笑。毎週毎週、秘密兵器が出てきたら、それって秘密兵器でも何でもないですし。。。出現頻度は10レースに1回くらいじゃないですかね?これって、毎週やってたら、煽って自分に注目を集める宣伝文句でしかないです。そういう手段でしか注目を集められないような中身のない予想屋になったら、色々と終わりかなと思います。そうなったら、メルマガは遠慮なくクビにしてください笑。

 

マスター

分かりました笑。

 

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●『秋華賞』番付 ※同ランクは順不同

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横綱

(不在)

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大関

(不在)

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関脇

スターズオンアース

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小結

スタニングローズ

ナミュール

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前頭

アートハウス

ウォーターナビレラ

サウンドビバーチェ

プレサージュリフト

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秘密兵器

(不在)

 

※番付は、過去のレースにおける最大出力を評価する指標であり、この序列の通り決着することを示すものではありません。

 

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以上を踏まえて、当日の枠順、馬場状態、オッズを確認して検討します。

 

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メルマガ作成者:

玉嶋亮

メルマガ発行人:

予想屋マスター事務局

 

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この記事を書いた人
玉嶋亮

30代半ば/本業:士業/大学から本格的に競馬を始める。予想屋マスターを知り、理論的な競馬の分析に目覚める。リトル予想屋マスターを目指し、予想法を徹底的にコピーした。時間の制約があるため、芝オープンのみにフィールドを限定している。凱旋門賞の単勝万馬券、AJCCの288万円等の的中実績あり。「単勝多点」「変則フォーメーション」等多彩な馬券術に定評がある。「競馬の教科書」は個人出版ながら異例のベストセラー。「別冊」は予想屋マスターとの共著で再びベストセラー。日本一の競馬作家になるのが夢。Twitter(keiba_tamashima)

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