予想屋マスター
回顧録
|
クイーンステークス -G3- 札幌競馬場/芝1800m 右 条件:サラブレッド系3歳以上牝馬 賞金:3500万円 |
第57回クイーンステークスは、11番人気のピエナビーナス(古川吉)が勝利を収め、大波乱の結果となった。
競馬理論の結果は、準オープンクラスでも通用していないピエナビーナスを何の躊躇いもなく、無印評価としてしまった。
結果、レースが終わってから振り返っても、札幌でのコース実績くらいしか強調点がないピエナビーナスに高い評価を与えることができない。
レース結果では、ピエナビーナスは、中段のラチ沿いで距離損なく競馬を進め、4コーナーでも抜群の手応えであった。
そして、ピエナビーナスは、直線で1頭分だけスペースが開くと、鋭い差し脚で抜け出し、第57回クイーンステークスを制覇した。
ピエナビーナスの第57回クイーンステークスの勝利は、コースロスのない騎乗をした古川吉騎手の好騎乗及び牝馬限定重賞の低調なメンバー構成に恵まれたものであり、過大評価は禁物である。
よって、今後の重賞戦線、牝馬限定戦ならまだしも、牡馬とのレース結果、ピエナビーナスに高い評価を与えるべきではないと競馬理論の結果では判断している。
一方、第57回クイーンステークスの2着には、ザレマ(安藤勝)が粘り込んだ。
ザレマは、先行集団の外目を抜群の手応えで追走し、直線で一旦先頭に立って、そのまま押し切るかのように思われたが、ゴール前で失速していまい、2着に敗れてしまった。
ザレマの第57回クイーンステークスの2着は、外目を追走して早め先頭の自ら勝ちに行く競馬でのものであり、レース結果の内容的にはピエナビーナスよりも上である。
よって、今後の重賞戦線、ピエナビーナスよりもザレマに高い評価を与えるべきと競馬理論の結果では判断している。
一方、アメジストリング(池添)及びムードインディゴ(藤岡)は、大外を回らされながらも、2着のザレマと差のない競馬をした。
よって、次走以降の重賞戦線、アメジストリング及びムードインディゴにも、ザレマと互角又はそれ以上の評価を与えるべきと競馬理論の結果では判断している。
以上のように、第57回クイーンステークスは、ピエナビーナスが大波乱を演出した。
しかしながら、ピエナビーナスの勝利は、展開と弱いメンバー構成に恵まれただけなので、過大評価は禁物である。
また、第57回クイーンステークスのほかの出走馬にしても、ピエナビーナスに負けているようでは、今後の活躍を期待し辛い。
よって、次走以降において、第57回クイーンステークス組には高い評価を与えるべきではないと競馬理論の結果では判断している。

もうムダ馬券を買うことは やめにしませんか?>>