予想屋マスター
回顧録
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毎日王冠 -G2- 東京競馬場/芝1800m 左 条件:サラブレッド系3歳以上 賞金:6000万円 |
第60回毎日王冠の結果は、単勝1.3倍のウオッカが2着に敗れる残念なレースとなってしまった。
歴史的な名牝ウオッカを破ったのは、8歳馬のカンパニー(横山典)であった。
競馬理論は、ウオッカを除けば実力的にも最上位クラスで先行力のあるカンパニーを対抗評価とした。
レースでは、カンパニーは、好位のインで競馬を進め、直線でも内から徐々に進出すると、残り200mでウオッカとの一騎打ちになった。
すると、カンパニーは、横山騎手の右ムチに応えて、一完歩ずつ差を詰め、あっという間に先頭に立つと、ゴール前ではウオッカに1馬身もの差をつけて、第60回毎日王冠の結果を制覇した。
カンパニーの第60回毎日王冠の結果の勝利は、開幕週のイン有利な馬場で終始ラチ沿いを走らせた横山騎手の好騎乗によるものでもあるが、女傑ウオッカに1馬身もの差をつけたこと自体には高い評価が必要である。
結果よって、本番の天皇賞秋においても、8歳馬といえども、カンパニーに押さえ程度の評価は必要と競馬理論では判断している。
一方、単勝1.3倍と断然人気のウオッカは、結果去年に続き、2着に敗れてしまった。
競馬理論は、圧倒的な実力と先行馬不在の展開面を考慮し、ウオッカを本命に予想した。
レース結果では、ウオッカは、好スタートを切って馬なりで先頭に立ち、直線でも一旦は後続を突き放したが、ゴール前でカンパニーの強襲にあい、2着に敗れてしまった。
ウオッカの第60回毎日王冠の結果の2着は、牝馬で57キロの斤量、休み明け、あまり得意でない自ら逃げる競馬など同情の余地のある敗戦である。
しかしながら一方で、1000m通過60秒0という去年よりも遅いペースを単騎で逃げる展開の結果に恵まれたにもかかわらず、カンパニーに1馬身も負けてしまったことを考えると、レース内容的には、去年の毎日王冠の結果よりもかなり悪い。
そのため、天皇賞・秋におけるウオッカの評価はかなり難しいと競馬理論では判断している。
なお、第60回毎日王冠の結果では、3着に11頭立て10番人気のハイアーゲームが入ったように、3着以下の馬で見どころのあるレースをした馬はいなかった。
以上のように、第60回毎日王冠の結果では、天皇賞秋の連覇を狙うウオッカがカンパニーに差されてしまった。
そのため、今年の天皇賞秋は、ウオッカ断然というムードから一転して、混戦ムードが漂うようになった。
競馬理論のファンの方は、本番の天皇賞秋の予想をお楽しみに。

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