中京記念(G3)/中京競馬場/芝1600m/左/条件:サラブレッド系3歳以上/賞金:3900万
中京記念は、6番人気のスマートオリオンの勝利で幕を閉じた。
競馬理論の競馬予想では、能力的には通用するものの距離延長がマイナスと判断し、スマートオリオンを軽視してしまった。
レースでは、スマートオリオンは、好位追走から直線で早めに先頭に立ってそのまま押し切り、中京記念を制覇した。
スマートオリオンの中京記念の勝利という結果は、マイル戦でも能力を発揮できることを示したが、デムーロ騎手の好騎乗によるものでもある。
よって、今後のマイル戦線の競馬予想においては、距離の柔軟性を見せたスマートオリオンにそれなりの高い評価を与えるべきだが、持ち味の器用さを生かせる展開に恵まれる必要があると判断すべきである。
一方、中京記念では、13番人気のアルマディヴァンが2着に入り波乱を演出した。
アルマディヴァンは、後方のインで脚をため、直線では馬群を割るように伸びたが、スマートオリオンにクビ差だけ届かず、2着止まりであった。
アルマディヴァンの中京記念の2着という結果は、
52キロのハンデとコースロスのない競馬に恵まれたものだが、展開次第では重賞でも通用する能力を示した。
よって、今後のマイル戦線の競馬予想においては、アルマディヴァンに押さえ程度の評価を与えれば十分である。
一方、中京記念では、3番人気のダローネガが3着に追い込んだ。
ダローネガは、中団よりやや後方の外目を追走し、直線でも外から追い込んだが、内を通った2頭には届かず、3着に敗れてしまった。
ダローネガの中京記念の3着という結果は、コース取りの差が大きく、負けて強しの内容であった。
よって、今後のマイル戦線の競馬予想においては、相手なりに走るダローネガがスマートオリオン及びアルマディヴァンを逆転してもおかしくないと判断すべきである。
以上のように、中京記念は、初距離を克服したスマートオリオンの勝利で幕を閉じた。
しかしながら中京記念は、ハンデ戦であった上に、7着までが0秒2差の大混戦であり、おきな能力差はない。
競馬理論のファンの方は、中京記念組の着順が次走以降大きく入れ替わる可能性があることを頭に入れておいて頂きたい。

予想屋マスター事務局スタッフ片山・麻生が担当しております。 ご意見、ご要望などいただけたら嬉しいです。
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