フェブラリーステークス(GⅠ)/東京/定量/1600m(左・ダート)
フェブラリーステークス(2019年)は、藤田菜七子騎手のG1初騎乗で注目を集めたが、1番人気のインティ(武豊)と2番人気のゴールドドリームという人気馬2頭での決着となった。
競馬理論の競馬予想では、サクセスエナジーに競り込まれる可能性を考慮し、インティを対抗評価にとどめた。
インティ
レースでは、インティは、好スタートを切ると、楽に先手を取ることができた。
そして、インティは、スローペースで馬なりのまま直線に向くと、直線入り口で後続を突き放して、ゴールドドリームの追い上げを退け、フェブラリーステークス(2019年)を制覇した。
インティのフェブラリーステークス(2019年)の勝利という結果は、G1にしてはかなり楽なペースで逃げる展開に恵まれたものだが、初の一線級相手でも逃げ切ったことは立派である。
よって、今後のG1戦線の競馬予想においても、能力的に底を見せていないインティに高い評価を与えて当然である。
ゴールドドリーム
一方、フェブラリーステークス(2019年)では、2番人気のゴールドドリーム(ルメール)が2着に入った。
競馬理論の競馬予想では、常に強い内容で崩れないゴールドドリームを連軸という意味で本命に予想した。
レースでは、ゴールドドリームは、中団の馬群の中で脚をためた。
そして、ゴールドドリームは、直線でスムーズに外に持ち出されると、一頭だけ次元の違う脚を使ったが、インティを捕らえることはできず、2着止まりであった。
ゴールドドリームのフェブラリーステークス(2019年)の2着という結果は、スローの前残りの展開ながらもクビ差まで迫っており、負けて強しの内容であった。
よって、今後のG1戦線の競馬予想では、もう少し先行馬さえ揃っていれば、ゴールドドリームがインティを逆転可能と判断すべきである。
ユラノト
一方、フェブラリーステークス(2019年)では、8番人気のユラノト(福永祐一)が3着に入った。
ユラノトは、中団のインで脚をため、直線でも内を突いていい脚を使ったが、上位2頭には大きく離されてしまい、3着止まりであった。
ユラノトのフェブラリーステークス(2019年)の3着という結果は、スローで前が止まらない展開の中でロスのない競馬に恵まれたものであり、レース内容としては着順ほどの価値はない。
よって、今後の重賞戦線の競馬予想においては、ユラノトが好走するためには、器用な先行力を生かせる展開になるかどうかにかかっていると判断すべきである。
以上のように、フェブラリーステークス(2019年)は、インティの逃げ切りで幕を閉じた。
ただし、レース内容としては、ゴールドドリームも互角以上であった。
競馬理論のファンの方は、今後もインティ及びゴールドドリームの走りに大いに期待して頂きたい。
予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。