読売マイラーズカップ(GⅡ)/京都/別定/1600m(右・芝)
マイラーズカップ(2019年)は、10頭立ての少頭数で行われたが、単勝1.3倍と断然人気のダノンプレミアム(川田将雅)の圧勝で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、マイル戦線よりもレベルの高い金鯱賞の圧勝劇と先行馬不在のメンバー構成で楽に先行できそうな展開面から、人気であっても逆らうべきでないと判断し、ダノンプレミアムを本命に予想した。
ダノンプレミアム
レースでは、ダノンプレミアムは、グアンチャーレを行かせて、2番手を進んだ。
そして、ダノンプレミアムは、4コーナーでグアンチャーレに並びかけると、直線半ばでは抜け出して、マイラーズカップ(2019年)を制覇した。
ダノンプレミアムのマイラーズカップ(2019年)の勝利という結果は、スローペースを楽に先行する展開に恵まれたことは確かだが、上がり32秒2の脚で後続を寄せ付けなかったように、力の違いを見せつけた。
よって、次走の安田記念の競馬予想においては、アーモンドアイとの対決が注目を集めるが、ダノンプレミアムにも本命級の高い評価を与えて当然である。
グアンチャーレ
一方、マイラーズカップ(2019年)では、5番人気のグアンチャーレ(池添謙一)が2着に逃げ粘った。
競馬理論の競馬予想では、先行馬不在のメンバー構成で逃げの手まであり得ると考え、グアンチャーレにも高い評価を与えていた。
レースでは、グアンチャーレは、無理することなくハナへ行った。
そして、グアンチャーレは、直線半ばまで先頭をキープし、ダノンプレミアムに交わされてからもしぶとく脚を使って、2着に粘り込んだ。
グアンチャーレのマイラーズカップ(2019年)の2着という結果は、超スローペースで逃げる展開に恵まれたものである。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想では、グアンチャーレが好走するためには、楽に先行するなど展開の助けが必要と判断すべきである。
パクスアメリカーナ
一方、マイラーズカップ(2019年)では4番人気のパクスアメリカーナ(藤岡佑介)が3着に入った。
競馬理論の競馬予想では、イン有利の馬場で外から差し切った金杯の強い内容と好位のインを追走できそうな展開面から、パクスアメリカーナにも高い評価を与えていた。
レースでは、パクスアメリカーナは、インの3番手を確保した。
そして、パクスアメリカーナは、直線でインディチャンプと馬体を併せて脚を使ったが、前2頭には届かず、3着止まりであった。
パクスアメリカーナのマイラーズカップ(2019年)の3着という結果は、インディチャンプとの叩き合いを制したことは立派だが、グアンチャーレを交わせなかったことには不満が残る。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、パクスアメリカーナにもそれなりの高い評価を与えるべきだが、一線級相手で好走するためには展開などの助けが必要と判断すべきである。
以上のように、マイラーズカップ(2019年)は、ダノンプレミアムの強さだけが目立つ一戦となった。
競馬理論のファンの方は、ダノンプレミアムの今後の走りにも大いに期待して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。