読売マイラーズカップ(GⅡ)/京都/別定/1600m(右・芝)
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こんにちは、予想屋マスターです。 今週はマイラーズカップについてお話をしたいと思います。 マイラーズカップですが、頭数が12頭と揃わなかったことと、やはり安田記念のステップレースとはいえ、大阪杯やドバイなど、路線が多様化したこともあって、ちょっとメンバー的に弱いので、インディチャンプが断然人気になりそうなメンバーなのかな、と思っております。 インディチャンプが開幕集、かつ1枠ということを考えると、断然人気ではありますが、これが人気に応える可能性が高いかなと思っております。 それでは、過去のレースを順番に振り返っていきます。
【2020マイラーズカップ】各ステップレースの分析
マイルチャンピオンシップ
このメンバーからは、勝ったインディチャンプが出走します。 インディチャンプは4、5番手、好位の真ん中を追走して直線、うまく抜け出して1着となりました。 2着ダノンプレミアム、3着ペルシアンナイトと、かなり強いメンバーでした。 インディチャンプは、去年は安田記念を制しているように、やはり今のマイルズ戦線では能力的にも実力的にも一枚抜けているのかな、という感じがします。 なので去年はこのレースマイラーズカップで負けてしまったんですが、今年は巻き返す可能性があるのではないか、と思っております。
東京新聞杯
このメンバーからは、負けた方の組ですね。 6着のヴァンドギャルド、9着のレッドヴェイロンが出走します。 ヴァンドギャルドはスタートで大きく出遅れてしまったこともあって、それで早めに巻き返したんですが、中団の内目を追走し、少し伸びを欠いて6着でした。 ただ、着差がそんなにないので、出遅れた分を考えると、よく走っているのかな、という感じはしますが、前回は出遅れているわけですから、今回のスタートはどう出るか、そこがポイントとなってくるのかな、と思っています。 レッドヴェイロンは、これはどちらかというとインコースが上位を占めたレースなんですね。 勝ったプリモシーンも1枠、2着のシャドウディーヴァも内側を通っての2着なので、その中で外目を追走して伸びを欠いたということですから、着順ほど悲観するべき内容ではないと思っております。 この馬はもともと、前走を除けばNHKマイルを含め安定して走っている馬なので、重賞でも通用しておかしくないのかな、と思っております。
洛陽ステークス
このメンバーからは、ヴァルディゼールが出走します。 ヴァルディゼールは、好位の馬込の中から抜け出しての勝利です。 まあ、このメンバーに入れば力が違ったな、というレースでした。 ただ、やはりこの洛陽ステークスのメンバーは、ちょっと重賞では通用しないような弱いメンバーなので、今回は急激なメンバー強化により、ヴァルディゼールには試金石の一戦になるのかな、と思います。 もともと、シンザン記念では重賞を買っているわけですが、ここでマイルの一線級が入ってきたときに、果たしてどこまで戦えるのか、というところがポイントになってくると思います。
阪急杯
このメンバーからは、2着のフィアーノロマーノが出走します。 フィアーノロマーノは、中断の内側を追走したものの、実は直線でダイアトニックに邪魔をされてしまって3位ということだったんですが、2着に繰り上がりました。 レース内容を見ますと、不利がなければ差し切っていのではないかと思いますので、負けて強しの内容だったと思います。 3着のダイアトニックは、この馬も高松宮記念で不利を受けたんですけど、この不利がなければ勝っていたのではないかと思わせる内容でしたので、フィアーノロマーノもそれなりに走ってもおかしくないのかな、と思っています。
中山記念
このレースからは、4着のインディチャンプが出走します。 インディチャンプは1枠を引いて伸びを欠いたのですが、しかしこのメンバーはかなり強かったですね。 勝ったダノンキングリー、2着にはラッキーライラック。 ラッキーライラックは、この後大阪杯を、つまりマイルよりレベルの高い2000M、中長距離のG1を勝っています。 さらに大阪杯では、5着にペルシアンナイトが入っています。 やはりこの中山記念の4着は、1枠でしたからもう少し伸びてほしかったという感じもありますけれど、休み明けだったこと、かつ前残りの展開で、メンバーも強かったことを考えると、同情の余地があるのかな、と思っております。 展開をお見せしながら解説をすると、内から2番が逃げを打ちそうですが、あとは淡々と、インディチャンプが好位のインから抜け出すといった競馬になるだろうと思います。
有力馬の分析
1番:インディチャンプ
この1枠1番。 斤量58kgとはいえ、負けられない一戦なのかな、と思っております。 人気ですが、この馬の本命は揺らがせないと思います。
2番:ランスオブプラーナ
単騎逃げ濃厚ですから、開幕週の馬場を考えると、残り目には注意が必要かなと思っています。
3番:タイムトリップ
4番:ブラックムーン
内枠ですが、後ろからなので前が止まりませんので、厳しいと思います。
5番:ベステンダンク
先行はできるのですが、逃げるまではいかないと思うので、厳しいかなと思います。
6番:ロードクエスト
一時の強さはないですね。厳しいでしょう。
7番:ヴァンドギャルド
スタートが出れば、前回2番人気に推されていたように、重賞でも通用する馬なので、巻き返しがあってもおかしくないのかな、と思います。 なのでスタートしたいですね。
8番:カルヴァリオ
9番:リコーワルサー
8番、9番は厳しいでしょう。
10番:ヴァルディゼール
この外枠ですから、前回はかなりメンバーに恵まれたので、それをどう見るか、というところだと思います。 開幕週の馬場で、かつ外枠ですから、それをどう見るか、ということだと思います。
11番:フィアーノロマーノ
この枠順で人気なんですが、この外枠の人気勢の中ではこれが一番前に行けるかなという感じもするので、京都の開幕週の馬場がどの程度インコース有利かによって、この7枠8枠の取捨が決まるのかな、と思います。
12番:レッドヴェイロン
力はあるんですが、やはり追い込み脚質。 かつ外枠で開幕週ですから、人気ならば、絶対視までは禁物かな、という感じはするんですが、能力は高いので、外の差しが届く競馬になれば、好走可能かなと思っております。 12頭、このように分析しております。 まあ、レースはスロー濃厚ですね。 ランスオブプラーナが逃げて、競る馬もいない。 かつ、1枠1番の絶好位を引いたインディチャンプが好位のイン。 さらに開幕週の馬場ということを考えると、インディチャンプにとっては負けられない一戦だと思います。 あとは、2着争いが大混戦で、馬場次第で外枠を取りこぼしそうということもあるんですが、それに関してはやってみないとわかりません。 インディチャンプは、たぶん1倍台の人気だと思うので、馬券的には見送りが妥当かな、と思っております。
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