京都記念(GⅡ)/京都/別定/2200m(右・芝)
会員様からいただいた京都記念の過去データに関する質問にマスターが答えます!
以下、過去3走以内におけるGⅠ・GⅡでの最高着順別の成績です。
これを見ると、過去3走以内に出生したGⅠ・GⅡで4着以内に入った経験のある馬が好走しています。
今回の出走馬ではカレンブーケドール、クロノジェネシス、ドレッドノータス、テイフーリッシュが該当します。
ドレッドノータスが勝利を上げた京都大賞典(GⅡ)は、マスターの分析によると展開に恵まれた感があるとのことなので、この4頭の中では「カレンブーケドール、クロノジェネシス、ステイフーリッシュ」を重視すればいいでしょうか?
また逆にアメリカズカップやプリンスオブペスカのように重賞経験が1走しかない馬は好走するケースは少ないのでしょうか?
過去3走以内におけるGⅠ・GⅡでの最高着順別成績(過去10年)
最高着順 | 成績 | 勝率 | 連帯率 | 3着以内率 |
1着 | 3-3-5-14 | 12.0% | 24.0% | 44.0% |
2着 | 2-2-4-6 | 14.3% | 28.6% | 57.1% |
3着 | 3-1-0-6 | 30.0% | 40.0% | 40.0% |
4着 | 1-3-0-8 | 8.3% | 33.3% | 33.0% |
5着 | 0-0-02 | 0% | 0% | 0% |
6着~9着 | 0-0-1-22 | 0% | 0% | 4.3% |
10着以下 | 0-1-0-13 | 0% | 7.1% | 7.1% |
該当レース不出走 | 1-0-0-14 | 6.7% | 6.7% | 6.7% |
G1やG2で好走歴がある馬は基本的に実力があるということです。
そのため、そのような馬が好走することは当然ですし、人気にもなると思います。
ドレッドノータスは、内枠を引いて好位のインを追走できれば京都大賞典のような走りをできる可能性はありますが、今の京都は外の差しも届く馬場なので、再現する可能性は低いと思います。
カレンブーケドール、クロノジェネシス、ステイフーリッシュの3頭は、このメンバーに入れば、実績上位なので、好走する可能性は高いです。
重賞経験が1度しかない馬が好走できないということはないと思います。
キャリアが浅くまだ能力的に底を見せていない馬であれば、十分チャンスは有ると思いますし、最近の傾向として、重賞でも、下から上がってきた勢いのある馬が好走する可能性が昔より高くなっていると思います。
以下過去10年の脚質別データです。
逃げ/先行が優勢ですが、クロノジェネシス、クラージュゲリエ、プリンスオブペスカにとってはやや不利でしょうか?
枠順次第で前につける騎手が多いと思いますか?
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連帯率 | 3着以内率 |
逃げ | 1-1-1-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
先行 | 8-4-6-22 | 20.0% | 30.0% | 45.0% |
差し | 1-4-3-20 | 3.6% | 17.9% | 28.6% |
京都の芝コースなので、先行勢が有利になることが多いのは当然だと思います。
今年は差しも届く馬場となっていますが、頭数も少ないのでペースが落ち着く可能性が高く、今年も先行勢が有利になる可能性が高いと思います。
クロノジェネシスは、好位から競馬もできますし、他の馬もこの少頭数なら、前目につける可能性はあると思います。
過去10年のうち、1着馬の10頭の内6頭が芝2400m以上に出走しており、2着馬の10頭の内5頭が芝2400m以上のレースに出走していました。
今回距離短縮となるのがカレンブーケドール、クラージュゲリエ、プリンスオブペスカです。
距離短縮となる馬は重視したほうがいいですか?
このデータを逆にみれば、芝2400m以下のレースに出走していた馬でも結構馬券に絡んでいることになると思います。
なので、前走の距離に関しては全く気にしなくていいと思います。
G1組の中でジャパンカップ組は全てが5番人気以内なのに【0.0.2.4】と不振です。
ドバイ遠征を見据えてのたたき台にするケースが多いのが理由と某雑誌に書いてありました。
カレンブーケドール、クロノジェネシスはドバイ遠征組ですが、たたき台とする可能性はありますか?あまり絶対視しない方がいいのでしょうか?
6頭とサンプルも少ないのでジャパンカップ組が不振なのはたまたまだと思います。
なので、たたき台の可能性はあるとはいえ、このメンバーであれば、カレンブーケドールとクロノジェネシスを軽視するのは危険かと思います。
年齢別の成績は4歳【4.5.3.22】5歳【5.1.5.17】6歳【1.3.2.25】7歳【0.1.0.21】で7歳は厳しい結果となっています。
ドレッドノータス、ノーブルマーズは今回は厳しいとみていいですか?
この時期の7歳馬は、一線級が出走することが少ないことが原因かと思われます。
なので、7歳馬だからダメということはありませんが、ドレッドノータス及びノーブルマーズは、若い馬に比べると、能力的には不利な感が否めないことも確かです。
池江 泰寿厩舎(クラージュゲリエが出走)は京都2200mですと期間内(4.3.3.7)で連対率41.2%、複勝率58.8%です。
厩舎によって得意不得意なコースはあるのでしょうか?
厩舎によって得意不得意なコースということはありませんが、池江厩舎の場合、クラシックを狙える良血馬が入厩することが非常に多いので、芝の中長距離での実績が良くなるだけかと思われます。
カレンブーケドールは斤量53キロですがかなり有利に働きますか?
ジャパンカップ2着の実績を考慮すると、かなり有利だと思います。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。