TOP > レース予想 > 新潟記念 > ヒートオンビートが悲願の重賞制覇なるか?
2022/08/30 2022/09/02

【 新潟記念2022予想】 ヒートオンビートが悲願の重賞制覇なるか?

出走日:2022年09月04日(日)
農林水産省賞典 新潟記念(GⅢ)/新潟/ハンデ/2000m(左・芝)

今週は、フルゲート18頭に対して18頭ぴったりの出走登録馬があった新潟記念(2022年)の予想について解説する。

 

新潟記念は、サマー2000シリーズの一戦である。

 

新潟記念では、いつも崩れなく走るヒートオンビートが人気を集めそうだが、勝ちきれないので絶対視は禁物である。

 

そこで、競馬理論の競馬予想では、新潟記念の出走予定馬の能力をステップレースごとに分析する。

 

七夕賞組

1着のエヒト(田中勝春)・2着のヒートオンビート(池添謙一)・15着のレッドジェネシス(内田博幸)の合計3頭が出走登録している。

 

エヒト

七夕賞の勝利という結果は、中団の外海追走から早め先頭で押し切って2馬身半もの差をつけており、着差通りの強い内容であった。

 

なお、エヒトは、3勝クラスを勝ったときも、3馬身差で圧勝しているように、能力を発揮できればかなりの強さを発揮する一方で、惨敗も多い。

 

よって、新潟記念の予想においては、気分よく走れるようであれば、エヒトの重賞連覇もありうると判断すべきである。

 

ヒートオンビート

七夕賞の2着という結果は、長距離の天皇賞春後のレースということもあり位置取りが悪くなった分届かなかったが、どんな相手でも堅実に走ることを改めて示した。

 

なお、ヒートオンビートは、去年の目黒記念2着のあと、勝ちきれてはいないものの、重賞で馬券圏内を繰り返しており、重賞をいつでも勝てる能力を秘めている。

 

よって、新潟記念の予想においては、いつも崩れないヒートオンビートにかなり高い評価を与えて当然である。

 

函館記念組

3着のスカーフェイス(岩田康誠)・5着のサンレイポケット(鮫島駿)の合計2頭が出走を予定している。

 

スカーフェイス

函館記念の3着という結果は、道悪でよく追い込んだが、道中は内で脚を溜める展開に恵まれたものでもある。

 

なお、スカーフェイスは、中山金杯でも2着など、差しが届く展開になれば重賞でも通用する能力を秘める。

 

よって、新潟記念の予想においては、外が伸びる馬場状態になるようであれば、スカーフェイスにもそれなりの高い評価を与えるべきである。

 

サンレイポケット

函館記念の5着という結果は、道悪且つイン有利の馬場で伸びを欠いており、悲観すべき内容ではない。

 

なお、サンレイポケットは、天皇賞秋・ジャパンカップで4着に好走しており、このメンバーならば実績的には断然ともいえる。

 

更に、サンレイポケットは、のちの大阪杯馬ポタジェを破って新潟大賞典を制しており、新潟の2000mは得意な舞台である。

 

よって、新潟記念の予想においては、サンレイポケットにかなり高い評価を与えて当然である。

 

目黒記念組

4着のディアマンミノル(荻野極)が出走を予定している。

 

ディアマンミノル

目黒記念の4着という結果は、先行した3頭が馬券圏内を独占する中で、最後方から追い込んでおり、負けて強しの内容であった。

 

なお、ディアマンミノルは2000mでは距離不足のようにも見えるが、函館記念4着など2000mでも展開さえハマれば好走可能である。

 

よって、新潟記念の予想においては、外の差しが届く展開や馬場になるようであれば、ディアマンミノルにも高い評価を与えるべきである。

 

関越ステークス組

1着のイクスプロージョン・12着のプレシャスブルーが出走登録している。

 

イクスプロージョン

関越ステークスの勝利という結果は、キングストンボーイにゴール前で迫られたが、今年に入って全て馬券圏内と着実に力をつけていることを示した。

 

よって、新潟記念の予想においては、急激なメンバー強化であっても、イクスプロージョンにも押さえ程度の評価は与えるべきである。

 

プレシャスブルー

関越ステークスのレース内容は見所がなかった。

 

よって、新潟記念の予想においては、プレシャスブルーに高い評価は不要である。

 

ラジオNIKKEI賞組

1着のフェーングロッテン(松若風馬)が出走を予定している。

 

フェーングロッテン

ラジオNIKKEI賞の勝利という結果は、開幕週のイン有利の馬場で好位のインで脚をためる展開に恵まれたものである。

 

更に、フェーングロッテンは、白百合ステークスを逃げ切ってもいるが、こちらも前が止まらない展開の助けがあった。

 

よって、新潟記念の予想においては、3歳馬のレベル次第ではあるものの、フェーングロッテンに過大評価は禁物である。

 

安田記念組

16着のカラテ(菅原明)が出走登録している。

 

カラテ

安田記念の16着という結果はメンバーが強すぎて完全に力負けであった。

 

ただし、カラテは、東京新聞杯1着、関屋記念2着、中山記念で2着などの実績があり、能力的には遜色がないが、2000mの距離が問題となりそうである。

 

よって、新潟記念の予想においては、距離延長でマイル戦線よりもメンバーが強化することを考慮すると、カラテに押さえ程度の評価を与えれば十分である。

 

鳴尾記念組

4着のカイザーバローズが出走を予定している。

 

カイザーバローズ

鳴尾記念の6着という結果は、1番人気を裏切ってしまったが、好位追走から脚を使えなかったように、人気になりすぎだった感が強い。

 

ただし、カイザーバローズは、新潟大賞典で2着に好走しているように、新潟の外回りの2000mは得意な舞台だが、新潟大賞典はメンバーがかなり弱かった。

 

よって、新潟記念の予想においては、カイザーバローズが好走するためには展開などの相当の助けが必要と判断すべきである。

 

以上、新潟記念に出走登録している有力各馬の能力を分析した。

 

この分析結果に、展開、調教、枠順、人気及び馬場状態などの様々な要素を加味して、新潟記念(2022年)の最終的な予想を決断する。

 

過去10年の連対馬一覧表

年度

馬番

馬名

馬齢

人気

騎手

ハンデ

2021

1

16

マイネルファンロン

6

12

デム

55

2

17

トーセンスーリヤ

6

3

横山和

57.5

3

13

クラヴェル

4

2

横山典

52

2020

1

17

ブラヴァス

4

2

福永祐

56

2

5

ジナンボー

5

3

デム

56

3

16

サンレイポケット

5

5

荻野極

54

2019

1

7

ユーキャンスマイル

4

2

岩田康

57

2

5

ジナンボー

4

6

デム

54

3

6

カデナ

5

8

武藤雅

57

2018

1

1

ブラストワンピース

3

1

池添謙

54

2

5

メートルダール

5

6

福永祐

57

3

4

ショウナンバッハ

7

13

三浦皇

53

2017

1

1

タツゴウゲキ

5

6

秋山真

55

2

11

アストラエンブレム

4

1

デム

56.5

3

7

カフジプリンス

4

12

中谷雄

55

2016

1

17

アデイインザライフ

5

2

横山典

55

2

14

アルバートドック

4

1

戸崎圭

58

3

12

ロンギングダンサー

7

9

吉田豊

53

2015

1

3

パッションダンス

7

6

デム

56

2

6

マイネルミラノ

5

9

柴田大

56

3

4

ファントムライト

6

13

戸崎圭

54

2014

1

13

マーティンボロ

5

1

ロー

56

2

16

クランモンタナ

5

5

柴田善

54

3

15

ラストインパクト

4

3

川田将

57

2013

1

4

コスモネモシン

6

10

松岡正

52

2

9

エクスペディション

6

8

浜中俊

57

3

8

ファタモルガーナ

5

7

田辺裕

55

2012

1

1

トランスワープ

7

7

大野拓

56

2

7

タッチミーノット

6

9

横山典

56

3

9

アスカクリチャン

5

8

内田博

57

出走登録馬

馬名

馬齢

前走

馬名

馬齢

前走

ヒートオンビート

5

七夕賞(G3)2

カラテ

6

安田記念(G1)16

カイザーバローズ

4

鳴尾記念(G3)6

ジナンボー

7

谷川岳S(L)3

イクスプロージョン

4

関越S(OP)1

ユーキャンスマイル

7

天皇賞()(G1)13

サンレイポケット

7

函館記念(G3)5

鳴尾記念(G3)3

アサマノイタズラ

4

目黒記念(G2)11

スカーフェイス

6

函館記念(G3)3

ココロノトウダイ

5

福島記念(G3)16

ディアマンミノル

5

目黒記念(G2)4

レッドジェネシス

4

七夕賞(G3)15

エヒト

5

七夕賞(G3)1

ヤマニンサンパ

4

関越S(OP)8

フェーングロッテン

3

ラジオNIKKEI(G3)1

     

Q1:新潟芝2,000mの特徴

新潟芝2,000mの特徴を教えてください。昨年は8枠のマイネルファンロンが直線で外ラチを追走して勝ち、一昨年も外ラチに行った8枠のブラヴァスが勝ちました。差し馬なら外枠の方が有利なのでしょうか?

Q2:七夕賞(G3)組の評価

七夕賞から6番人気1着のエヒト、1番人気2着のヒートオンビート、10番人気15着のレッドジェネシスが出走予定です。エヒトは大外枠から中団外目につけ、徐々に押して行き快勝でした。ヒートオンビートは後方から伸び、レッドジェネシスはスタートで不利もあり後方のままでした。ヒートオンビートは過去の戦績を見ると、もう少し長い距離のほうがいいのでしょうか?また、エヒトは斤量54キロで、ヒートオンビートは57キロでした。マスターは今回どちらを上にとりますか?

Q3:鳴尾記念(G3)組の評価

鳴尾記念から3番人気3着のサンレイポケット、1番人気8着のカイザーバローズが出走予定です。サンレイポケットは後方の内目で脚をため、直線は狭いところを抜けて追い込みました。カイザーバローズはスタートが良くなく、勝ったヴェルトライゼンデやサンレイポケットより外目を追走し最後は伸びませんでした。カイザーバローズはマスターもそんなに高評価はしていませんでしたが、押し上げられた1番人気だったと考えていいのでしょうか?マスターは今回どちらを評価しますか?

Q4:函館記念(G3)組の評価

函館記念から、4番人気3着のスカーフェイス、3番人気5着のサンレイポケットが出走予定です。ハイペースで縦長になり、スカーフェイスは後方の内目、サンレイポケットは中団の外目を追走しました。雨の重馬場で、スカーフェイスは斤量55キロ、サンレイポケットは斤量57.5キロでした。今回サンレイポケットはスカーフェイスを逆転できるでしょうか?サンレイポケットはジャパンカップ4着の後、すぐ重賞を勝てると思っていたのですが・・・今回チャンスはあるでしょうか?

Q5:目黒記念(G2)の評価

目黒記念から10番人気4着のディアマンミノル、11番人気11着のアサマノイタヅラが出走予定です。ディアマンミノルはスローペースの中、後方から追い込んで惜しい4着でした。アサマノイタヅラは最後方からで届きませんでした。アサマノイタヅラはセントライト記念で勝って大穴を開けましたが、ハイペースになれば巻き返せるのでしょうか?

Q6:フェーングロッテンの評価

ラジオNIKKEI賞(G3)から3番人気1着のフェーングロッテンが出走予定です。フェーングロッテンは前々走は逃げて勝ちましたが、この時は中団の内目で脚を溜めて、最後内を伸びて勝ちました。マスターは『パッとしないメンバー構成』と言っていましたが、初の古馬重賞で通用するでしょうか?また、現時点で明確な逃げ馬がいなそうですが、逃げればチャンスはありますか?

Q7:関越S(OP)組の評価

関越Sから3番人気1着のイクスプロージョン、2番人気8着のヤマニンサンパが出走予定です。イクスプロージョンは中団の馬混みから外目につけて、直線伸びました。1番人気のグレートマジシャンが競走中止となってしまったレースで、ヤマニンサンパはその後ろにいて下がることになりました。今回格上挑戦となる2頭ですが、マスターの評価を教えてください。

Q8:G1出走組の評価

天皇賞春(G1)から13番人気13着のユーキャンスマイル、安田記念(G1)から14番人気16着のカラテが出走予定です。ユーキャンスマイルはずっと後方の内目を追走しましたが直線も伸びませんでした。年齢的にも強さはなくなって来ているのかなと思いますが、今回のメンバーでも厳しいと思いますか?また、カラテは後方馬群の内を追走し、直線は内を開けて走る馬が多い中、荒れた内側を追走していたと思います。今回巻き返しはあるでしょうか?

 

\なぜプロプランに人数制限しているのか?/
抽選申込みはコチラ
次回当選: 4/27 (土)AM11:00
この記事を書いた人
事務局スタッフ片山・麻生

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。

関連記事

サリエラの重賞初制覇なるか?  今週は、フルゲート18頭に対して15頭の出走登録馬があった新潟記念(2023年)の予想について解説する。 新潟記念は、サマー2000シリー 続きはこちら
ヒートオンビートが悲願の重賞制覇なるか?
ヒートオンビートが悲願の重賞制覇なるか? 今週は、フルゲート18頭に対して18頭ぴったりの出走登録馬があった新潟記念(2022年)の予想について解説する。   新潟記念は、サマー2000シリー 続きはこちら
トーセンスーリヤが重賞連覇なるか?   今週は、フルゲート18頭に対して18頭ぴったりの出走登録馬があった新潟記念(2021年)の予想について解説する。   新潟記念は、サマー 続きはこちら
Copyright©sucmedia Inc. All rights reserved.