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スピード指数って効果あるの?

2012/02/07更新

スピード指数

スピード指数」というものをご存じだろうか。

比較的有名な競馬予想の方法で、競馬をよく知らない競馬ファンでも、「○○式スピード指数」などといったものを一度は目にしたことがあるだろう。

中には有名であることを利用して、高額で本やソフトを購入させようとする悪質な業者も残念ながら存在している。

今回は、この「スピード指数」について考察してみようと思う。

 

結論から言うと、スピード指数は、実際の競馬予想において全く役に立たない。そもそもスピード指数の高い馬は成績もいいことが多く、人気通りになりがちである。

理由を説明する前に、まずスピード指数について解説していこう。

簡単に概要を説明すると、スピード指数とはレースの時計やラップの評価などを用いて、競走馬の能力を算出した数値のことである。

競馬は競馬場・馬場状態・天気・開催日程等様々な要素により時計の価値が変わるため、例え同じタイムであっても、その価値はレース毎に全く異なる。

これを適性に評価するために、その日の平均時計・クラス等から基準となる時計をきめて、その基準からどれくらいのズレがあるかを数値化したものが、すなわちスピード指数である。

このことから、距離が同じというだけで単純に持ち時計を比較した競馬予想よりも、スピード指数の方が能力を判断する上で正確性に長けており、数値だけで評価するには非常に便利な方法ではあると考えられる。

実際に私もレースの内容を分析する上で、スピード指数は使わないものの、前後のレースの時計を参考にして各馬の能力分析をしている。

つまり、スピード指数は、予想の「ファクター」にすることは一応有用であるといえるだろう。

ただし、このスピード指数も万全ではないので、これに頼りすぎることは致命的な過ちである。

なぜなら、スピード指数はそのレースの時計の価値を数値化しただけにすぎず、レースの展開や競走馬が通ったコース取りなどのその他の要素を一切考慮していないからだ。

当たり前ではあるが、競走馬が毎回同じスピード指数で走ることあり得ない。

特に逃げ馬や気難しい馬は、条件が嵌った時には全能力を発揮できるが、条件が適さない時には、100のうちの30も発揮できない。

そのような馬をスピード指数で見つけることは大変困難であり、競馬予想としては致命的な欠陥なのである。

にもかかわらず、こうしたものをあたかも完璧な計算方法であるように宣伝する予想屋が多いことは酷く嘆かわしいことである。

また、『他人と同じ馬券を買っている限り、一生儲からないの?』で述べているように、競馬で儲けるには人気の無い実力馬を見つける必要がある。

スピード指数の特性上、指数の高い馬は成績もいいことが多く、人気に比例しやすい。

さらに、同じレースでは先着した馬の方が当然スピード指数は高くなるため、先ほど申し上げた「条件が嵌った時には全能力を発揮できる逃げ馬や気難しい馬」は、実際の実力よりも低く評価されてしまうのである。

以上から、スピード指数だけで儲けを出そうとするのは困難であるという結論に達する。

ただし、競馬予想のファクターとして使うのであれば、何ら根拠がないデタラメな予想にくらべれば遥かに有用ではあるということは繰り返しておく。

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