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回顧録
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新潟記念 -G3- 新潟競馬場/芝外2000m 左 条件: サラブレッド系3歳以上 賞金:4000万円 |
第48回新潟記念の結果は、横一線の激しい追い比べとなったが、その混戦を制したのはトランスワープ(大野)であった。
競馬理論は、第48回新潟記念の結果で1枠を引いたことでスローペースによる好位のインを走れそうな展開面を考慮しつつも、イン有利の馬場でコースロスのない競馬をした函館記念の勝利は、着差ほどの高い評価は不要と判断していたため、トランスワープに高い評価を与えることはできなかった。
レースでは、トランスワープは中団のラチ沿いで折り合いをつけ、直線に向いてからは徐々に外に持ちだされて追い出されると、一気の脚を使って差し切り、第48回新潟記念の結果を制覇した。
トランスワープの第48回新潟記念の結果の勝利は、スローの瞬発力勝負ということでコースロスのない競馬をした馬が、上位を独占する中で中団のインを追走してのものであり、レース内容としての価値は微妙なところがある。
よって今後の重賞戦線、2戦連続で展開・馬場状態に恵まれて重賞を連覇したトランスワープに、サマー2000シリーズのチャンピオンほどの高い評価は不要と、競馬理論では判断している。
第48回新潟記念の結果の2着には、9番人気のタッチミーノット(横山典)が粘り込んだ。
タッチミーノットは、横山騎手が前残りの展開を意識して気合をつけながら先行させ、ケイアイドウソジンを行かせての、インの3番手からレースを進めた。
そしてタッチミーノットは、直線に向くとジリジリと伸びて、残り100m当たりで先頭に立ったが、ゴール寸前で外にヨレてしまったこともあり、トランスワープに差されて2着に敗れてしまった。
タッチミーノットの第48回新潟記念の結果の2着は、1000m通過60秒4の超スローペースを、好位のインで競馬をさせた横山騎手の好騎乗によるものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって今後、タッチミーノットが悲願の重賞制覇を果たすためには、展開やメンバーなどかなりの助けが必要と競馬理論では判断している。
第48回新潟記念の結果の3着には、七夕賞馬アスカクリチャン(内田博)が入った。
アスカクリチャンは、タッチミーノットの直後のインで待機し、直線でも内を突いて伸びてきたが、上位2頭には僅かに届かず3着止まりであった。
アスカクリチャンの第48回新潟記念の結果の3着は、直線でエクスペディションに前を横切られなければ、際どい競馬になったはずと思わせるレース内容ではあったが、一方で終始コースロスのない競馬をさせた内田騎手の好騎乗によるものであった。
よって今後の重賞戦線、一線級の復帰で更にメンバーが強化される点を考慮すると、サマー2000シリーズで好走を繰り返してきたアスカクリチャンに高い評価は不要と、競馬理論では判断している。
一方、第48回新潟記念の結果では、2番人気のエクスペディション(浜中)は4着に、1番人気のトーセンラー(蛯名)は7着に敗れてしまった。
エクスペディション及びトーセンラーは、人気を裏切ってしまったものの、上位馬との差はコースロスによるものであり、力負けではない。
よって今後の重賞戦線において、エクスペディション及びトーセンラーが、第48回新潟記念の結果上位組を逆転してもおかしくない。
ただし、エクスペディション及びトーセンラーは、第48回新潟記念の結果のメンバーのレベル程度でも、力で押し切るほどの圧倒的な能力を秘めているわけではないため、その点を考慮して今後も評価を下すべきと、競馬理論では判断している。
以上のように、6着まで0秒1差以内の大混戦となった第48回新潟記念の結果は、前日と急変してインが少し有利となった馬場状態が、レース結果に大きな影響を与えた。
よって今後の重賞戦線において、第48回新潟記念の結果のメンバーを評価する場合には、このような馬場状態を考慮したうえで、各馬の実力を判断すべきと競馬理論では判断している。

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