農林水産省賞典 函館記念(GⅢ)/函館/ハンデ/2000m(右・芝)
函館記念の過去データに関する質問にマスターが答えます!
目次
函館2,000mの特徴からみる函館記念2020
函館2,000mの特徴について教えてください。
直線の短い小回り競馬場なので、内枠・先行馬が有利になりやすいです。更に、今年は例年と違ってコース替わり2週目ということをも加味すると、この傾向は強まると思います。
枠順別成績(過去20年)からみる函館記念2020
過去20年の枠順別成績です。2~4枠を重視した方がいいのでしょうか?
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
1枠 | 0-1-2-31 | 0.0% | 2.9% | 8.8% | 0.0% | 38.8% |
2枠 | 5-4-4-23 | 13.9% | 25.0% | 36.1% | 83.9% | 134.4% |
3枠 | 5-1-1-30 | 13.5% | 16.2% | 18.9% | 83.0% | 54.9% |
4枠 | 5-3-2-29 | 12.8% | 20.5% | 25.6% | 161.3% | 104.6% |
5枠 | 2-4-3-30 | 5.1% | 15.4% | 23.1% | 51.5% | 108.2% |
6枠 | 1-3-2-33 | 2.6% | 10.3% | 15.4% | 23.1% | 46.9% |
7枠 | 1-3-1-34 | 2.6% | 10.3% | 12.8% | 120.8% | 92.3% |
8枠 | 1-1-5-33 | 2.5% | 5.0% | 17.5% | 16.3% | 104.8% |
たまたま1枠の成績が悪いですが、基本的には内枠が有利です。例年はコース替わり1周目に函館記念が行われていたことを考えると、このように内枠が好成績となるのは当然だと思います。
脚質別成績(過去20年)からみる函館記念2020
以下、過去20年の脚質別成績です。逃げ・先行馬の勝率が高いです。ただ、2015年~2019年まではBコース1週目でしたが、今年はBコース2週目の開催です。今年は差し・追い込み馬にもチャンスはあるでしょうか?
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
逃げ | 3-2-2-14 | 14.3% | 23.8% | 33.3% | 81.9% | 122.4% |
先行 | 8-11-9-43 | 11.3% | 26.8% | 39.4% | 99.2% | 186.8% |
差し | 8-7-7-93 | 7.0% | 13.0% | 19.1% | 98.0% | 81.3% |
追込 | 1-0-2-93 | 1.0% | 1.0% | 3.1% | 6.5% | 9.7% |
1週目の先週の競馬をみると、かなりインが有利な馬場状態となっていました。それを考えると、今年も逃げ・先行が有利になる可能性が高いと思います。
巴賞の好走組は不振?函館記念2020
前走巴賞組は過去10年の成績が【1.4.2.44】ですが、1~2着馬は【0.0.0.14】と不振です。好走した馬の好調は中1週では続かず、逆に叩き台とした馬にチャンスがあるのでしょうか?
例年は、コース替わり1週目に行われるということもあって、巴賞で先行して敗れた馬が巻き返すというパターンが多いと思います。ただし、今年は、巴賞も前残りの競馬だったので、一概にこのデータが当てはまるとは思いません。
洋芝適正ってあるの?函館記念2020
函館・札幌は洋芝で、洋芝適正がある馬とない馬があると言われています。どういった馬が洋芝に適しているのでしょうか?また適正を重視するとすれば、リピーターとなる昨年函館記念2着のマイネルファンロンにチャンスはありますか?
洋芝でしか走らない、洋芝だからだめといった馬はほとんどいません。馬の能力を正確に分析すれば、どの馬が通用するかはわかります。なお、マイネルファンロンは去年行ったきりの展開に恵まれたので、今年も同様の展開になるかどうかがポイントだと思います。
カウディーリョの先行力からみる函館記念2020
マスターの競馬予想コラムでは、カウディーリョの能力分析で「今の函館の馬場向きの器用な先行力がある」とありましたが、器用さというのはどういう意味でしょうか?コーナリングが上手いという意味ですか?
先行力があって好位から競馬ができるという意味です。このような馬が内枠を引けば、好位のインの絶好位で競馬ができるので好走する可能性が高まります。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。